• 管理ツールコマンドは，コマンドプロンプトで実行してください。
• 管理ツールコマンドを実行する前に，管理ツールコマンドの排他を開始する必要があります。管理ツールコマンドの排他については，「7.8　管理ツールコマンドの実行」を参照してください。
• 管理ツールコマンドの実行時にリターンコードは出力されません。設定用コマンドが正しく実行されたかどうかは，出力用コマンドを実行して確認してください。
• 日付を指定する場合は，実在する日付を指定してください。実在しない日付を指定すると，別の日付で登録されるなど，正しく動作しない場合があります。
• 管理ツールコマンドにはバックアップ・リストア機能はありません。コマンドの誤操作などの際にデータを回復できるよう，コマンドの実行前にデータのバックアップを取得してください。
  バックアップ・リストア機能は，HiRDBの機能を使用してください。
  
• 管理ツールコマンドは，実行中に中断しないでください。
• コマンドと引数の間には，半角スペースを指定してください。
• 引数と引数の間には，半角スペースを指定してください。

管理ツールコマンドの引数に入力ファイルや出力ファイルを指定する場合，次の点に注意してください。

(a)　入出力ファイル内の「国際化」が付く項目について

「国際化」で始まる項目（例：「国際化組織名」）には，日本語を使用できます。

(b)　出力用コマンドで指定する出力ファイルについて

出力ファイル名がマニュアル内に明示されていない場合，出力ファイルは次の点を留意して指定してください。

• 出力用コマンド（管理ツールコマンド名が「sfexp」で始まるもの）は，現在のデータベースの状態を出力します。出力データがない場合でも1行目に見出し行が出力されるため，出力されるファイルはサンプルとして使用できます。
• ファイル名の命名規則は，Windowsの命名規則に従ってください。
• 出力ファイルのファイル形式には制限はありません。
  設定用コマンドの入力ファイルとして出力ファイルを利用する場合，編集しやすいファイル形式を指定してください（例：テキスト形式，CSV形式など）。
  
• すでに存在するファイルは指定しないでください。指定するとエラーになります。
• 引数に指定するファイル名とファイルパスには，次の文字は使用しないでください。使用すると，管理ツールコマンドの実行が異常終了します。
  半角スペース，%，^，&，(，)，=，;，,（コンマ）
  

(c)　設定用コマンドで指定する入力ファイルについて

• ファイル名の命名規則は，Windowsの命名規則に従ってください。
• ファイル内の項目の間は「,（半角コンマ）」で区切ってください。
• ファイル内の項目の値に「,（半角コンマ）」は指定しないでください。
• ファイル内に#で始まる行を記述すると，コメント行とみなされます。
• ファイル内に空行を記述すると，無視されます。
• CSVファイルを入力ファイルとして指定する場合，処理区分が「I」のレコードが大量に含まれていると，実行が終了するまでに時間がかかります。不要なレコードは削除してから実行してください。
• 引数に指定するファイル名とファイルパスには，次の文字は使用しないでください。使用すると，管理ツールコマンドの実行が異常終了します。
  半角スペース，%，^，&，(，)，=，;，,（コンマ）
  
• 以下の出力用コマンドは，削除待ちユーザまたは削除待ち施設も出力します。
  
  • グループメンバ管理のsfexpgrpmem.bat
  • 上司秘書管理のsfexpbosscr.bat
  • 施設管理者管理のsfexpfctmgr.bat
  • 施設アクセス権管理のsfexpfctacc.bat
  • 不要スケジュール削除管理のsfexpusracc.bat
  • ユーザ単位アクセス権管理のsfexpdelschtrm.bat／sfsetdelschtrm.bat
  ユーザ単位アクセス権管理の出力用コマンドsfexpdelschtrm.batに対する設定用コマンドsfsetdelschtrm.batでは，削除待ちユーザまたは削除待ち施設の更新・削除を行わないでください。