Groupmax Scheduler/Facilities Manager Version 7 システム管理者ガイド
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(1) コマンドの書式
chkorder.exe [-{rsd|smn|msd|ssd|nsd}] [-v] [-r] [-f logfile_name] directory_name
directory_nameで指定したディレクトリ(デフォルトは\Groupmax\apposv\data)下のファイルを検索し,拡張子がrsd,smn,msd,ssd又はnsdであるファイルの正当性をチェックします。拡張子とファイル内容の対応を次に示します。
- rsd:予約受信ファイル
- smn:発信番号控えファイル
- msd:予約発信メンバ控えファイル
- ssd:予約発信控えファイル
- nsd:自登録ファイル
正当性のチェックは,各ファイルのレコードを先頭から順次読み込み,すべてのレコードが日付の昇順に並んでいるかを調べることによって行います。チェックによってファイルの中身にエラーがある場合,標準出力にファイル名を出力します。
- 第1引数
-{rsd|smn|msd|ssd|nsd}:チェック対象ファイルの指定
-rsd:チェック対象を拡張子が「rsd」のファイルだけに限定します。
-smn:チェック対象を拡張子が「smn」のファイルだけに限定します。
-msd:チェック対象を拡張子が「msd」のファイルだけに限定します。
-ssd:チェック対象を拡張子が「ssd」のファイルだけに限定します。
-nsd:チェック対象を拡張子が「nsd」のファイルだけに限定します。
-rsd,-smn,-msd,-ssd,-nsd引数を複数指定すると,チェック対象を複数指定できます。また,引数を一切指定しない場合,すべてのファイルをチェック対象にします。
- <例1>
- chkorder -rsd -ssd C:\Groupmax\apposv\data
- ディレクトリC:\Groupmax\apposv\data下の*.rsd,*.ssdファイルだけをチェックします。
- <例2>
- chkorder -rsd -smn -msd -ssd -nsd C:\Groupmax\apposv\data
- <例3>
- chkorder C:\Groupmax\apposv\data
例2と例3の動作は同一となります。
- 第2引数
-v:ファイルの全レコード内容出力
標準出力にチェックしたファイルの全レコード内容をします。第1引数で指定したチェック対象によって,出力内容は次のようになります。
- 予約受信ファイル(拡張子がrsd)の場合
通番,予約日付,予約開始時間,ユーザID,予約データ番号,予約した日
- 発信番号控えファイル(拡張子がsmn)の場合
通番,日付,MaxNo
- 予約発信メンバ控えファイル(拡張子がmsd)の場合
通番,予約データ番号,予約開始日,予約したユーザID,ユーザ日本語名,回答した日時
- 予約発信控えファイル(拡張子がssd)の場合
通番,予約データ番号,予約開始日時,予約した日時
- 自登録ファイル(拡張子がnsd)の場合
通番,予約日付,予約開始時間,予約データ番号
- 第3引数
-r:自動回復の指定
チェックによってファイルの中身にエラーがある場合,正常なファイルに自動的に回復します。
- 第4引数
-f logfile_name:出力ファイルの指定
標準出力以外に,logfile_nameにも出力します。logfile_nameで指定したファイルが既に存在する場合はファイルを上書きします。
- 第5引数
directory_name:チェック対象ディレクトリ
チェック対象のファイルは,directory_nameで指定したディレクトリ下のすべてのファイルと,直下のサブディレクトリの下のすべてのファイルです(サブディレクトリは再帰的に検索されません)。
(4) コマンドパス
<インストールディレクトリ>\bin\chkorder.exe
デフォルトは,C:\Groupmax\apposv\bin\chkorder.exe
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