Groupmax Scheduler/Facilities Manager Version 7 システム管理者ガイド

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10.5 Facilities Manager使用時の注意事項

Facilities Manager使用時の注意事項を次に示します。

  1. 既にFacilities Managerを運用している状態から,新規にScheduler Serverの運用を開始する場合,ユーザ管理情報は,Scheduler ServerとFacilities Managerとで共有されていますので,その情報がそのまま使用できます。
  2. Scheduler ServerとFacilities ManagerをAddress Serverとの連携で運用する場合,「ユーザ情報再作成」と「変更通知情報取得」は,「Scheduler Serverコンフィギュレーション」又は「Facilities Managerコンフィギュレーション」のどちらか一方で実行してください。両方で実行する必要はありません。
  3. Scheduler Server上でユーザを施設として擬似的に扱い,施設管理をしている状態から,新規にFacilities Managerの運用を開始する場合,次に述べる手順で実施してください。これによって,Scheduler Serverで運用していた予約データを引き続きFacilities Managerから利用できます。
    1.Scheduler Serverに登録されている(擬似的に施設として扱っていた)ユーザを削除します。
    2.管理ツールを使用して,同一ID,同一名称で施設として再登録します。
    注意事項
    ・1.と2.の操作の間に「不要スケジュール削除」は実行しないでください。
    ・移行前に予約されていたスケジュールを予約発信者が削除,取り消し,又は変更するとエラーになります。この場合,施設管理者が該当するスケジュールの予約を削除,取り消し,又は変更してください。
  4. マルチサーバ構成のシステムで,Scheduler ServerとFacilities Managerの両方を運用する場合,すべてのサーバマシンで,Scheduler ServerとFacilities Managerの両方をインストールし,両方とも起動しておく必要があります。
  5. 登録する施設IDとして,次の例に示すようなアルファベットの大文字と小文字だけが異なる施設IDは登録しないでください。登録すると,それらの施設は正常にクライアントから使用できなくなります。管理ツールでアルファベットの大文字と小文字が異なる施設を登録できるためご注意ください。
    <例>
    abc123
    ABC123
    Abc123