Groupmax Scheduler/Facilities Manager Version 7 システム管理者ガイド
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組織対施設アクセス権を利用する場合の注意事項は次のとおりです。
- 組織ごとの組織対施設アクセス権の設定をしなかった場合,又はすべての組織に対して「選択」の設定に戻した場合には,すべてのユーザで該当する施設がクライアントの[メンバ]ツリービューに表示されます。
- 組織ごとの組織対施設アクセス権を新たに設定した場合には,施設アクセス権を設定した時点で,クライアントの[メンバ]ツリービューでの施設の見え方が変わります。
- 組織ごとの組織対施設アクセス権を設定する前に施設をグループ登録している場合には,施設アクセス権設定後に該当する施設に対してアクセス権がなくなっても,ファイルモードではグループ登録された施設からはスケジュール参照・予約ができます(クライアントの[メンバ]ツリービュー「施設」下には表示されません)。
グループ登録された施設に対して参照,予約を制限するには,次のように設定してください。AppoSV.iniの設定内容については,「3.2.6 AppoSV.iniファイルの設定値一覧」を参照してください。
- 【設定ファイル】
- <Groupmax Scheduler Server インストールフォルダ>\bin\AppoSV.ini
- 【設定内容】
- [Security]
- ATB_AVAILABLE=ON
- 上記を設定した場合,該当する施設に0時から24時まで予約禁止時間帯が設定されているようにスケジュールを表示します。
- 上記を設定した場合でも,自分が予約したスケジュールは削除できます。
- 組織ごとの組織対施設アクセス権を設定する前に,クライアントで施設のスケジュールを表示した状態を保存する設定にしていた場合,施設アクセス権設定後に該当する施設に対してアクセス権がなくなっても,ファイルモードではスケジュール参照・予約ができます(クライアントの[メンバ]ツリービュー「施設」下には表示されません)。ただし,次の設定によって,該当する施設に対して参照,予約を制限できます。
- 【設定ファイル】
- <Groupmax Scheduler Serverインストールフォルダ>\bin\AppoSV.ini
- 【設定内容】
- [Security]
- ATB_AVAILABLE=ON
- 上記を設定した場合,該当する施設に0時から24時まで予約禁止時間帯が設定されているようにスケジュールを表示します。
- 上記を設定した場合でも,自分が予約したスケジュールは削除できます。
- 組織ごとの組織対施設アクセス権を設定する前に,施設に予約していた場合には,施設アクセス権設定後にアクセス権がなくなっても,ファイルモードでは該当する予約スケジュールに対しては削除・変更ができます。ただし,次の設定によって,該当する予約スケジュールに対する変更を制限できます。
- 【設定ファイル】
- <Groupmax Scheduler Server インストールフォルダ>\bin\AppoSV.ini
- 【設定内容】
- [Security]
- ATB_AVAILABLE=ON
- 上記を設定した場合,該当する施設に0時から24時まで予約禁止時間帯が設定されているようにスケジュールを表示します。
- 上記を設定した場合でも,自分が予約したスケジュールは削除できます。
- 兼任ユーザが存在する場合,組織ごとの組織対施設アクセス権は,主体ユーザと兼任ユーザそれぞれの設定の和になります。どちらかが属する組織にアクセス権が許可されている場合には,その施設はクライアントの[メンバ]ツリービューに表示されます。
- 組織対施設アクセス権によって,秘書が所属する組織にはアクセス権がなく,上司が所属する組織にはアクセス権がある場合,秘書のツリービューには該当の施設が表示されません。秘書が上司の代わりに該当の施設に予約する必要がある場合は,秘書,又は秘書の兼任ユーザを上司と同じ組織に登録してください。
- 施設管理者の場合は,自身が属している組織のアクセス権設定に関係なく,自分が管理者となっている施設はクライアントの[メンバ]ツリービューに表示されます。
- 施設管理者がFacilities Clientにログインしたときに表示される施設一覧には,施設管理者自身の属している組織がアクセス権のある施設とすべての組織からのアクセスが許可された(「選択」となっている)施設だけとなります。
- 組織ごとの組織対施設アクセス権を設定している環境で,組織を新しく追加した場合は,組織ごとの施設アクセス権を再設定してください。追加した組織の施設のアクセス権は,追加した直後は次のとおりとなります。
- すべての組織からアクセスが許可されている施設に対しては,「選択」状態,つまりアクセスが許可された状態
- アクセスできない組織が一つでも設定されている施設に対しては,「非選択」状態,つまりアクセスできない状態
- Address Server非連携時には,管理ツールで事業所の直下にユーザを作成できますが,このユーザは組織ごとの組織対施設アクセス権を正しく設定できないという制限事項があります。
組織ごとの施設アクセス権を利用したい場合は,組織の下に兼任ユーザを登録してその組織に対して設定してください。
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