Groupmax Scheduler/Facilities Manager Version 7 システム管理者ガイド

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4.4 システム共通定義の作成

システム共通定義ファイルpdsysに,次の表に示すオペランドと値を設定してください。これ以外のオペランドはご利用の環境に応じて設定してください。

システム共通定義のオペランド及び設定値については,マニュアル「HiRDB システム定義」を参照してください。

表4-2 システム共通定義ファイルpdsysに設定する内容

オペランド 設定する値 設定する内容
pd_max_users 11 最大同時接続数を指定します。
推奨値は11以上です。
クライアントで接続タイムアウトが多発する場合は,この項目の設定値を増やしてください。
pd_large_file_use Y 2,048MB以上のHiRDBファイルシステム領域を使用するかどうかを指定します。
pd_java_archive_directory 任意のフォルダ Javaストアドプロシジャ又はJavaストアドファンクションで使用するJARファイルの格納ディレクトリ名を絶対パス名で指定します。
pd_java_runtimepath Java Runtime Environmentのルートディレクトリを絶対パス名で指定します。
pd_java_libpath Java仮想マシンのライブラリが格納されているディレクトリをJava Runtime Environmentのルートディレクトリ(pd_java_runtimepathオペランドの値)への相対パス名で指定します。
pd_java_stdout_file Java仮想マシンでの標準出力又は標準エラー出力をファイルへ出力する場合,そのファイル名を絶対パス名で指定します。このオペランドを省略すると,Java仮想マシンでの標準出力又は標準エラー出力が無視されます。
pd_java_classpath HiRDBのpdjdbc2.jarのパス Java仮想マシンで使用するクラスパスを絶対パス名で指定します。
pd_sql_object_cache_size 308 「(pd_max_usersの値+3)×22」の値を指定します。

注※
次の式を満たす値を設定してください。
全サーバのAppoSV.iniのSVMaxConnectの設定値+RMSVMaxConnectの設定値+1
 ≦ HiRDBのシステム共通定義pdsysのpd_max_usersの値

パラレルサーバの場合は,すべてのサーバで設定が必要です。この設定によって,「4.13 ストアドプロシジャの設定」でストアドプロシジャを設定する際にシステムマネージャ上でpdjarsyncを実行すれば,すべてのサーバにjarファイルが登録されます。