Groupmax Scheduler/Facilities Manager Version 7 システム管理者ガイド
スケジュールの管理データ及びスケジュールデータは,Scheduler ServerとFacilities Manager自身で管理する方法と,HiRDBで一元管理する方法があります。どちらで運用するかは環境設定時に決定し,ファイルモード又はDBモードとして設定する必要があります。
ファイルモードとDBモードの概要を次の表に示します。
表1-1 ファイルモードとDBモードの概要
| 運用モードの種類 | 説明 |
|---|---|
| ファイルモード | スケジュールの管理情報を製品自身が管理する方法です。 Scheduler Serverの07-32以前のバージョンは,ファイルモードとして動作します。 |
| DBモード | スケジュールの管理情報をHiRDBで一元管理する方法です。 HiRDBマシンでの環境設定が必要です。他システムとの連携はできません。 タイムゾーン情報やデフォルト地域コードを設定することで,国際化に対応できます。国際化に対応したクライアントでは,次のことができます。
|
Scheduler Serverのインストール時,運用モードにはファイルモードが設定されています。運用モードをDBモードに切り替えるには,DBMode.batを実行してください。運用モードの切り替え方法については「3.2.1 運用モードの決定」を参照してください。
ファイルモードとDBモードの違いを次の表に示します。
表1-2 ファイルモードとDBモードの違い
| 運用モード | ファイルモード | DBモード |
|---|---|---|
| サーバの種類 | サーバの種類は次のとおりです。シングルサーバ構成の場合,親サーバだけを設定してください。 |
サーバの種類は次のとおりです。シングルサーバ構成の場合,マスターサーバだけを設定してください。 |
| 管理データの格納場所 |
|
すべてのサーバをHiRDBに接続し,管理データとスケジュールデータを一つのデータベースに格納する必要があります。 |
| Address Serverとの連携 | Address Serverと連携する場合,親サーバにAddress Serverがインストールされている必要があります。 | Address Serverとの連携は必須です。マスターサーバにAddress Serverをインストールし,連携させる必要があります。 |
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