Dynamic Link Manager Software ユーザーズガイド(Windows®用)
- この項の構成
- (1) クラスタ環境以外の場合
- (2) MSCS環境の場合
- (3) VCS環境の場合
- (4) MSCS環境またはVCS環境以外の場合
ライセンスキーを用意してから,HDLMをインストールしてください。
- JP1/NETM/DMを使用してHDLMをリモートインストールする場合,HDLMをインストールするすべてのホストに対して手順1から手順5までを実行してから,手順14に進んでください。
- サイレントインストールする場合は,あらかじめインストールに必要な情報を定義したインストール情報設定ファイルを用意しておいてください。
- Windowsに,Administratorsグループのユーザでログオンします。
- Windowsがインストールされたドライブの直下に,ライセンスキーファイルを格納します。HDLMをリモートインストールしない場合は,ライセンスキーファイルを使用しないで直接ライセンスキーを指定することもできます。
インストール先ドライブ:\hdlm_licenseライセンスキーファイルは,インストールが終了すると削除されます。
HDLMをリモートインストールしない場合は,手順6に進んでください。- JP1/NETM/DMを使用してHDLMをリモートインストールする場合は,配布管理システムにログインします。
手順4および5は,配布管理システムの操作です。- リモートインストールマネージャを起動します。
スタートメニューから[プログラム]-[JP1_NETM_DM Manager]-[リモートインストールマネージャ]を選択して起動します。- [ジョブ定義]ウィンドウを開き,登録したジョブを選択すると,ジョブが反転表示されます。[実行]-[ジョブの実行]を選択します(またはジョブの実行ボタンをクリックします)。
配布指令で指定したすべてのホストにHDLMがインストールされます。
インストールが終了したら手順14に進んでください。手順14以降の操作は,HDLMをインストールしたすべてのホストに対して実施してください。- インストールを実行します。
- サイレントインストールしない場合は,DVDをセットします。
表示されたウィンドウにある[Hitachi Dynamic Link Manager Software]の[for Windows]の横にある[Install]ボタンをクリックします。
ウィンドウが表示されない場合は,インストーラー(setup.exe)を直接実行してください。
HDLMがすでにインストールされているかチェックされます。05-40以前のHDLMがインストールされている場合は,KAPL09129-Eのメッセージが表示されます。その場合は,「3.5.7 05-40以前のHDLMから05-50以降のHDLMへの移行」の手順に従ってください。05-50以降のHDLMがインストールされている場合は,KAPL09173-Wのメッセージが表示されます。その場合は,「3.5.6 HDLMのアップグレードまたは再インストール」の手順に従ってください。メッセージが表示されない場合は,手順7へ進んでください。- サイレントインストールする場合は,installhdlmユティリティを実行します。
コマンドプロンプトから,次に示すコマンドを実行してください。インストールDVDが入ったドライブ:\HDLM_Windows\DLMTools\installhdlm -f インストール情報設定ファイルHDLMがすでにインストールされているかチェックされます。05-40以前のHDLMがインストールされている場合は,KAPL09129-Eのメッセージが表示されます。その場合は,「3.5.7 05-40以前のHDLMから05-50以降のHDLMへの移行」の手順に従ってください。05-50以降のHDLMがインストールされている場合は,KAPL09183-Iのメッセージが表示されたあと,アップグレードインストールまたは再インストールが実行されます。
インストール情報設定ファイルのrestartキーで,n(再起動しない)を指定した場合は,手順13へ進んでください。
インストール情報設定ファイルのrestartキーで,y(再起動する)を指定した場合は,手順18へ進んでください。- MPIOドライバのバージョンのチェックとインストールが行われます。インストールしてよいかどうかを確認するメッセージが表示された場合は,HDLM以外のマルチパス管理ソフトウェアがインストールされているかを確認してください。
- HDLM以外のマルチパス管理ソフトウェアがインストールされている場合は,[キャンセル]ボタンをクリックしてインストールを中止し,そのマルチパス管理ソフトウェアをアンインストールしてください。そのあと,HDLMをインストールしてください。
- HDLM以外のマルチパス管理ソフトウェアがインストールされていない場合は,[次へ]ボタンをクリックしてインストールを続行してください。
- 画面に表示されるメッセージに従って,ライセンスキーファイルを指定,またはライセンスキーを入力します。
- 手順2でライセンスキーファイルを格納した場合,手順2で格納したライセンスキーファイルを指定してください。
- ライセンスキーファイルを使用しない場合は,ライセンスキーを直接入力してください。
- 画面に表示されるメッセージに従って,インストール先のフォルダを指定します。
HDLMパーシステントリザーブキー登録ユティリティ(dlmprsvkey)が自動的に実行され,PRSVキーが生成されます。ただし,NICが存在しない場合など,生成に失敗することがあります。PRSVキーが時刻情報だけで生成された場合,または生成に失敗した場合は,PRSVキーの入力を求めるダイアログボックスが表示されます。
PRSVキーの入力を求めるダイアログボックスが表示された場合は,手順10へ進んでください。それ以外の場合は,手順12へ進んでください。- PRSVキーの入力を求めるダイアログボックスの説明に従って,PRSVキーを入力してください。
PRSVキーは,HDLMの機能が正常に動作するために必要です。また,ほかのホストと値が重複しない必要があります。- KAPL09128-Wのメッセージが表示された場合は,再度PRSVキーの入力を求められますので,適切なPRSVキーを入力してください。
メッセージが表示されない場合は,次の手順に進んでください。- 画面に表示されるメッセージに従って操作を進めます。
- インストール中に次に示す文章で始まるダイアログが表示されて,かつHBAドライバにStorport Miniportドライバを使用する場合は,いったんHDLMのインストールを中止してください。そのあと,MicrosoftのStorportドライバのQFE838894以降,またはWindows Server 2003のSP1以降をインストールしてください。
Storport Miniportドライバ使用時の注意事項 HBAドライバにStorport Miniportドライバを使用の際は,必ずお読みください。 このシステムのStorport.sys(Microsoft(R) Storportドライバ)のファイルバージョンはn.n.nnnn.nです。 HBAドライバにStorport Miniportドライバを使用の際は,ファイルバージョンn.n.nnnn.n以降のStorport.sysに更新してください。- インストールが終了する前に,PRSVキーが登録されます。KAPL09131-Wのメッセージが表示された場合は,手順14の記述に従って対処します。
- インストールが終了するとホストの再起動を求めるメッセージが表示されますが,再起動する必要はありません。
- 最後のインストール画面で,「Global Link Managerを使用してWindowsファイアウォールが有効となっているホストを管理する場合は,firewall_setupコマンドを実行しファイアウォールの例外登録を行なってください。」というメッセージが表示されることがあります。
Global Link Managerを使用してHDLMを管理しない場合,対処する必要はありません。
Global Link Managerを使用してHDLMを管理する場合は,ファイアウォールの例外登録を実行してください。詳細については「3.5.9 Global Link Managerを使用してHDLMを管理する場合のファイアウォールの設定」を参照してください。- インストール結果の確認をします。
サイレントインストールした場合,インストール結果をコマンドプロンプトで確認してください。- インストールが終了したら,-vパラメタを指定して,dlmprsvkeyユティリティを実行します。
次に示すコマンドを実行してください。
HDLMのインストール先フォルダ\bin\dlmprsvkey -v
dlmprsvkeyユティリティの実行によって表示されたPRSVキーが,SAN内のほかのホストのPRSVキーと重複していないか確認してください。リモートインストールの場合,すべてのホストにPRSVキーが登録されているか確認してください。PRSVキーが重複している場合,PRSVキーが登録されていない場合,またはKAPL09131-Wのメッセージが表示された場合は,-rパラメタを指定してdlmprsvkeyユティリティを実行し,再度登録してください。PRSVキーが登録されていない場合,HDLMの機能が正常に動作しないことがあります。dlmprsvkeyユティリティの詳細については,「7.4 dlmprsvkey HDLMパーシステントリザーブキー登録ユティリティ」を参照してください。ライセンスキーファイルを使用した場合,インストールが終了すると削除されます。削除に失敗した場合はKAPL09115-Wのメッセージが表示されます。その場合はエクスプローラなどを使用して,手動で削除してください。- ホストをシャットダウンします。
手順23でHDLMを正常にインストールできたかどうかを確認するまでは,シングルパス構成のままにしてください。- ストレージシステムの設定を変更します。
ストレージシステムの保守マニュアルに記載されている内容に従って,ストレージシステムの設定を変更してください。- ホストを起動します。
- Windowsに,Administratorsグループのユーザで再度ログオンします。
- ログの確認,およびPRSVキーの確認をします。
手順14を実行した場合,この手順は不要です。手順20に進んでください。
サイレントインストールした場合で,インストール情報設定ファイルのrestartキーで,y(再起動する)を指定したときは,installhdlm.logにKAPL09181-Iのメッセージが出力されていることを確認してください。ログについては,「3.5.3 HDLMをサイレントインストールする場合の準備」の「(2) インストール時の注意事項」および「7.7 installhdlm HDLMインストールユティリティ」の「7.7.4 ログファイルについて」を参照してください。
dlmprsvkeyユティリティの実行によって表示されたPRSVキーが,SAN内のほかのホストのPRSVキーと重複していないか確認してください。PRSVキーが重複している場合,PRSVキーが登録されていない場合,またはKAPL09131-Wのメッセージが表示された場合は,-rパラメタを指定してdlmprsvkeyユティリティを実行し,再度登録してください。PRSVキーが登録されていない場合,HDLMの機能が正常に動作しないことがあります。dlmprsvkeyユティリティの詳細については,「7.4 dlmprsvkey HDLMパーシステントリザーブキー登録ユティリティ」を参照してください。ライセンスキーファイルを使用した場合,インストールが終了すると削除されます。削除に失敗した場合はKAPL09115-Wのメッセージが表示されます。その場合はエクスプローラなどを使用して,手動で削除してください。- HDLMコマンドのviewオペレーションを実行して,各プログラムの状態を表示します。
コマンドの実行例を,次に示します。PROMPT>dlnkmgr view -sys HDLM Version : x.x.x-xx Service Pack Version : Load Balance : on(extended lio) Support Cluster : off Elog Level : 3 Elog File Size (KB) : 9900 Number Of Elog Files : 2 Trace Level : 0 Trace File Size(KB) : 1000 Number Of Trace Files : 4 Path Health Checking : on(30) Auto Failback : off Remove LU : off Intermittent Error Monitor : off Dynamic I/O Path Control : off(10) HDLM Manager Ver WakeupTime Alive x.x.x-xx yyyy/mm/dd hh:mm:ss HDLM Alert Driver Ver WakeupTime ElogMem Size Alive x.x.x-xx yyyy/mm/dd hh:mm:ss 128 HDLM Driver Ver WakeupTime Alive x.x.x-xx yyyy/mm/dd hh:mm:ss License Type Expiration Permanent - KAPL01001-I HDLMコマンドが正常終了しました。オペレーション名 = view, 終了時刻 = yyyy/mm/dd hh:mm:ss PROMPT>- viewオペレーションの実行結果からインストールされたHDLMのバージョンを確認します。
「HDLM Version」に「x.x.x-xx」が表示されていれば,正しいバージョンがインストールされています。- viewオペレーションの実行結果からプログラムが正常に動作しているか確認します。
「HDLM Manager」,「HDLM Alert Driver」,および「HDLM Driver」がすべて「Alive」であれば,プログラムが正常に動作しています。- 「3.6 パス構成の確認」に記述されている手順に従ってパス情報を確認し,シングルパス構成でHDLMを正常にインストールできたかどうかを確認します。
- すべてのHBAにケーブルを接続して,マルチパス構成に変更します。
シングルパス構成,およびマルチパス構成を次の図に示します。
- 「3.6 パス構成の確認」に記述されている手順に従ってパス情報を確認し,正常にマルチパス構成が構築できたかどうかを確認します。
HDLMをインストールしたあとにMSCSをインストールする場合と,MSCSをインストールしたあとにHDLMをインストールする場合に分けて説明します。
HDLMをインストールしたあとにMSCSをインストールする場合
- すべてのホストをシャットダウンします。
- クラスタシステムを構成するすべてのホストが完全にシャットダウンされていることを確認します。
- ホストを1台ずつ起動します。
シングルパス構成で起動してください。- Windowsに,Administratorsグループのユーザでログオンします。
- Windowsがインストールされたドライブの直下に,ライセンスキーファイルを格納します。ライセンスキーファイルを使用しないで直接ライセンスキーを指定することもできます。
インストール先ドライブ:\hdlm_licenseライセンスキーファイルは,インストールが終了すると削除されます。- インストールを実行します。
- サイレントインストールしない場合は,DVDをセットします。
表示されたウィンドウにある[Hitachi Dynamic Link Manager Software]の[for Windows]の横にある[Install]ボタンをクリックします。
ウィンドウが表示されない場合は,インストーラー(setup.exe)を直接実行してください。
HDLMがすでにインストールされているかチェックされます。05-40以前のHDLMがインストールされている場合は,KAPL09129-Eのメッセージが表示されます。その場合は,「3.5.7 05-40以前のHDLMから05-50以降のHDLMへの移行」の手順に従ってください。05-50以降のHDLMがインストールされている場合は,KAPL09173-Wのメッセージが表示されます。その場合は,「3.5.6 HDLMのアップグレードまたは再インストール」の手順に従ってください。メッセージが表示されない場合は,手順7へ進んでください。- サイレントインストールする場合は,installhdlmユティリティを実行します。
コマンドプロンプトから,次に示すコマンドを実行してください。インストールDVDが入ったドライブ:\HDLM_Windows\DLMTools\installhdlm -f インストール情報設定ファイルインストール情報設定ファイルのrestartキーで,n(再起動しない)を指定してください。
HDLMがすでにインストールされているかチェックされます。05-40以前のHDLMがインストールされている場合は,KAPL09129-Eのメッセージが表示されます。その場合は,「3.5.7 05-40以前のHDLMから05-50以降のHDLMへの移行」の手順に従ってください。05-50以降のHDLMがインストールされている場合は,KAPL09183-Iのメッセージが表示されたあと,アップグレードインストールまたは再インストールが実行されます。
インストールが終了したら手順13へ進んでください。- MPIOドライバのバージョンのチェックとインストールが行われます。インストールしてよいかどうかを確認するメッセージが表示された場合は,HDLM以外のマルチパス管理ソフトウェアがインストールされているかを確認してください。
- HDLM以外のマルチパス管理ソフトウェアがインストールされている場合は,[キャンセル]ボタンをクリックしてインストールを中止し,そのマルチパス管理ソフトウェアをアンインストールしてください。そのあと,HDLMをインストールしてください。
- HDLM以外のマルチパス管理ソフトウェアがインストールされていない場合は,[次へ]ボタンをクリックしてインストールを続行してください。
- 画面に表示されるメッセージに従って,ライセンスキーファイルを指定,またはライセンスキーを入力します。
- 手順5でライセンスキーファイルを格納した場合,手順5で格納したライセンスキーファイルを指定してください。
- ライセンスキーファイルを使用しない場合は,ライセンスキーを直接入力してください。
- 画面に表示されるメッセージに従って,インストール先のフォルダを指定します。
HDLMパーシステントリザーブキー登録ユティリティ(dlmprsvkey)が自動的に実行され,PRSVキーが生成されます。ただし,NICが存在しない場合など,生成に失敗することがあります。PRSVキーが時刻情報だけで生成された場合,または生成に失敗した場合は,PRSVキーの入力を求めるダイアログボックスが表示されます。
PRSVキーの入力を求めるダイアログボックスが表示された場合は,手順10へ進んでください。それ以外の場合は,手順12へ進んでください。- PRSVキーの入力を求めるダイアログボックスの説明に従って,PRSVキーを入力してください。
PRSVキーは,HDLMの機能が正常に動作するために必要です。また,ほかのホストと値が重複しない必要があります。- KAPL09128-Wのメッセージが表示された場合は,再度PRSVキーの入力を求められますので,適切なPRSVキーを入力してください。
メッセージが表示されない場合は,次の手順に進んでください。- 画面に表示されるメッセージに従って操作を進めます。
- インストール中に次に示す文章で始まるダイアログが表示されて,かつHBAドライバにStorport Miniportドライバを使用する場合は,いったんHDLMのインストールを中止してください。そのあと,MicrosoftのStorportドライバのQFE838894以降,またはWindows Server 2003のSP1以降をインストールしてください。
Storport Miniportドライバ使用時の注意事項 HBAドライバにStorport Miniportドライバを使用の際は,必ずお読みください。 このシステムのStorport.sys(Microsoft(R) Storportドライバ)のファイルバージョンはn.n.nnnn.nです。 HBAドライバにStorport Miniportドライバを使用の際は,ファイルバージョンn.n.nnnn.n以降のStorport.sysに更新してください。- インストールが終了する前に,PRSVキーが登録されます。KAPL09131-Wのメッセージが表示された場合は,手順14の記述に従って対処します。
- インストールが終了するとホストの再起動を求めるメッセージが表示されますが,再起動する必要はありません。
- 最後のインストール画面で,「Global Link Managerを使用してWindowsファイアウォールが有効となっているホストを管理する場合は,firewall_setupコマンドを実行しファイアウォールの例外登録を行なってください。」というメッセージが表示されることがあります。
Global Link Managerを使用してHDLMを管理しない場合,対処する必要はありません。
Global Link Managerを使用してHDLMを管理する場合は,ファイアウォールの例外登録を実行してください。詳細については「3.5.9 Global Link Managerを使用してHDLMを管理する場合のファイアウォールの設定」を参照してください。- インストール結果の確認をします。
サイレントインストールした場合,インストール結果をコマンドプロンプトで確認してください。- インストールが終了したら,-vパラメタを指定して,dlmprsvkeyユティリティを実行します。
次に示すコマンドを実行してください。
HDLMのインストール先フォルダ\bin\dlmprsvkey -v
dlmprsvkeyユティリティの実行によって表示されたPRSVキーが,SAN内のほかのホストのPRSVキーと重複していないか確認してください。PRSVキーが重複している場合,PRSVキーが登録されていない場合,またはKAPL09131-Wのメッセージが表示された場合は,-rパラメタを指定してdlmprsvkeyユティリティを実行し,再度登録してください。PRSVキーが登録されていない場合,HDLMの機能が正常に動作しないことがあります。dlmprsvkeyユティリティの詳細については,「7.4 dlmprsvkey HDLMパーシステントリザーブキー登録ユティリティ」を参照してください。ライセンスキーファイルを使用した場合,インストールが終了すると削除されます。削除に失敗した場合はKAPL09115-Wのメッセージが表示されます。その場合はエクスプローラなどを使用して,手動で削除してください。- ホストをシャットダウンします。
手順23でHDLMを正常にインストールできたかどうかを確認するまでは,シングルパス構成のままにしてください。- 手順3から手順15までを,クラスタシステムを構成するすべてのホストで実施します。
- クラスタシステムを構成するすべてのホストが完全にシャットダウンされていることを確認します。
- ホストを1台ずつ起動します。
- Windowsに,Administratorsグループのユーザで再度ログオンします。
- HDLMコマンドのviewオペレーションを実行して,各プログラムの状態を表示します。
コマンドの実行例を,次に示します。PROMPT>dlnkmgr view -sys HDLM Version : x.x.x-xx Service Pack Version : Load Balance : on(extended lio) Support Cluster : off Elog Level : 3 Elog File Size (KB) : 9900 Number Of Elog Files : 2 Trace Level : 0 Trace File Size(KB) : 1000 Number Of Trace Files : 4 Path Health Checking : on(30) Auto Failback : off Remove LU : off Intermittent Error Monitor : off Dynamic I/O Path Control : off(10) HDLM Manager Ver WakeupTime Alive x.x.x-xx yyyy/mm/dd hh:mm:ss HDLM Alert Driver Ver WakeupTime ElogMem Size Alive x.x.x-xx yyyy/mm/dd hh:mm:ss 128 HDLM Driver Ver WakeupTime Alive x.x.x-xx yyyy/mm/dd hh:mm:ss License Type Expiration Permanent - KAPL01001-I HDLMコマンドが正常終了しました。オペレーション名 = view, 終了時刻 = yyyy/mm/dd hh:mm:ss PROMPT>- viewオペレーションの実行結果からインストールされたHDLMのバージョンを確認します。
「HDLM Version」に「x.x.x-xx」が表示されていれば,正しいバージョンがインストールされています。- viewオペレーションの実行結果からプログラムが正常に動作しているか確認します。
「HDLM Manager」,「HDLM Alert Driver」,および「HDLM Driver」がすべて「Alive」であれば,プログラムが正常に動作しています。- 「3.6 パス構成の確認」に記述されている手順に従ってパス情報を確認し,シングルパス構成でHDLMを正常にインストールできたかどうかを確認します。
- すべてのHBAにケーブルを接続して,マルチパス構成に変更します。
- 「3.6 パス構成の確認」に記述されている手順に従ってパス情報を確認し,正常にマルチパス構成が構築できたかどうかを確認します。
- ホストをシャットダウンします。
- 手順18から手順26までを,クラスタシステムを構成するすべてのホストで実施します。
- ホストを1台ずつ起動します。
- MSCSをインストールします。
- ホストをシャットダウンします。
- ホストを1台ずつ起動します。
- Windowsに,Administratorsグループのユーザで再度ログオンします。
- HDLMコマンドのviewオペレーションを実行して,各プログラムの状態を表示します。
次に示すコマンドの実行例のように,Support Clusterにon MSCSが表示されていることを確認してください。PROMPT>dlnkmgr view -sys HDLM Version : x.x.x-xx Service Pack Version : Load Balance : on(extended lio) Support Cluster : on MSCS Elog Level : 3 Elog File Size (KB) : 9900 Number Of Elog Files : 2 Trace Level : 0 Trace File Size(KB) : 1000 Number Of Trace Files : 4 Path Health Checking : on(30) Auto Failback : off Remove LU : off Intermittent Error Monitor : off Dynamic I/O Path Control : off(10) HDLM Manager Ver WakeupTime Alive x.x.x-xx yyyy/mm/dd hh:mm:ss HDLM Alert Driver Ver WakeupTime ElogMem Size Alive x.x.x-xx yyyy/mm/dd hh:mm:ss 128 HDLM Driver Ver WakeupTime Alive x.x.x-xx yyyy/mm/dd hh:mm:ss License Type Expiration Permanent - KAPL01001-I HDLMコマンドが正常終了しました。オペレーション名 = view, 終了時刻 = yyyy/mm/dd hh:mm:ss PROMPT>MSCSをインストールしたあとにHDLMをインストールする場合
- MSCSをインストールします。
- ホストを再起動します。
- Windowsに,Administratorsグループのユーザでログオンします。
- Windowsがインストールされたドライブの直下に,ライセンスキーファイルを格納します。ライセンスキーファイルを使用しないで直接ライセンスキーを指定することもできます。
インストール先ドライブ:\hdlm_licenseライセンスキーファイルは,インストールが終了すると削除されます。- インストールを実行します。
- サイレントインストールしない場合は,DVDをセットします。
表示されたウィンドウにある[Hitachi Dynamic Link Manager Software]の[for Windows]の横にある[Install]ボタンをクリックします。
ウィンドウが表示されない場合は,インストーラー(setup.exe)を直接実行してください。
HDLMがすでにインストールされているかチェックされます。05-40以前のHDLMがインストールされている場合は,KAPL09129-Eのメッセージが表示されます。その場合は,「3.5.7 05-40以前のHDLMから05-50以降のHDLMへの移行」の手順に従ってください。05-50以降のHDLMがインストールされている場合は,KAPL09173-Wのメッセージが表示されます。その場合は,「3.5.6 HDLMのアップグレードまたは再インストール」の手順に従ってください。メッセージが表示されない場合は,手順6へ進んでください。- サイレントインストールする場合は,installhdlmユティリティを実行します。
コマンドプロンプトから,次に示すコマンドを実行してください。インストールDVDが入ったドライブ:\HDLM_Windows\DLMTools\installhdlm -f インストール情報設定ファイルインストール情報設定ファイルのrestartキーで,n(再起動しない)を指定してください。
HDLMがすでにインストールされているかチェックされます。05-40以前のHDLMがインストールされている場合は,KAPL09129-Eのメッセージが表示されます。その場合は,「3.5.7 05-40以前のHDLMから05-50以降のHDLMへの移行」の手順に従ってください。05-50以降のHDLMがインストールされている場合は,KAPL09183-Iのメッセージが表示されたあと,アップグレードインストールまたは再インストールが実行されます。
インストールが終了したら,手順12へ進んでください。- MPIOドライバのバージョンのチェックとインストールが行われます。インストールしてよいかどうかを確認するメッセージが表示された場合は,HDLM以外のマルチパス管理ソフトウェアがインストールされているかを確認してください。
- HDLM以外のマルチパス管理ソフトウェアがインストールされている場合は,[キャンセル]ボタンをクリックしてインストールを中止し,そのマルチパス管理ソフトウェアをアンインストールしてください。そのあと,HDLMをインストールしてください。
- HDLM以外のマルチパス管理ソフトウェアがインストールされていない場合は,[次へ]ボタンをクリックしてインストールを続行してください。
- 画面に表示されるメッセージに従って,ライセンスキーファイルを指定,またはライセンスキーを入力します。
- 手順4でライセンスキーファイルを格納した場合,手順4で格納したライセンスキーファイルを指定してください。
- ライセンスキーファイルを使用しない場合は,ライセンスキーを直接入力してください。
- 画面に表示されるメッセージに従って,インストール先のフォルダを指定します。
パーシステントリザーブキー登録ユティリティ(dlmprsvkey)が自動的に実行され,PRSVキーが生成されます。ただし,NICが存在しない場合など,生成に失敗することがあります。PRSVキーが時刻情報だけで生成された場合,または生成に失敗した場合は,PRSVキーの入力を求めるダイアログボックスが表示されます。
PRSVキーの入力を求めるダイアログボックスが表示された場合は,手順9へ進んでください。それ以外の場合は,手順11へ進んでください。- PRSVキーの入力を求めるダイアログボックスの説明に従って,PRSVキーを入力してください。
PRSVキーは,HDLMの機能が正常に動作するために必要です。また,ほかのホストと値が重複しない必要があります。- KAPL09128-Wのメッセージが表示された場合は再度PRSVキーの入力を求められますので,適切なPRSVキーを入力してください。
メッセージが表示されない場合は,次の手順に進んでください。- 画面に表示されるメッセージに従って操作を進めます。
- インストール中に次に示す文章で始まるダイアログが表示されて,かつHBAドライバにStorport Miniportドライバを使用する場合は,いったんHDLMのインストールを中止してください。そのあと,MicrosoftのStorportドライバのQFE838894以降,またはWindows Server 2003のSP1以降をインストールしてください。
Storport Miniportドライバ使用時の注意事項 HBAドライバにStorport Miniportドライバを使用の際は,必ずお読みください。 このシステムのStorport.sys(Microsoft(R) Storportドライバ)のファイルバージョンはn.n.nnnn.nです。 HBAドライバにStorport Miniportドライバを使用の際は,ファイルバージョンn.n.nnnn.n以降のStorport.sysに更新してください。- インストールが終了する前に,PRSVキーが登録されます。KAPL09131-Wのメッセージが表示された場合は,手順13の記述に従って対処します。
- インストールが終了するとホストの再起動を求めるメッセージが表示されますが,再起動する必要はありません。
- 最後のインストール画面で,「Global Link Managerを使用してWindowsファイアウォールが有効となっているホストを管理する場合は,firewall_setupコマンドを実行しファイアウォールの例外登録を行なってください。」というメッセージが表示されることがあります。
Global Link Managerを使用してHDLMを管理しない場合,対処する必要はありません。
Global Link Managerを使用してHDLMを管理する場合は,ファイアウォールの例外登録を実行してください。詳細については「3.5.9 Global Link Managerを使用してHDLMを管理する場合のファイアウォールの設定」を参照してください。- インストール結果の確認をします。
サイレントインストールした場合,インストール結果をコマンドプロンプトで確認してください。- インストールが終了したら,-vパラメタを指定して,dlmprsvkeyユティリティを実行します。
次に示すコマンドを実行してください。
HDLMのインストール先フォルダ\bin\dlmprsvkey -v
dlmprsvkeyユティリティの実行によって表示されたPRSVキーが,SAN内のほかのホストのPRSVキーと重複していないか確認してください。PRSVキーが重複している場合,PRSVキーが登録されていない場合,またはKAPL09131-Wのメッセージが表示された場合は,-rパラメタを指定してdlmprsvkeyユティリティを実行し,再度登録してください。PRSVキーが登録されていない場合,HDLMの機能が正常に動作しないことがあります。dlmprsvkeyユティリティの詳細については,「7.4 dlmprsvkey HDLMパーシステントリザーブキー登録ユティリティ」を参照してください。ライセンスキーファイルを使用した場合,インストールが終了すると削除されます。削除に失敗した場合はKAPL09115-Wのメッセージが表示されます。その場合はエクスプローラなどを使用して,手動で削除してください。- ホストをシャットダウンします。
手順23でHDLMを正常にインストールできたかどうかを確認するまでは,シングルパス構成のままにしてください。- 手順1から手順14までを,クラスタシステムを構成するすべてのホストで実施します。
- クラスタシステムを構成するすべてのホストが完全にシャットダウンされていることを確認します。
- ストレージシステムの設定を変更します。
ストレージシステムの保守マニュアルに記載されている内容に従って,ストレージシステムの設定を変更してください。- ホストを1台ずつ起動します。
- Windowsに,Administratorsグループのユーザで再度ログオンします。
- HDLMコマンドのviewオペレーションを実行して,各プログラムの状態を表示します。
次に示すコマンドの実行例のように,Support Clusterにon MSCSが表示されていることを確認してください。PROMPT>dlnkmgr view -sys HDLM Version : x.x.x-xx Service Pack Version : Load Balance : on(extended lio) Support Cluster : on MSCS Elog Level : 3 Elog File Size (KB) : 9900 Number Of Elog Files : 2 Trace Level : 0 Trace File Size(KB) : 1000 Number Of Trace Files : 4 Path Health Checking : on(30) Auto Failback : off Remove LU : off Intermittent Error Monitor : off Dynamic I/O Path Control : off(10) HDLM Manager Ver WakeupTime Alive x.x.x-xx yyyy/mm/dd hh:mm:ss HDLM Alert Driver Ver WakeupTime ElogMem Size Alive x.x.x-xx yyyy/mm/dd hh:mm:ss 128 HDLM Driver Ver WakeupTime Alive x.x.x-xx yyyy/mm/dd hh:mm:ss License Type Expiration Permanent - KAPL01001-I HDLMコマンドが正常終了しました。オペレーション名 = view, 終了時刻 = yyyy/mm/dd hh:mm:ss PROMPT>- viewオペレーションの実行結果からインストールされたHDLMのバージョンを確認します。
「HDLM Version」に「x.x.x-xx」が表示されていれば,正しいバージョンがインストールされています。- viewオペレーションの実行結果からプログラムが正常に動作しているか確認します。
「HDLM Manager」,「HDLM Alert Driver」,および「HDLM Driver」がすべて「Alive」であれば,プログラムが正常に動作しています。- 「3.6 パス構成の確認」に記述されている手順に従ってパス情報を確認し,シングルパス構成でHDLMを正常にインストールできたかどうかを確認します。
- すべてのHBAにケーブルを接続して,マルチパス構成に変更します。
- 「3.6 パス構成の確認」に記述されている手順に従ってパス情報を確認し,正常にマルチパス構成が構築できたかどうかを確認します。
- ホストを1台ずつ起動します。
シングルパス構成で起動してください。- VCS構成ウィザードを使って,クラスタを構成してください。
- ホストを再起動します。
- Windowsに,Administratorsグループのユーザでログオンします。
- VCSを停止します。
- Windowsがインストールされたドライブの直下に,ライセンスキーファイルを格納します。ライセンスキーファイルを使用しないで直接ライセンスキーを指定することもできます。
インストール先ドライブ:\hdlm_licenseライセンスキーファイルは,インストールが終了すると削除されます。- インストールを実行します。
- サイレントインストールしない場合は,DVDをセットします。
表示されたウィンドウにある[Hitachi Dynamic Link Manager Software]の[for Windows]の横にある[Install]ボタンをクリックします。
ウィンドウが表示されない場合は,インストーラー(setup.exe)を直接実行してください。
HDLMがすでにインストールされているかチェックされます。05-40以前のHDLMがインストールされている場合は,KAPL09129-Eのメッセージが表示されます。その場合は,「3.5.7 05-40以前のHDLMから05-50以降のHDLMへの移行」の手順に従ってください。05-50以降のHDLMがインストールされている場合は,KAPL09173-Wのメッセージが表示されます。その場合は,「3.5.6 HDLMのアップグレードまたは再インストール」の手順に従ってください。メッセージが表示されない場合は,手順8へ進んでください。- サイレントインストールする場合は,installhdlmユティリティを実行します。
コマンドプロンプトから,次に示すコマンドを実行してください。インストールDVDが入ったドライブ:\HDLM_Windows\DLMTools\installhdlm -f インストール情報設定ファイルインストール情報設定ファイルのrestartキーで,n(再起動しない)を指定してください。
HDLMがすでにインストールされているかチェックされます。05-40以前のHDLMがインストールされている場合は,KAPL09129-Eのメッセージが表示されます。その場合は,「3.5.7 05-40以前のHDLMから05-50以降のHDLMへの移行」の手順に従ってください。05-50以降のHDLMがインストールされている場合は, KAPL09183-Iのメッセージが表示されたあと,アップグレードインストールまたは再インストールが実行されます。
インストールが終了したら手順14へ進んでください。- MPIOドライバのバージョンのチェックとインストールが行われます。インストールしてよいかどうかを確認するメッセージが表示された場合は,HDLM以外のマルチパス管理ソフトウェアがインストールされているかを確認してください。
- HDLM以外のマルチパス管理ソフトウェアがインストールされている場合は,[キャンセル]ボタンをクリックしてインストールを中止し,そのマルチパス管理ソフトウェアをアンインストールしてください。そのあと,HDLMをインストールしてください。
- HDLM以外のマルチパス管理ソフトウェアがインストールされていない場合は,[次へ]ボタンをクリックしてインストールを続行してください。
- 画面に表示されるメッセージに従って,ライセンスキーファイルを指定,またはライセンスキーを入力します。
- 手順6でライセンスキーファイルを格納した場合,手順6で格納したライセンスキーファイルを指定してください。
- ライセンスキーファイルを使用しない場合は,ライセンスキーを直接入力してください。
- 画面に表示されるメッセージに従って,インストール先のフォルダを指定します。
パーシステントリザーブキー登録ユティリティ(dlmprsvkey)が自動的に実行され,PRSVキーが生成されます。ただし,NICが存在しない場合など,生成に失敗することがあります。PRSVキーが時刻情報だけで生成された場合,または生成に失敗した場合は,PRSVキーの入力を求めるダイアログボックスが表示されます。
PRSVキーの入力を求めるダイアログボックスが表示された場合は,手順11へ進んでください。それ以外の場合は,手順13へ進んでください。- PRSVキーの入力を求めるダイアログボックスの説明に従って,PRSVキーを入力してください。
PRSVキーは,HDLMの機能が正常に動作するために必要です。また,ほかのホストと値が重複しない必要があります。- KAPL09128-Wのメッセージが表示された場合は,再度PRSVキーの入力を求められますので,適切なPRSVキーを入力してください。
メッセージが表示されない場合は,次の手順に進んでください。- 画面に表示されるメッセージに従って操作を進めます。
- インストール中に次に示す文章で始まるダイアログが表示されて,かつHBAドライバにStorport Miniportドライバを使用する場合は,いったんHDLMのインストールを中止してください。そのあと,MicrosoftのStorportドライバのQFE838894以降,またはWindows Server 2003のSP1以降をインストールしてください。
Storport Miniportドライバ使用時の注意事項 HBAドライバにStorport Miniportドライバを使用の際は,必ずお読みください。 このシステムのStorport.sys(Microsoft(R) Storportドライバ)のファイルバージョンはn.n.nnnn.nです。 HBAドライバにStorport Miniportドライバを使用の際は,ファイルバージョンn.n.nnnn.n以降のStorport.sysに更新してください。- インストールが終了する前に,PRSVキーが登録されます。KAPL09131-Wのメッセージが表示された場合は,手順15の記述に従って対処します。
- インストールが終了するとホストの再起動を求めるメッセージが表示されますが,再起動する必要はありません。
- 最後のインストール画面で,「Global Link Managerを使用してWindowsファイアウォールが有効となっているホストを管理する場合は,firewall_setupコマンドを実行しファイアウォールの例外登録を行なってください。」というメッセージが表示されることがあります。
Global Link Managerを使用してHDLMを管理しない場合,対処する必要はありません。
Global Link Managerを使用してHDLMを管理する場合は,ファイアウォールの例外登録を実行してください。詳細については「3.5.9 Global Link Managerを使用してHDLMを管理する場合のファイアウォールの設定」を参照してください。- インストール結果の確認をします。
サイレントインストールした場合,インストール結果をコマンドプロンプトで確認してください。- インストールが終了したら,-vパラメタを指定して,dlmprsvkeyユティリティを実行します。
次に示すコマンドを実行してください。
HDLMのインストール先フォルダ\bin\dlmprsvkey -v
dlmprsvkeyユティリティの実行によって表示されたPRSVキーが,SAN内のほかのホストのPRSVキーと重複していないか確認してください。PRSVキーが重複している場合,PRSVキーが登録されていない場合,またはKAPL09131-Wのメッセージが表示された場合は,-rパラメタを指定してdlmprsvkeyユティリティを実行し,再度登録してください。PRSVキーが登録されていない場合,HDLMの機能が正常に動作しないことがあります。dlmprsvkeyユティリティの詳細については,「7.4 dlmprsvkey HDLMパーシステントリザーブキー登録ユティリティ」を参照してください。ライセンスキーファイルを使用した場合,インストールが終了すると削除されます。削除に失敗した場合はKAPL09115-Wのメッセージが表示されます。その場合はエクスプローラなどを使用して,手動で削除してください。- ホストをシャットダウンします。
手順23でHDLMを正常にインストールできたかどうかを確認するまでは,シングルパス構成のままにしてください。- ストレージシステムの設定を変更します。
ストレージシステムの保守マニュアルに記載されている内容に従って,ストレージシステムの設定を変更してください。- ホストを1台ずつ起動します。
- Windowsに,Administratorsグループのユーザで再度ログオンします。
- HDLMコマンドのviewオペレーションを実行して,各プログラムの状態を表示します。
コマンドの実行例を,次に示します。PROMPT>dlnkmgr view -sys HDLM Version : x.x.x-xx Service Pack Version : Load Balance : on(extended lio) Support Cluster : off Elog Level : 3 Elog File Size (KB) : 9900 Number Of Elog Files : 2 Trace Level : 0 Trace File Size(KB) : 1000 Number Of Trace Files : 4 Path Health Checking : on(30) Auto Failback : off Remove LU : off Intermittent Error Monitor : off Dynamic I/O Path Control : off(10) HDLM Manager Ver WakeupTime Alive x.x.x-xx yyyy/mm/dd hh:mm:ss HDLM Alert Driver Ver WakeupTime ElogMem Size Alive x.x.x-xx yyyy/mm/dd hh:mm:ss 128 HDLM Driver Ver WakeupTime Alive x.x.x-xx yyyy/mm/dd hh:mm:ss License Type Expiration Permanent - KAPL01001-I HDLMコマンドが正常終了しました。オペレーション名 = view, 終了時刻 = yyyy/mm/dd hh:mm:ss PROMPT>VCSを使用していても,「Support Cluster」には「off」と表示されます。しかし,クラスタ対応機能は問題なく動作します。- viewオペレーションの実行結果からインストールされたHDLMのバージョンを確認します。
「HDLM Version」に「x.x.x-xx」が表示されていれば,正しいバージョンがインストールされています。- viewオペレーションの実行結果からプログラムが正常に動作しているか確認します。
「HDLM Manager」,「HDLM Alert Driver」,および「HDLM Driver」がすべて「Alive」であれば,プログラムが正常に動作しています。- 「3.6 パス構成の確認」に記述されている手順に従ってパス情報を確認し,シングルパス構成でHDLMを正常にインストールできたかどうかを確認します。
- すべてのHBAにケーブルを接続して,マルチパス構成に変更します。
- 「3.6 パス構成の確認」に記述されている手順に従ってパス情報を確認し,正常にマルチパス構成が構築できたかどうかを確認します。
- すべてのホストをシャットダウンします。
- クラスタシステムを構成するすべてのホストが完全にシャットダウンされていることを確認します。
- ホストを1台ずつ起動します。
シングルパス構成で起動してください。- Windowsに,Administratorsグループのユーザでログオンします。
- Windowsがインストールされたドライブの直下に,ライセンスキーファイルを格納します。ライセンスキーファイルを使用しないで直接ライセンスキーを指定することもできます。
インストール先ドライブ:\hdlm_licenseライセンスキーファイルは,インストールが終了すると削除されます。- インストールを実行します。
- サイレントインストールしない場合は,DVDをセットします。
表示されたウィンドウにある[Hitachi Dynamic Link Manager Software]の[for Windows]の横にある[Install]ボタンをクリックします。
ウィンドウが表示されない場合は,インストーラー(setup.exe)を直接実行してください。
HDLMがすでにインストールされているかチェックされます。05-40以前のHDLMがインストールされている場合は,KAPL09129-Eのメッセージが表示されます。その場合は,「3.5.7 05-40以前のHDLMから05-50以降のHDLMへの移行」の手順に従ってください。05-50以降のHDLMがインストールされている場合は,KAPL09173-Wのメッセージが表示されます。その場合は,「3.5.6 HDLMのアップグレードまたは再インストール」の手順に従ってください。メッセージが表示されない場合は,手順7へ進んでください。- サイレントインストールする場合は,installhdlmユティリティを実行します。
コマンドプロンプトから,次に示すコマンドを実行してください。インストールDVDが入ったドライブ:\HDLM_Windows\DLMTools\installhdlm -f インストール情報設定ファイルインストール情報設定ファイルのrestartキーで,n(再起動しない)を指定してください。
HDLMがすでにインストールされているかチェックされます。05-40以前のHDLMがインストールされている場合は,KAPL09129-Eのメッセージが表示されます。その場合は,「3.5.7 05-40以前のHDLMから05-50以降のHDLMへの移行」の手順に従ってください。05-50以降のHDLMがインストールされている場合は, KAPL09183-Iのメッセージが表示されたあと,アップグレードインストールまたは再インストールが実行されます。
インストールが終了したら手順13へ進んでください。- MPIOドライバのバージョンのチェックとインストールが行われます。インストールしてよいかどうかを確認するメッセージが表示された場合は,HDLM以外のマルチパス管理ソフトウェアがインストールされているかを確認してください。
- HDLM以外のマルチパス管理ソフトウェアがインストールされている場合は,[キャンセル]ボタンをクリックしてインストールを中止し,そのマルチパス管理ソフトウェアをアンインストールしてください。そのあと,HDLMをインストールしてください。
- HDLM以外のマルチパス管理ソフトウェアがインストールされていない場合は,[次へ]ボタンをクリックしてインストールを続行してください。
- 画面に表示されるメッセージに従って,ライセンスキーファイルを指定,またはライセンスキーを入力します。
- 手順5でライセンスキーファイルを格納した場合,手順5で格納したライセンスキーファイルを指定してください。
- ライセンスキーファイルを使用しない場合は,ライセンスキーを直接入力してください。
- 画面に表示されるメッセージに従って,インストール先のフォルダを指定します。
パーシステントリザーブキー登録ユティリティ(dlmprsvkey)が自動的に実行され,PRSVキーが生成されます。ただし,NICが存在しない場合など,生成に失敗することがあります。PRSVキーが時刻情報だけで生成された場合,または生成に失敗した場合は,PRSVキーの入力を求めるダイアログボックスが表示されます。
PRSVキーの入力を求めるダイアログボックスが表示された場合は,手順10へ進んでください。それ以外の場合は,手順12へ進んでください。- PRSVキーの入力を求めるダイアログボックスの説明に従って,PRSVキーを入力してください。
PRSVキーは,HDLMの機能が正常に動作するために必要です。また,ほかのホストと値が重複しない必要があります。- KAPL09128-Wのメッセージが表示された場合は,再度PRSVキーの入力を求められますので,適切なPRSVキーを入力してください。
メッセージが表示されない場合は,次の手順に進んでください。- 画面に表示されるメッセージに従って操作を進めます。
- インストール中に次に示す文章で始まるダイアログが表示されて,かつHBAドライバにStorport Miniportドライバを使用する場合は,いったんHDLMのインストールを中止してください。そのあと,MicrosoftのStorportドライバのQFE838894以降,またはWindows Server 2003のSP1以降をインストールしてください。
Storport Miniportドライバ使用時の注意事項 HBAドライバにStorport Miniportドライバを使用の際は,必ずお読みください。 このシステムのStorport.sys(Microsoft(R) Storportドライバ)のファイルバージョンはn.n.nnnn.nです。 HBAドライバにStorport Miniportドライバを使用の際は,ファイルバージョンn.n.nnnn.n以降のStorport.sysに更新してください。- インストールが終了する前に,PRSVキーが登録されます。KAPL09131-Wのメッセージが表示された場合は,手順14の記述に従って対処します。
- インストールが終了するとホストの再起動を求めるメッセージが表示されますが,再起動する必要はありません。
- 最後のインストール画面で,「Global Link Managerを使用してWindowsファイアウォールが有効となっているホストを管理する場合は,firewall_setupコマンドを実行しファイアウォールの例外登録を行なってください。」というメッセージが表示されることがあります。
Global Link Managerを使用してHDLMを管理しない場合,対処する必要はありません。
Global Link Managerを使用してHDLMを管理する場合は,ファイアウォールの例外登録を実行してください。詳細については「3.5.9 Global Link Managerを使用してHDLMを管理する場合のファイアウォールの設定」を参照してください。- インストール結果の確認をします。
サイレントインストールした場合,インストール結果をコマンドプロンプトで確認してください。- インストールが終了したら,-vパラメタを指定して,dlmprsvkeyユティリティを実行します。
次に示すコマンドを実行してください。
HDLMのインストール先フォルダ\bin\dlmprsvkey -v
dlmprsvkeyユティリティの実行によって表示されたPRSVキーが,SAN内のほかのホストのPRSVキーと重複していないか確認してください。PRSVキーが重複している場合,PRSVキーが登録されていない場合,またはKAPL09131-Wのメッセージが表示された場合は,-rパラメタを指定してdlmprsvkeyユティリティを実行し,再度登録してください。PRSVキーが登録されていない場合,HDLMの機能が正常に動作しないことがあります。dlmprsvkeyユティリティの詳細については,「7.4 dlmprsvkey HDLMパーシステントリザーブキー登録ユティリティ」を参照してください。ライセンスキーファイルを使用した場合,インストールが終了すると削除されます。削除に失敗した場合はKAPL09115-Wのメッセージが表示されます。その場合はエクスプローラなどを使用して,手動で削除してください。- ホストをシャットダウンします。
手順23でHDLMを正常にインストールできたかどうかを確認するまでは,シングルパス構成のままにしてください。- 手順3から手順15までを,クラスタシステムを構成するすべてのホストで実施します。
- クラスタシステムを構成するすべてのホストが完全にシャットダウンされていることを確認します。
- ホストを1台ずつ起動します。
- Windowsに,Administratorsグループのユーザで再度ログオンします。
- HDLMコマンドのviewオペレーションを実行して,各プログラムの状態を表示します。
コマンドの実行例を,次に示します。PROMPT>dlnkmgr view -sys HDLM Version : x.x.x-xx Service Pack Version : Load Balance : on(extended lio) Support Cluster : off Elog Level : 3 Elog File Size (KB) : 9900 Number Of Elog Files : 2 Trace Level : 0 Trace File Size(KB) : 1000 Number Of Trace Files : 4 Path Health Checking : on(30) Auto Failback : off Remove LU : off Intermittent Error Monitor : off Dynamic I/O Path Control : off(10) HDLM Manager Ver WakeupTime Alive x.x.x-xx yyyy/mm/dd hh:mm:ss HDLM Alert Driver Ver WakeupTime ElogMem Size Alive x.x.x-xx yyyy/mm/dd hh:mm:ss 128 HDLM Driver Ver WakeupTime Alive x.x.x-xx yyyy/mm/dd hh:mm:ss License Type Expiration Permanent - KAPL01001-I HDLMコマンドが正常終了しました。オペレーション名 = view, 終了時刻 = yyyy/mm/dd hh:mm:ss PROMPT>- viewオペレーションの実行結果からインストールされたHDLMのバージョンを確認します。
「HDLM Version」に「x.x.x-xx」が表示されていれば,正しいバージョンがインストールされています。- viewオペレーションの実行結果からプログラムが正常に動作しているか確認します。
「HDLM Manager」,「HDLM Alert Driver」,および「HDLM Driver」がすべて「Alive」であれば,プログラムが正常に動作しています。- 「3.6 パス構成の確認」に記述されている手順に従ってパス情報を確認し,シングルパス構成でHDLMを正常にインストールできたかどうかを確認します。
- すべてのHBAにケーブルを接続して,マルチパス構成に変更します。
- 「3.6 パス構成の確認」に記述されている手順に従ってパス情報を確認し,正常にマルチパス構成が構築できたかどうかを確認します。
- ホストをシャットダウンします。
- 手順18から手順26までを,クラスタシステムを構成するすべてのホストで実施します。
- クラスタソフトウェアをインストール,および構成を設定します。
クラスタソフトウェアの設定に関する注意事項を次に示します。
- Oracle RACの場合,次に示す条件を満たすときは,Oracle RACの設定を変更する必要があります。
詳細については,「3.4 環境を構築する場合の注意事項」を参照してください。
- Oracle RAC 10gの10.1.0.3.0以降,またはOracle RAC 11gを使用する
- FC-SAN環境でホストと投票ディスク(Voting Disk)を複数のパスで接続(マルチパス構成)する
- CLUSTERPROの場合,モニタリソースは「ディスクTUR監視リソース」を使用してください。
- HDLMコマンドのviewオペレーションを実行して,各プログラムの状態を表示します。
コマンドの実行例を,次に示します。PROMPT>dlnkmgr view -sys HDLM Version : x.x.x-xx Service Pack Version : Load Balance : on(extended lio) Support Cluster : off Elog Level : 3 Elog File Size (KB) : 9900 Number Of Elog Files : 2 Trace Level : 0 Trace File Size(KB) : 1000 Number Of Trace Files : 4 Path Health Checking : on(30) Auto Failback : off Remove LU : off Intermittent Error Monitor : off Dynamic I/O Path Control : off(10) HDLM Manager Ver WakeupTime Alive x.x.x-xx yyyy/mm/dd hh:mm:ss HDLM Alert Driver Ver WakeupTime ElogMem Size Alive x.x.x-xx yyyy/mm/dd hh:mm:ss 128 HDLM Driver Ver WakeupTime Alive x.x.x-xx yyyy/mm/dd hh:mm:ss License Type Expiration Permanent - KAPL01001-I HDLMコマンドが正常終了しました。オペレーション名 = view, 終了時刻 = yyyy/mm/dd hh:mm:ss PROMPT>クラスタソフトウェアを使用していても,「Support Cluster」には「off」と表示されます。しかし,クラスタ対応機能は問題なく動作します。
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