Dynamic Link Manager Software ユーザーズガイド(Windows®用)
アップグレードインストールは,05-50以降のHDLMだけ実行できます。05-40以前のHDLMから05-50以降のHDLMへ移行する場合は,「3.5.7 05-40以前のHDLMから05-50以降のHDLMへの移行」を参照してください。
アップグレードまたは再インストールは,次に示す手順を除いて新規インストールと同じ手順です。
- HDLMパス状態確認ユティリティ(dlmchkpath)の実行
インストールプログラム(setup.exe)が起動すると,dlmchkpathユティリティが自動的に実行されます。dlmchkpathユティリティは,シングルパス構成になっているかどうかを判定します。Windows Server 2003(SPなし)で,警告ダイアログボックスが表示された場合は,シングルパス構成に変更してから再度アップグレードまたは再インストールを実行します。ただし,リモートインストール,またはサイレントインストールを使用したインストールの場合,かつマルチパス構成と判定された場合は,警告ダイアログボックスを表示しないでアップグレードまたは再インストールを終了します。
dlmchkpathユティリティの詳細については,「7.5 dlmchkpath HDLMパス状態確認ユティリティ」を参照してください。- ライセンスキーの入力
新規インストールしたときに入力したライセンスキーの種別と期限が表示されます。ライセンスキーの満了日を過ぎている場合は,新規インストールと同じ手順です。- PRSVキーチェック
適切なPRSVキーがある場合は,インストール終了後にPRSVキーが重複しているか確認する手順は必要ありません。- HDLMのアップグレードまたは再インストールだけを実行する場合は,ストレージシステムの設定を変更する必要はありません。 ストレージシステムの追加またはパスの構成変更など,システムの構成を変更したことに伴い,HDLMのアップグレードまたは再インストールをする場合には,適宜設定の見直しをしてください。
- Windows Server 2003で,HDLM 6.3以降からアップグレードする場合,すでに同じバージョンのMPIOドライバがインストールされているため,MPIOドライバを上書きしないことを確認するKAPL09281-Iのメッセージが表示されます。MPIOドライバを修復するために上書きする場合は,[MPIOドライバを再インストールする]チェックボックスをONにしてください。
- 注意事項
- HDLM Coreコンポーネントがインストールされているホストに対して,すべてのHDLMコンポーネントをインストールしたい場合は,サイレントインストールを使用してください。
- サイレントインストールを使用しないでHDLMをインストールした場合は,以前の環境と同様にHDLM Coreコンポーネントだけがインストールされます。サイレントインストールについては,「7.7 installhdlm HDLMインストールユティリティ」を参照してください。
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