Dynamic Link Manager Software ユーザーズガイド(Windows®用)
ホストのOSがWindowsの場合,Windowsファイアウォールが有効のとき,Global Link Managerを使用してHDLMを管理するには,Hitachi Command Suite共通エージェントコンポーネントで使用する次のポートをファイアウォールに例外登録する必要があります。
- server.agent.portプロパティに設定されたポート(デフォルト:24041/tcp)
- server.http.portプロパティに設定されたポート(デフォルト:24042/tcp)
- server.http.localPortプロパティに設定されたポート(デフォルト:24043/tcp)
Hitachi Command Suite共通エージェントコンポーネントで使用するポートについては,マニュアル「Hitachi Command Suite Global Link Manager Software導入・設定ガイド」を参照してください。
例外登録の手順について,次に説明します。
- Administratorユーザでログオンします。
- firewall_setupコマンドを実行します。
- コマンドが成功したことを示す次のメッセージが表示されることを確認してください。
The command ended successfully.
- この項の構成
- (1) firewall_setupコマンドについて
firewall_setupは,ホストのOSがWindowsの場合に,Hitachi Command Suite共通エージェントコンポーネントで使用するポートをファイアウォールの例外として登録するためのコマンドです。
firewall_setupコマンドのデフォルトの格納場所は,Device Managerエージェントのインストールの有無によって,次のとおりとなります。
- Device Managerエージェントがインストールされている場合
プログラムのインストール先ドライブ:\Program Files※\Hitachi\HDVM\HBaseAgent\bin\firewall_setup.bat- Device Managerエージェントがインストールされていない場合
プログラムのインストール先ドライブ:\Program Files※\HDVM\HBaseAgent\bin\firewall_setup.bat
- 注※
- Windows Server 2003(x86)を除くWindows Server 2003,Windows Server 2008(x86)を除くWindows Server 2008,およびWindows Server 2012の場合は,Program Files (x86)となります。
firewall_setupコマンドの構文を次の表に示します。
項目 説明 構文 firewall_setup {-set|-unset} 機能 Windows環境で,Hitachi Command Suite共通エージェントコンポーネントで使用する次のポートをファイアウォールの例外として登録します。 Administratorsグループのユーザで,このコマンドを実行してください。特に,OSがWindows Server 2008またはWindows Server 2012の場合,管理者として起動したコマンドプロンプト上で実行してください。
- server.agent.portプロパティに設定されたポート(デフォルト:24041/tcp)
- server.http.portプロパティに設定されたポート(デフォルト:24042/tcp)
- server.http.localPortプロパティに設定されたポート(デフォルト:24043/tcp)
オプション
- -set
- ファイアウォールの例外登録をする場合に指定します。
- -unset
- ファイアウォールの例外登録の設定を解除する場合に指定します。
- 注意事項
- Windowsでは,Hitachi Command Suite共通エージェントコンポーネントのコマンドがインストールされるフォルダが自動的に環境変数Pathに追加されます。このため,コマンドを実行するとき,コマンドが格納されているフォルダにカレントフォルダを移動する必要はありません。
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