Replication Manager Software システム構成ガイド
バージョン5.xのReplication Monitorをバージョン7.xのReplication Managerにアップグレードする場合,まずバージョン6.xのReplication Managerへアップグレードする必要があります。
ここでは,バージョン5.xのReplication Monitorを,バージョン6.xのReplication Managerにアップグレードする方法について説明します。
Replication Managerをバージョン6.xからバージョン7.xにアップグレードする方法については,マニュアル「Hitachi Command Suite Software インストールガイド」を参照してください。
バージョン5.xのReplication Monitorを,バージョン6.xのReplication Managerにアップグレードインストールする場合,次の内容を確認してください。
- フォルダまたはディレクトリの場所を指定したあとに,空きディスク領域サイズのチェックが実施されます。インストールを続行するために必要な領域が不足している場合は,警告メッセージ(KAVN01347-W)が表示されます。インストールを続行する場合は,このメッセージに対して[はい]を選択します。フォルダまたはディレクトリの場所を指定し直す場合は[いいえ]を選択します。
- Replication Monitorのバージョンが5.0より前の場合,Replication Managerへのアップグレードはできません。
- Replication Monitor 5.5.0-02以前またはReplication Monitor 5.6.0-00からのアップグレード後は,必ずユーザー認証情報を削除して,過去に登録した情報が利用できないようにしてください。
- アップグレードインストール時には,Replication Managerは一部のタイプのデータしか引き継ぎません。この情報については次の表で説明します。
Replication Monitorで使用するデータ 移行 注意事項 製品ライセンス ○ - ユーザー権限 ○ Replication MonitorのModify権限を所有していたユーザーには,Replication ManagerのAdmin権限が付与されます。そのほかの権限は移行されます。 プロパティファイル ○ Replication Monitorでユーザーが指定したプロパティ情報は移行されます。 ホストおよびストレージシステムの構成情報 × この情報は,アップグレードのあとで構成情報を更新することで取得できます。 情報取得元の設定 ○ 構成情報の更新間隔の設定も含まれます。 マイコピーグループに登録したコピーグループのデータ ○ - アラート設定 × ホストおよびストレージシステムのアラートの設定は移行されませんが,そのほかの設定は移行されます。 テンプレート設定 ○ - ログデータの保持期限の設定 ○ - アラートの発行履歴 × Replication Monitorのログファイルは退避されます。 イベントログ × Replication Monitorのログファイルは退避されます。 C/Tデルタログ × Replication Monitorのログファイルは退避されます。 サイドファイルまたはジャーナルボリュームの使用率のログ × Replication Monitorのログファイルは退避されます。
- (凡例)
- ○:移行する
- ×:移行しない
- -:該当しない
- この節の構成
- 3.3.1 Windowsの場合
- 3.3.2 SolarisまたはLinuxの場合
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