Tuning Manager Software 運用管理ガイド
初期設定ファイル(config.xml)は,Performance Reporter起動時に実行する初期化モジュールから読み込まれます。
初期設定ファイル(config.xml)が格納されているディレクトリをOSごとに示します。
- Windowsの場合:
- <Tuning Manager serverのインストール先フォルダ>\PerformanceReporter\conf
- Solarisの場合:
/opt/HiCommand/TuningManager/PerformanceReporter/conf
- Linuxの場合:
- <Tuning Manager serverのインストール先ディレクトリ>/PerformanceReporter/conf
- 注意
- config.xmlを初期状態に戻したい場合は,次に示すディレクトリからconfig.xmlをコピーして,上記のディレクトリに上書きしてください。
- Windowsの場合:
- <Tuning Manager serverのインストール先フォルダ>\PerformanceReporter\sample\conf
- Solarisの場合:
/opt/HiCommand/TuningManager/PerformanceReporter/sample/conf
- Linuxの場合:
- <Tuning Manager serverのインストール先ディレクトリ>/PerformanceReporter/sample/conf
初期設定ファイルの項目を次の表に示します。表にある項目はすべて編集できます。
表5-1 初期設定ファイル(config.xml)に設定する項目
項目 内容 logDir Performance Reporterログファイルを出力するディレクトリを指定します。デフォルトのディレクトリを次に示します。
- Windowsの場合:
- <Tuning Manager serverのインストール先フォルダ>\PerformanceReporter\log
- Solarisの場合:
- /opt/HiCommand/TuningManager/PerformanceReporter/log
アクセスできないディレクトリやネットワーク上のディレクトリなど,不正なディレクトリを指定したり,ディレクトリ名やファイル名に指定できない文字を指定したりすると,エラーになります。このエラーの詳細は,Windowsイベントログまたはsyslogを参照してください。ディレクトリを指定しない場合は,デフォルトが設定されます。
- Linuxの場合:
- <Tuning Manager serverのインストール先ディレクトリ>/PerformanceReporter/log
logFileNumber Performance Reporterが出力するログファイルの数を整数で指定します。 範囲外の値を指定すると,デフォルトが設定されます。
- 指定値:1~16
- デフォルト:10
logFileSize 1つのログファイルのサイズをMB単位で指定します。 範囲外の値を指定すると,デフォルトが設定されます。
- 指定値:1~100
- デフォルト:4
logFileNumberMulti※1 Performance Reporterが出力するログファイルの数を整数で指定します(マルチプロセス用)。 範囲外の値を指定すると,デフォルトが設定されます。なお,対象となるコマンドはjpcrptコマンドとなります。
- 指定値:1~64
- デフォルト:10
logFileSizeMulti※1 1つのログファイルのサイズをMB単位で指定します(マルチプロセス用)。 範囲外の値を指定すると,デフォルトが設定されます。なお,対象となるコマンドはjpcrptコマンドとなります。
- 指定値:1~16
- デフォルト:4
logLevel ログを出力するレベルを指定します。指定値を次に示します。 デフォルトは,WARNです。指定値以外を指定すると,デフォルトが設定されます。
- FATAL:重要なイベント発生時,重要な例外発生時,または続行不能なエラー発生時のログ出力。
- WARN:他プログラムの呼び出し前後,または警告情報のログ出力。
- DEBUG:Performance Reporterの主要クラス生成時,主要メソッド開始または終了時,または実行時情報のログ出力。
- TRACE:Performance Reporterの一般クラス生成時,一般メソッド開始または終了時,または実行時詳細情報のログ出力。解析用。
lineSeparator レポートをCSV形式で出力するときの,改行コードを指定します。指定値を次に示します。 デフォルト値は,CRLFです。指定値以外を指定すると,デフォルトが設定されます。
- CRLF:Windowsで採用されている改行コード。
- LF:SolarisおよびLinuxで採用されている改行コード。
characterCode レポートをCSV形式で出力するときの,出力するファイルの文字コードを指定します。指定値を次に示します。
US-ASCII,windows-1252,ISO-8859-1,UTF-8,UTF-16,UTF-16BE,UTF-16LE,Shift_JIS,EUC-JP,EUC-JP-LINUX,MS932
デフォルトは,Shift_JISです。指定値以外の値を指定すると,デフォルトが設定されます。csvFileName レポートをCSV形式で出力するときの,出力するファイル名を指定します。ファイル名に指定できる文字は,100文字以内とします。次に示す文字が指定できます。 デフォルトは,Export.csvです。指定値以外の値を指定すると,デフォルトが設定されます。
- 数字:0~9
- .(ピリオド)
- _(アンダーバー)
- 半角スペース
- 英字:A~Z,およびa~z
host 接続するPFM - Managerの論理ホスト名,または論理IPアドレスを指定します。
論理ホスト名の場合,1~32バイトの半角英数字を指定します。空白文字は指定できません。また,FQDN形式のホスト名には対応していません。ホスト名には,ドメイン名を除いたものを使用してください。
範囲外の値を指定する,または指定を省略すると,「localhost」が設定されます。
この項目は,クラスタシステムを運用する場合だけ使用できます。port 接続するPFM - Managerのポート番号を指定します。
このポート番号は,Main ConsoleおよびPerformance Reporterで使用します。
- 指定値:1024~65535
- デフォルト:22286
maxFetchCount(<vsa>タグ配下) PFM - Managerから取得する最大レコード件数を整数で指定します。 範囲外の値を指定すると,デフォルトが設定されます。
- 指定値:1~2,147,483,647
- デフォルト:1,440
- 注意
- 複合レポートの場合は,レポートをブックマークに登録したときに設定していた「最大レコード数」の値が適用されるため,maxFetchCountの値は適用されません。
displayCountPerPage レポートウィンドウにテーブルが表示されているときに,1ページ当たり表示するレコード数を整数で指定します。 範囲外の値を指定すると,デフォルトが設定されます。
- 指定値:1~2,147,483,647
- デフォルト:20
maxRealtimeCache 1つのリアルタイムレポートに対して,データをキャッシュに保存する最大レコード数を整数で指定します。 範囲外の値を指定すると,デフォルトが設定されます。
- 指定値:1~360
- デフォルト:30
realtimeCacheInterval※2 リアルタイムレポートを自動更新するリクエスト間隔の制限時間(ミリ秒)を指定します。リクエスト間隔が制限時間を超えているかどうかは10秒ごとにチェックされます。自動更新のリクエスト間隔が制限時間を超えたとき,サーバやエージェントは,通知なくレポートが終了したと判断し,処理を終了します。 範囲外の値を指定する,または指定を省略すると,デフォルトが設定されます。
- 指定値:60,000~3,600,000
- デフォルト:600,000
exponentialDisplayMode グラフの縦軸の目盛を指数で表示するかどうかを指定します。指定値を次に示します。 デフォルト値は,trueです。指定値以外の値を指定する,または指定を省略すると,デフォルトが設定されます。
- true:指数で表示されます。
- false:指数で表示されません。
trueを指定した場合は,値が107以上または0.01未満のときに指数で目盛が表示されます。selectFormat 日付の表示形式を指定します。指定値を次に示します。 デフォルトは,pattern-yyyyMMddです。
- pattern-ddMMyyyy
- pattern-MMddyyyy
- pattern-yyyyMMdd
指定値以外の値を指定すると,デフォルトが設定されます。bookmarkRepository※2 ブックマーク機能の定義情報を保存するリポジトリー※3の格納先を絶対パスで指定します。指定したディレクトリがない場合は,Performance Reporterのサービス起動時にディレクトリが作成されます。 デフォルトのディレクトリを次に示します。
- パス長の最大値:150文字
- Windowsの場合:
- <Tuning Manager serverのインストール先フォルダ>\PerformanceReporter\bookmarks
- Solarisの場合:
- /opt/HiCommand/TuningManager/PerformanceReporter/bookmarks
- Linuxの場合:
- <Tuning Manager serverのインストール先ディレクトリ>/PerformanceReporter/bookmarks
updateInterval Performance Reporterの画面の自動更新の間隔を指定します。 範囲外を指定すると,デフォルトが設定されます。Performance Reporterにログインしたユーザーが自身の環境用に自動更新間隔を変更するまでこの値は有効となります。
- 指定値:10~3,600
- デフォルト:60
maxFetchCount(<command>タグ配下) jpcrptコマンドで出力するレポートについてView Serverから取得する最大レコード件数を整数で指定します。 最大レコード件数の見積もりについては,「A.3 jpcrptコマンドで必要なメモリー量とデフォルトのメモリー量との比較およびメモリー拡張の検討」を参照してください。
- 指定値:1~2,147,483,647
- デフォルト:<vsa>タグ配下のmaxFetchCountの値
範囲外の値を指定する,または指定を省略すると,デフォルトが設定されます。
- 注意
- 複合レポートの場合は,レポートをブックマークに登録したときに設定していた「最大レコード数」の値が適用されるため,maxFetchCountの値は適用されません。
blockTransferMode 分割送信モードを有効にするかどうかを指定します。
分割送信モードを有効にすると,jpcrptコマンドのCSV形式でのデータ量の大きい履歴(1つのエージェント)レポートまたは履歴(複数のエージェント)レポート出力時に,レポートのデータをView Serverサービスから分割して受信できるため,メモリー不足が発生しません。また,GUIでのレポート表示時,およびjpcrptコマンドのHTML形式でのレポート出力時は,メモリー使用量削減機能によって分割送信モードが使用され分割して受信できます。
つまり,分割送信モードは,次の場合に利用できます。指定値を次に示します。ただし,メモリー使用量削減機能がfalseの場合だけ,ここで指定した値が使用されます。
- jpcrptコマンドを使ってCSV形式のレポートを出力する場合
- メモリー使用量削減機能が有効で,GUIを使ってレポートを表示する場合
- メモリー使用量削減機能が有効で,jpcrptコマンドを使ってHTML形式のレポートを出力する場合
デフォルト値は,trueです。指定値以外の値を指定する,または指定を省略すると,デフォルトが設定されます。
- true:分割送信モードを有効にします。
- false:分割送信モードを無効にします。
ownPort※2 Performance Reporter(WWWサーバ)がView Serverサービスとの通信で使用するポート番号を指定します。 指定を省略すると,任意の空きポート番号が設定されます。
- 指定値:1024~65535
ownCmdPort※2 Performance Reporter(コマンド)がView Serverサービスとの通信で使用するポート番号を指定します。 指定を省略すると,任意の空きポート番号が設定されます。
- 指定値:1024~65535
- デフォルト:任意の空きポート
ownHost※2※4 Performance ReporterがView Serverサービスとの通信時に,View Serverサービスからのコールバック先として使用するホスト名,またはIPアドレスを指定します。Performance Reporterが動作するホストを指定する必要があります。
ホスト名の場合,1~32バイトの半角英数字で指定します。空白文字は指定できません。FQDN形式のホスト名には対応していません。ホスト名には,ドメイン名を除いたものを使用してください。
範囲外を指定する,または無効な値を指定すると,Performance ReporterホストのIPアドレスが設定されます。lineSymbolSize(<draw>タグ配下) 折れ線グラフの表示に利用するプロットのサイズを指定します。 指定値以外の値を指定したり,指定を省略したりすると,デフォルトが設定されます。
- 指定値:LARGE,MEDIUM,SMALL,AUTO(大文字,小文字は区別されません)
- デフォルト:MEDIUM
AUTOを指定すると,レポートの表示範囲の時点数によって,LARGE,MEDIUM,またはSMALLのうち表示に適したサイズに自動的に調整されます。legendSeriesOrderForHBar(<draw>タグ配下) 集合横棒グラフの凡例の表示順序を変更します。 指定値以外の値を指定したり,指定を省略したりすると,デフォルトが設定されます。
- 指定値:FORWARD,REVERSE(大文字,小文字は区別されません)
- FORWARD:グラフの一番上に表示されている系列から順に凡例を表示
- REVERSE:グラフの一番下に表示されている系列から順に凡例を表示(Tuning Manager server v7.2.1以前と同じ凡例順序)。
- デフォルト:REVERSE
なお,この項目では,凡例の系列の順序だけが変更されます。凡例の系列色は変更されません。enableAutoLabelAtDefaultDisp(<draw>タグ配下) レポートのグラフオプションの項目[オートラベルを表示する]チェックボックスの初期値を指定します。 この設定は複合レポート以外のレポートに対して有効です。
- 指定値:true,false(大文字,小文字は区別されません)
- true:初期値をチェックありにする
- false:初期値をチェックなしにする
- デフォルト:false
指定値以外の値を指定したり,指定を省略したりすると,デフォルトが設定されます。autoLabelMaxIntegerDigits(<draw>タグ配下) オートラベル機能で,ツールチップに表示されるデータ値のうち,整数部として表示される桁数の最大値を指定します。 実際のデータ値の整数部が,ここで指定した桁数より大きい場合は,桁の小さい方から指定桁数の分だけ表示されます。例えば,指定値が3で,ツールチップの指定プロットのデータ値が123,456の場合は,ツールチップに「456」と表示されます。
- 指定値:1~14
- デフォルト:7
範囲外の値を指定したり,指定を省略したりすると,デフォルトが設定されます。
オートラベル機能の詳細については,マニュアル「Hitachi Command Suite Tuning Manager Software ユーザーズガイド」のオートラベルについて説明している個所を参照してください。autoLabelMaxFractionDigits(<draw>タグ配下) オートラベル機能で,ツールチップに表示されるデータ値のうち,小数部として表示される桁数の最大値を指定します。 実際のデータ値の小数部が,ここで指定した桁数より大きい場合は,小数点以下第1位から指定桁数の分だけ表示されます。指定桁数を超えた場合は,指定桁の次の桁で四捨五入されます。例えば,指定値が2で,ツールチップの指定プロットのデータ値が1.23456の場合は,ツールチップに「1.23」と表示されます。
- 指定値:1~6
- デフォルト:3
範囲外の値を指定したり,指定を省略したりすると,デフォルトが設定されます。
オートラベル機能の詳細については,マニュアル「Hitachi Command Suite Tuning Manager Software ユーザーズガイド」のオートラベルについて説明している個所を参照してください。autoLabelTruncateLength(<draw>タグ配下) オートラベル機能で,系列名およびX軸ラベルがツールチップに表示される場合,表示形式を短縮表示に切り替える文字列長のしきい値を指定します。 系列名またはX軸ラベルの長さ>指定値の場合,全長が指定値になるよう,中間部分の文字列を省略して「<先頭部分>...<末尾部分>」の形式で短縮して系列名およびX軸ラベルが表示されます。「...」は,省略した中間部分の文字列を表しています。設定値が奇数の場合は,先頭部分を末尾部分より1文字多く表示されます。
- 指定値:0~2,147,483,647
- デフォルト:0
値に0を指定した場合,先頭から表示されますが,表示しきれない場合があります。
範囲外の値を指定したり,指定を省略したりすると,デフォルトが設定されます。
オートラベル機能の詳細については,マニュアル「Hitachi Command Suite Tuning Manager Software ユーザーズガイド」のオートラベルについて説明している個所を参照してください。maxAutoLabelPoints(<draw>タグ配下) グラフ上のプロットが一定の数を超えた場合,オートラベル機能は無効になります。ここでは,オートラベル機能を有効にするプロットの最大値を指定します。 範囲外の値を指定したり,指定を省略したりすると,デフォルトが設定されます。
- 指定値:1~2000
- デフォルト:1440
オートラベル機能の詳細については,マニュアル「Hitachi Command Suite Tuning Manager Software ユーザーズガイド」のオートラベルについて説明している個所を参照してください。foregroundCombinationGraph(<draw>タグ配下) 複合レポートで,最前面に表示するグラフ種別を指定します。 複合レポートの3D集合縦棒/3D積み上げ縦棒グラフが設定されていない場合,または折れ線グラフが設定されていない場合,この設定は無視されます。
- 指定値:3DBAR,LINE(大文字,小文字は区別されません)
- 3DBAR:3D集合縦棒/3D積み上げ縦棒グラフを最前面にする
- LINE:折れ線グラフを最前面にする
- デフォルト:3DBAR
指定値以外の値を指定したり,指定を省略したりすると,デフォルトが設定されます。precision(<draw>タグ配下) グラフの目盛に表示するデータラベルが小数値の場合の小数部の最大表示桁数を指定します。 Tuning Manager server v7.3以降を新規にインストールした後は,初期設定ファイル(config.xml)に3が設定されています。
- 指定値:0~15
- デフォルト:0
実際のデータ値の小数部が,ここで指定した桁数より大きい場合は,小数点以下第1位から指定桁数の分だけ表示されます。指定桁数を超えた場合は,指定桁の次の桁で四捨五入されます。
値に0を指定した場合,小数部は表示されません。
範囲外の値を指定したり,指定を省略したりすると,デフォルトが設定されます。
なお,データラベル値が整数値の場合や,小数部桁数がここで指定する桁数よりも少ない場合には,実際のデータラベル値だけが表示され,残りの桁に0は補われません。例えば,指定値が3で,ラベルの目盛り間隔が0.5となる場合は,小数1桁までが表示されます。appendCommaDisplayedForNum(<draw>タグ配下) グラフの目盛に表示するデータラベルを3桁ごとにコンマで区切って表示するかどうかを指定します。 指定値以外の値を指定したり,指定を省略したりすると,デフォルトが設定されます。
- 指定値:true,false(大文字,小文字は区別されません)
- true:3桁ごとにコンマで区切って表示する
- false:コンマで区切らないで表示する
- デフォルト:false
enableAntiAliasForNonAreaGraph(<draw>タグ配下) グラフの描画にアンチエイリアス処理をするかしないかを設定します。この設定は,面グラフ以外のグラフ種別に対して有効です。 指定値以外の値を指定したり,指定を省略したりすると,デフォルトが設定されます。
- 指定値:true,false(大文字,小文字は区別されません)
- true:アンチエイリアス処理をする
- false:アンチエイリアス処理をしない
- デフォルト:true
color1~color16(<chart-symbolColors>タグ配下) グラフに使用する系列色を指定します。color1~color16の16色を指定できます。グラフの1系列目にcolor1が利用され,順にcolor2,color3,color4,(中略),color16と利用されます。17系列目には再びcolor1が利用されます。なお,利用される色の順番は,初期設定ファイル(config.xml)で設定した項目の並び順には依存しません。
指定値はRGB指定で,R,G,Bの各値を「,(半角コンマ)」で区切って指定します。次の場合は,その番号の色がスキップされます。
- 指定値:0~255
- デフォルト:次のとおり
color1:235,143,21( )
color2:204,0,0( )
color3:102,153,0( )
color4:0,102,255( )
color5:102,0,255( )
color6:255,51,153( )
color7:255,185,0( )
color8:255,17,17( )
color9:136,204,0( )
color10:71,145,255( )
color11:134,51,255( )
color12:255,149,246( )例えば,color3だけ指定を省略した場合は,color1,color2,color4,(後略)の順に利用されます。
- 指定を省略した
- color13~color16の項目で,R,G,Bの各値のうち1つでも範囲外の値を指定した
- color13~color16の項目で,コンマを3つ以上指定した
次の場合は,デフォルト色が利用されます。color1~color16のうち1つでも有効な項目があれば,有効な項目だけがグラフの系列色に利用されます。例えば,有効な項目が3つ(3色)ある場合は,その3色だけが系列色として利用されます。
- color1~color12の項目で,R,G,Bの各値のうち1つでも範囲外の値を指定した
- color1~color12の項目で,コンマを3つ以上指定した
noUseCircleColor(<chart-symbolColors>タグ配下) color1~color16のうち円グラフに使用しない色番号を指定します。 次の場合は,0が指定されたと見なされ,color1~color16で指定したすべての色が円グラフに利用されます。
- 指定値:0~16
複数の色番号を指定する場合は,「,(半角コンマ)」で区切って指定します。- デフォルト:0(円グラフに使用しない色番号なし)
次の場合は,color1~color12のそれぞれのデフォルト色が円グラフに利用されます。
- 指定を省略した
- 複数指定時に,1つでも範囲外の値や有効でない値を指定した
- 複数指定時に,1つでも0が含まれる
- すべての色番号を指定した
- color1~color16を1つも指定していない
reportCacheFileDir※2 レポートキャッシュファイルの格納先ディレクトリを絶対パスで指定します。
指定されたディレクトリが存在しない場合は,Performance Reporterのサービス起動時または,jpcrptコマンド実行時にディレクトリが作成されます。デフォルトのディレクトリを次に示します。
- パス長の最大値:150文字
- Windowsの場合:
- <Tuning Manager serverのインストール先フォルダ>\PerformanceReporter\reportcache
- Solarisの場合:
- /opt/HiCommand/TuningManager/PerformanceReporter/reportcache
なお,次に示すエラーが発生した場合は,ディレクトリ作成処理が行われません。
- Linuxの場合:
- <Tuning Manager serverのインストール先ディレクトリ>/PerformanceReporter/reportcache
- ディレクトリではない値を指定した
- パス長の最大値を超えた値を指定した
- レポートキャッシュファイルの格納先ディレクトリの作成に失敗した
- 注意
- レポートキャッシュファイルの格納先ディレクトリには,ローカルディスク上のディレクトリを指定してください。ネットワーク上のディレクトリを指定した場合,ローカルディスクと比較してGUIおよびjpcrptコマンドの動作に時間が掛かります。
displayLegendCount レポート系列ページング機能が有効な場合に,グラフの凡例に表示するフィールドの最大数を指定します。レポート系列ページング機能が無効な場合は,この項目に設定した値は無視されます。 範囲外の値を指定したり,指定を省略したりすると,デフォルトが設定されます。
- 指定値:1~43
- デフォルト:14
memoryReductionMode メモリー使用量削減機能を有効にするかどうかを指定します。
trueを指定すると,分割送信モード,レポートキャッシュファイル化機能および系列ページング機能がすべて有効になります。指定値以外の値を指定したり,指定を省略したりすると,デフォルトが設定されます。
- 指定値:true,false(大文字,小文字は区別されません)
- true:メモリー使用量削減機能を利用する
- false:メモリー使用量削減機能を利用しない
- デフォルト:false
printCacheSize キャッシュに保存する[レポート印刷]画面のデータの最大数を整数で指定します。 Tuning Manager server v7.5以降を新規にインストールしたあとは,初期設定ファイル(config.xml)に10が設定されています。
- 指定値:5~20
- デフォルト:20
指定値以外の値を指定したり,指定を省略したりすると,デフォルトが設定されます。printTableMaxRowSize [レポート印刷]画面に表示する表データの最大行数を整数で指定します。
- 指定値:0~15,000
- デフォルト:0
Tuning Manager server v7.5以降を新規にインストールしたあとは,初期設定ファイル(config.xml)に15,000が設定されています。
指定値以外の値を指定したり,指定を省略したりすると,デフォルトが設定されます。
なお,指定行数を超えた場合,メッセージが出力され,指定行数までの表データが出力されます。指定行数を超える行は出力されません。ただし,0を指定した場合は表データの行数を制限しません。この場合,大量の表デー タが含まれるレポートに対して[レポート印刷]画面を表示しようとすると,ブラウザーがハングアップすることがあります。詳細については,マニュアル「Hitachi Command Suite Tuning Manager Software ユーザーズガイド」の,レポート表示時の注意事項について説明している個所を参照してください。
- (凡例)
- dd:日
- MM:月
- yyyy:年
- 注※1
- jpcrptコマンドを1回実行したときに出力されるログファイルのサイズ,1日当たりのjpcrptコマンド実行回数,jpcrptコマンド実行後に実行結果を確認するまでの日数から,必要となるログファイルの数とログファイルのサイズを決めてください。
- 注※2
- デフォルトの初期設定ファイルでは,コメント扱いになっています。デフォルト値を変更する場合は,コメント扱いの状態を解除し,適切な値を指定してください。
- 注※3
- リポジトリーの詳細は,「5.3.2 ブックマークの定義情報を保存するリポジトリー」を参照してください。
- 注※4
- Tuning Manager serverとPFM - Managerは,常にTCP/IPを使用して通信するため,通信可能なホスト名またはIPアドレスを設定する必要があります。設定しない場合,Tuning Manager serverホスト名またはPFM - Managerホスト名から最初に解決されるIPアドレスが使用されます。
- 例えば,次のような構成および運用の場合に設定が必要です。
- PFM - Managerホストが業務用LAN,監視用LANの2つのネットワークに接続され,Tuning Manager serverが監視用LANでホスト間通信する場合
- ホストのメンテナンス作業の際,一時的にNICからLANケーブルを抜く場合
このとき,NICに割り当てられたIPアドレスが無効になることがあります。
- この節の構成
- 5.3.1 初期設定ファイル(config.xml)に指定する日付の形式
- 5.3.2 ブックマークの定義情報を保存するリポジトリー
- 5.3.3 リアルタイムレポート表示時のデータキャッシュ
- 5.3.4 初期設定ファイルのファイル例
- 5.3.5 初期設定ファイルの編集(Windows)
- 5.3.6 初期設定ファイルの編集(Solaris)
- 5.3.7 初期設定ファイルの編集(Linux)
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