Tuning Manager Software 運用管理ガイド
リアルタイムレポート表示時に使われるデータキャッシュに影響する項目の設定について,次に示します。
- リアルタイムレポートを自動更新するリクエスト間隔の制限時間は,config.xmlの「realtimeCacheInterval」で設定します。
このため,リクエスト間隔の制限時間内に次のリクエストが出せなかった場合,サーバやエージェントの処理が停止してしまうことがあります。サーバやエージェントでの処理が停止したあとに,リアルタイムレポートからの更新処理のリクエストが送信されると,エラーとなります。エージェントのインスタンス数が多いことによって,収集するレコード数が多くなった場合,リアルタイムレポート表示画面にエラーメッセージ(KAVJS4012-E)が表示されます。このようなエラーが頻繁に発生するときは,「realtimeCacheInterval」の時間を長くすることでエラーを少なくできます。ただし,「realtimeCacheInterval」が長過ぎると,サーバやエージェントの処理が長く残ることになり,サーバやエージェントの処理が込み合い,レポートを描画する処理全体としての速度の低下につながるおそれがあるため,注意してください。- リアルタイムレポートごとにデータをキャッシュに保存する最大レコード数は,config.xmlの「maxRealtimeCache」で設定します。
「maxRealtimeCache」は,1つのリアルタイムレポート表示に対して取得するデータのレコード数を1以上,360以下の整数で設定します。エージェントから自動送信されるデータの送信数が設定した範囲を超えた場合,次のデータを受信すると,最も古いデータが廃棄され,最新のデータをキャッシュに挿入します。
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