Tuning Manager Software 運用管理ガイド
Hitachi Command Suite製品をバージョンアップする場合や,管理対象のオブジェクトが増加した場合は,別のマシンが必要になることがあります。このような場合,マシンの入れ替え作業の一つとしてデータベースを移行する必要があります。Hitachi Command Suite製品では,hcmdsdbtransコマンドを使用してデータベースを移行できます。hcmdsdbtransコマンドは,各Hitachi Command Suite製品のデータベースに格納されている情報と,共通コンポーネントが管理しているユーザー情報を移行するコマンドです。
hcmdsdbtransコマンドを使用すると,次に示すように,使用中のサーバマシンとは異なる環境のマシンにも,Tuning Manager serverのデータベースを移行できます。
- 異なるプラットフォームのマシンへの移行
- Hitachi Command Suite製品のインストール先が異なるマシンへの移行
データベースを移行する手順の流れは次のとおりです。
- 移行元サーバのデータベースの使用領域を確認します。
- 移行先サーバに,データベースを移行するHitachi Command Suite製品をインストールします。
- 移行元サーバでデータベースをエクスポートします(hcmdsdbtransコマンドを使用)。
- エクスポートしたデータベースのアーカイブファイルを,移行元サーバから移行先サーバへ転送します。
- 移行先サーバでデータベースをインポートします(hcmdsdbtransコマンドを使用)。
- この節の構成
- 3.6.1 データベースを移行する場合の注意事項
- 3.6.2 移行先サーバへのHitachi Command Suite製品のインストール
- 3.6.3 移行元サーバでのデータベースのエクスポート
- 3.6.4 移行先サーバでのデータベースのインポート
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