Hitachi Command Suite Software システム構成ガイド(Web Version)
Device ManagerまたはReplication Managerでコピーペアを管理する場合,運用環境によってはDevice ManagerエージェントまたはReplicaiton Managerサーバのプロパティの設定値を変更する必要があります。
- RAID ManagerまたはP9000 RAID Managerがデフォルト以外の場所にインストールされている場合,またはホストのOSがWindowsで,RAID ManagerまたはP9000 RAID ManagerのインストールドライブとDevice Managerエージェントのインストールドライブが異なる場合
Device Managerエージェントのserver.propertiesファイルにあるserver.agent.rm.locationプロパティ
Device Managerエージェントのserver.propertiesファイルにあるserver.agent.rmxp.locationプロパティ- 管理対象のホストで,Device Managerサーバが管理するストレージシステムのコピーペアを一括管理したい場合
Device Managerエージェントのserver.propertiesファイルにあるserver.agent.rm.centralizePairConfigurationプロパティ
注意
- 構成定義ファイルにメインフレームボリュームのコピーペア定義を作成または追加する場合,コピーペアの管理方法は一括管理構成である必要があります。
- コピーペアを認識しているホストが仮想マシンの場合
Device Managerエージェントのserver.propertiesファイルにあるserver.agent.rm.ignorePairStatusプロパティ
注意
- GUIまたはCLIで最新のコピーペア情報を確認したい場合は,コピーペアの管理方法に応じて,次のとおり対応してください。
- 通常構成:ストレージシステムをリフレッシュしてください。
- 一括管理構成:ペア管理サーバをリフレッシュしてください。
- 仮想コマンドデバイスにSVPを使用して,デバイスグループとして定義されたコピーペアを管理する場合
管理サーバにP-VOL およびS-VOL を割り当てている構成の場合に設定が必要です。
Device Managerエージェントのserver.propertiesファイルにあるserver.agent.rm.ignorePairStatusプロパティ
GUIまたはCLIで最新のコピーペア情報を確認したい場合は,ストレージシステムをリフレッシュしてください。- デバイスグループまたは仮想コマンドデバイスを使用して定義されたコピーペアを管理する場合
物理コマンドデバイスを使用した構成でコピーペアを管理する場合に比べて,RAID ManagerまたはP9000 RAID Managerのコマンドの応答時間が増加するため,Device Manager エージェントで処理がエラー終了するおそれがあります。事前に次のプロパティの値を変更しておくことをお勧めします。
- Device Managerエージェントのserver.propertiesファイルにあるserver.agent.rm.moduleTimeOutプロパティ
1800以上の値を設定してください。- Device Managerエージェントのagent.propertiesファイルにあるagent.rm.TimeOutプロパティ
1800以上の値を設定してください。- Replicaiton Managerサーバのagentif.properties ファイルにあるhdvmagtif.MaxPollingCountプロパティ
値に100を設定してください。- Replicaiton Managerサーバのagentif.properties ファイルにあるhdvmagtif.PollingIntervalプロパティ
60以上の値を設定してください。- ペアを作成するときの,ペアボリュームの情報を記述する形式をHORCM_DEV形式またはHORCM_LDEV形式のどちらかに統一したい場合
Device Managerエージェントのserver.propertiesファイルにあるserver.agent.rm.pairDefinitionFormプロパティ
注意
- HUS100,Hitachi AMS2000,Hitachi SMS,Hitachi AMS/WMSまたはSANRISE9500Vを使用してコピーペアを管理する場合,ペアボリュームの情報をHORCM_DEV形式で記載していると,次の操作で時間が掛かることがあります。
- ホストのリフレッシュ
- ストレージシステムのリフレッシュ
- このような場合は,HORCM_LDEV形式に変更して運用することを推奨します。ただし,HORCM_LDEV形式に変更する場合,RAID Manager 01-17-03/04以降またはP9000 RAID Manager 01.17.04以降がインストールされている必要があります。
- すでにRAID ManagerまたはP9000 RAID Managerによって管理されているペアボリュームをDevice Managerの操作対象から外したい場合
Device Managerエージェントのserver.propertiesファイルにあるserver.agent.rm.exclusion.instanceプロパティ- ユーザーが作成したRAID ManagerまたはP9000 RAID Managerの構成定義ファイルをDevice Managerで使用できるように最適化したい場合
Device Managerエージェントのserver.propertiesファイルにあるserver.agent.rm.optimization.userHorcmFileプロパティまた,Replication Managerでコピーペアを管理する場合には,次のプロパティを設定する必要があります。適切な値が設定されていない場合は,メモリーヒープサイズの不足やReplication Managerの処理のタイムアウトが発生するおそれがあります。
- Device Managerエージェントのagent.propertiesファイルにあるagent.rm.TimeOutプロパティ
動作確認をしながら設定値を調整してください。- Device Managerエージェントのserver.propertiesファイルにあるserver.agent.maxMemorySizeプロパティ
1台のホスト(ペア管理サーバ)が管理するペア数に応じた値を設定してください。デフォルトでは,64MBで動作します。ペア数が5,000個を超える場合は,2,500個ごとに64MBずつ増やしたメモリーヒープサイズで動作するように値を設定してください。例えば,6,000個のペアを管理するホストでは,server.agent.maxMemorySizeプロパティの設定を「128」に変更してください。また,1台のホストで正サイトと副サイトの構成定義ファイルを管理する場合には,ペア数を2倍した値を基に設定してください。
- D.1.1 Device Managerエージェントのプロパティの変更
- D.2.1 agent.rm.TimeOut
- D.6.7 server.agent.maxMemorySize
- D.6.15 server.agent.rm.centralizePairConfiguration
- D.6.17 server.agent.rm.exclusion.instance
- D.6.18 server.agent.rm.location
- D.6.19 server.agent.rm.optimization.userHorcmFile
- D.6.23 server.agent.rm.pairDefinitionForm
- D.6.25 server.agent.rm.ignorePairStatus
- D.6.27 server.agent.rm.moduleTimeOut
- D.6.31 server.agent.rmxp.location
- Replication Managerサーバのagentif.propertiesファイルにあるhdvmagtif.MaxPollingCountプロパティおよびhdvmagtif.PollingIntervalプロパティについて:マニュアル「Hitachi Command Suite Replication Manager Software システム構成ガイド」
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