Hitachi Command Suite Software システム構成ガイド(Web Version)
Replication Managerサーバとの連携に関するプロパティは, agent.propertiesファイルに含まれています。
- Windowsの場合
<Device Managerエージェントのインストールフォルダ>\mod\hrpm\config\agent.properties- Solaris,Linux,またはHP-UXの場合
/opt/HDVM/HBaseAgent/mod/hrpm/config/agent.properties- AIXの場合
/usr/HDVM/HBaseAgent/mod/hrpm/config/agent.properties
- 重要
- Device Managerエージェントでは,Replication Managerでコピーペアの状態を監視するために,監視用の構成定義ファイルとインスタンスを独自に作成・管理しています。
- 監視用HORCMインスタンスとは,Device Managerエージェントが利用するRAID ManagerまたはP9000 RAID Managerのインスタンスのことです。また,監視用HORCMファイルとは,そのRAID ManagerまたはP9000 RAID Managerの構成定義ファイルのことです。
- この節の構成
- D.2.1 agent.rm.TimeOut
- D.2.2 agent.rm.everytimeShutdown
- D.2.3 agent.rm.shutdownWait
- D.2.4 agent.rm.horcmInstance
- D.2.5 agent.rm.horcmService
- D.2.6 agent.logger.loglevel
- D.2.7 agent.logger.MaxBackupIndex
- D.2.8 agent.logger.MaxFileSize
Device Managerエージェントが使用するRAID ManagerまたはP9000 RAID Managerのコマンドの応答待ち時間を指定します(単位:秒)。
0~86400の値を設定できます。0はタイムアウトがないことを意味します。
デフォルト:600
通常は設定されている値を変更する必要のないパラメーターです。値を変更するためには,Device Managerエージェントに関する詳しい知識が必要です。
D.2.2 agent.rm.everytimeShutdown
監視用HORCMインスタンスを毎回停止するかどうかを指定します。
trueまたはfalseで指定します。trueの場合,毎回停止します。falseの場合,停止しません。
デフォルト:false
通常は設定されている値を変更する必要のないパラメーターです。値を変更するためには,Device Managerエージェントに関する詳しい知識が必要です。
監視用HORCMインスタンスを停止するときの待ち時間を指定します(単位:秒)。
1~60の値を設定できます。
デフォルト:5
監視用HORCMファイルのインスタンス番号を指定します。
0~4094の値を設定できます。ほかのRAID ManagerまたはP9000 RAID Managerの構成定義ファイルのインスタンス番号と重複しないように設定する必要があります。
デフォルトでは,Device Manager エージェントが900~998 の値を使用しますので,その値と重複しないように設定してください。
デフォルト:4094
- 参考
- Device Manager エージェントが使用するインスタンス番号は,server.properties ファイルにあるserver.agent.rm.temporaryInstanceプロパティで変更できます。
監視用HORCMファイルのUDPポート番号を指定します。
0~65535の値を設定できます。ほかのアプリケーションのポート番号と重複しないように設定する必要があります。
デフォルトでは,Device Manager エージェントが53232~53330 の値を使用しますので,その値と重複しないように設定してください。
デフォルト:54323
- 参考
- Device Manager エージェントが使用するUDPポート番号は,server.properties ファイルにあるserver.agent.rm.temporaryPortプロパティで変更できます。
Replication Managerエージェント機能のログファイルの出力レベルを指定します。
ここで設定してある値以上のレベルのログが出力されます。設定できる値は,重要度の低い順に示すと次のとおりです。
DEBUG,INFO,WARN,ERROR,FATAL
デフォルト:INFO
D.2.7 agent.logger.MaxBackupIndex
Replication Managerエージェント機能のログファイルの世代数を指定します。
1~20の値を設定できます。ログファイルの数がこの値に達すると,先頭のファイルから順に再利用されます。
デフォルト:5
ログファイルの出力量は,Replication Managerで管理しているコピーペアの数に依存します。ログファイルの出力量は次の計算式で求められます。
<出力されるログファイルの情報量(MB/週間)>=0.75×<コピーペア数>+4
出力される容量と,保持期間を考慮して,agent.logger.MaxBackupIndexとagent.logger.MaxFileSizeの値を設定してください。なお,対象のホスト(ペア管理サーバ)で管理しているコピーペア数は,Replication Managerの[<コピーグループ名>]サブウィンドウで確認できます。
D.2.8 agent.logger.MaxFileSize
Replication Managerエージェント機能のログファイルのサイズを指定します。
512KB~32MBの値を設定できます。バイト単位,KB単位,またはMB単位で指定できます。数字にKB,MBのどちらも指定していないと,バイト単位で指定したと見なされます。
デフォルト:5MB
ログファイルの出力量は,Replication Managerで管理しているコピーペアの数に依存します。ログファイルの出力量は次の計算式で求められます。
<出力されるログファイルの情報量(MB/週間)>=0.75×<コピーペア数>+4
出力される容量と,保持期間を考慮して,agent.logger.MaxBackupIndexとagent.logger.MaxFileSizeの値を設定してください。なお,対象のホスト(ペア管理サーバ)で管理しているコピーペア数は,Replication Managerの[<コピーグループ名>]サブウィンドウで確認できます。
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