Hitachi Command Suite Software システム構成ガイド(Web Version)

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10.2 データベースのバックアップ

データベースに障害が発生した場合,管理サーバを運用できなくなるおそれがあります。障害の発生に備えて,データベースのバックアップを定期的に取ってください。

データベースをバックアップするときには,バックアップファイルを格納するディレクトリが必要です。バックアップファイルを格納するディレクトリには,バックアップ時に作成される一時ファイルの分も含めて次の空き容量が必要です。

必要な空き容量:
(<バックアップ対象となるHitachi Command Suite製品のデータベースサイズの総和>+2.5GB)×2

例えば,Device Manager,Tiered Storage Manager,およびReplication Managerを使用している環境の場合は,次のディレクトリの容量を考慮して,バックアップに必要な容量を見積もります。

注※  Hitachi Command Suite共通コンポーネントのデータベースの格納先ディレクトリには,BASEディレクトリとSYSディレクトリがあります。

ほかのHitachi Command Suite製品を使用している場合は,それらのデータベースの容量も考慮してください。

注意
  • Tuning Managerとリモート接続している場合は,Tuning Managerサーバがインストールされているマシンで,Tuning Managerのサービスをいったん停止しておく必要があります。データベースのバックアップが完了したあと,Tuning Managerのサービスを再開させてください。Tuning Managerのサービスを停止および起動する方法については,インストールされているTuning Managerに対応するバージョンのマニュアルを参照してください。
  • データベースのバックアップでは,Hitachi Command Suiteのサービスの停止を伴う操作を実行します。バックアップ中は,Hitachi Command Suiteにアクセスしないでください。
この節の構成
10.2.1 データベースのバックアップ(非クラスタ構成の場合)
10.2.2 データベースのバックアップ(Microsoft Cluster ServiceまたはWindows Server Failover Clusteringの場合)
10.2.3 データベースのバックアップ(Veritas Cluster Serverの場合)
10.2.4 データベースのバックアップ(Sun Clusterの場合)

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