Hitachi Command Suite Software システム構成ガイド(Web Version)
管理サーバのOSがSolarisで,使用しているクラスタソフトウェアがVeritas Cluster Serverの場合に,データベースをバックアップする手順を説明します。
注意
- 実行系ノード(cluster.confファイルのmodeにonlineが設定されているマシン)でデータベースをバックアップしてください。
データベースをバックアップする手順を次に示します。
- root権限のユーザーで管理サーバにログインします。
- Veritas Cluster Serverで,次のサービスをオフラインにします。
- HiCommand Tiered Storage Manager
- HiCommandServer
- HCS Device Manager Web Service
- HBase Storage Mgmt Web Service
- HBase Storage Mgmt Common Service
- 上記以外のHitachi Command Suite製品のリソース
- hcmdssrv -stopコマンドを実行して,Hitachi Command Suite製品のサービスを停止します。
そのあとhcmdssrv -statusallコマンドを実行して,サービスが停止していること,またはコマンドのリターンコードが0であることを確認してください。- Veritas Cluster Serverで,次のサービスをオフラインにします。
- HiRDB
- 次のサービスを右クリックして,コンテキストメニューにある[Enabled]のチェックを外します。
- HiCommand Tiered Storage Manager
- HiCommandServer
- HCS Device Manager Web Service
- HBase Storage Mgmt Web Service
- HBase Storage Mgmt Common Service
- HiRDB
- 上記以外のHitachi Command Suite製品のリソース
- Cluster Explorerウィンドウの[Service Groups]タブを選択します。Hitachi Command Suite製品のサービスを登録しているグループを右クリックして,コンテキストメニューから[Freeze]-[Temporary]を選択します。
- hcmdsbackupsコマンドを実行してデータベースをバックアップします。
<Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールディレクトリ>/bin/hcmdsbackups -dir <バックアップファイルの格納先ディレクトリ> -autohcmdsbackupsコマンドを実行すると,dirオプションに指定したバックアップファイルの格納先ディレクトリにdatabaseというディレクトリが作成され,データベースのバックアップファイルがbackup.hdbというファイル名で格納されます。
- dir
- データベースのバックアップファイルを格納する共有ディスク上のディレクトリを絶対パスで指定します。パスには空白を含めないようにしてください。
- dirオプションに指定するディレクトリの下には,ファイルおよびサブディレクトリがないことを確認してください。
- auto
- Hitachi Command Suite 製品のサービスを自動的に起動/停止するオプションです。
- hcmdssrv -stopコマンドを実行して,Hitachi Command Suite製品のサービスを停止します。
そのあとhcmdssrv -statusallコマンドを実行して,サービスが停止していること,またはコマンドのリターンコードが0であることを確認してください。- Cluster Explorerウィンドウで[Service Groups]タブを選択します。Hitachi Command Suite製品のサービスを登録しているグループを右クリックして,コンテキストメニューから[Unfreeze]を選択します。
- Hitachi Command Suite製品のサービスを登録しているグループを右クリックして,コンテキストメニューから[Enable Resources]を選択します。
- Veritas Cluster Serverで,リソースが登録されているグループをオンラインにします。
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