Hitachi Command Suite Software システム構成ガイド(Web Version)

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10.2.2 データベースのバックアップ(Microsoft Cluster ServiceまたはWindows Server Failover Clusteringの場合)

管理サーバのOSがWindowsでクラスタ構成の場合に,データベースをバックアップする手順を説明します。

注意
実行系ノード(cluster.confファイルのmodeonlineが設定されているマシン)でデータベースをバックアップしてください。

データベースをバックアップする手順を次に示します。

  1. Administrator権限のユーザーで管理サーバにログインします。
  2. クラスタ管理アプリケーションで次のサービスを選択し,右クリックメニューでオフラインにします。
    • HiCommand Tiered Storage Manager
    • HiCommandServer
    • HCS Device Manager Web Service
    • HBase Storage Mgmt Web Service
    • HBase Storage Mgmt Common Service
    • 上記以外のHitachi Command Suite製品のリソース
  3. hcmdssrv /stopコマンドを実行して,Hitachi Command Suite製品のサービスを停止します。
    そのあとhcmdssrv /statusallコマンドを実行して,サービスが停止していること,またはコマンドのリターンコードが0であることを確認してください。
  4. クラスタ管理アプリケーションで,次のサービスをオフラインにします。
    • HiRDBClusterService _HD0
  5. クラスタ管理アプリケーションで,リソースグループのフェールオーバーを抑止します。
    次のリソースの設定を変更します。
    • HiCommand Tiered Storage Manager
    • HiCommandServer
    • HCS Device Manager Web Service
    • HBase Storage Mgmt Web Service
    • HBase Storage Mgmt Common Service
    • HiRDBClusterService _HD0
    • 上記以外のHitachi Command Suite製品のリソース

    Microsoft Cluster Serviceを使用している場合:
    リソース名を右クリックし,[プロパティ]-[詳細設定]タブで,[再開しない]を選択します。

    Windows Server Failover Clusteringを使用している場合:
    リソース名を右クリックし,[プロパティ]-[ポリシー]タブで,[リソースが失敗状態になった場合は、再起動しない]を選択します。
  6. hcmdsbackupsコマンドを実行してデータベースをバックアップします。
    Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールフォルダ\bin\hcmdsbackups /dirバックアップファイルの格納先フォルダ/auto

    dir
    データベースのバックアップファイルを格納する共有ディスク上のフォルダを絶対パスで指定します。
    dirオプションに指定するディレクトリの下には,ファイルおよびサブフォルダがないことを確認してください。

    auto
    Hitachi Command Suite 製品のサービスを自動的に起動/停止するオプションです。
    hcmdsbackupsコマンドを実行すると,dirオプションに指定したバックアップファイルの格納先ディレクトリにdatabaseというディレクトリが作成され,データベースのバックアップファイルがbackup.hdbというファイル名で格納されます。
  7. hcmdssrv /stopコマンドを実行して,Hitachi Command Suite製品のサービスを停止します。
    そのあとhcmdssrv /statusallコマンドを実行して,サービスが停止していること,またはコマンドのリターンコードが0であることを確認してください。
  8. クラスタ管理アプリケーションで,リソースグループのフェールオーバーを有効にします。
    次のリソースの設定を変更します。
    • HiCommand Tiered Storage Manager
    • HiCommandServer
    • HCS Device Manager Web Service
    • HBase Storage Mgmt Web Service
    • HBase Storage Mgmt Common Service
    • HiRDBClusterService _HD0
    • 上記以外のHitachi Command Suite製品のリソース

    Microsoft Cluster Serviceを使用している場合:
    リソース名を右クリックし,[プロパティ]-[詳細設定]タブで,[再開する]を選択します。

    Windows Server Failover Clusteringを使用している場合:
    リソース名を右クリックし,[プロパティ]-[ポリシー]タブで次の項目を選択します。
    ・[リソースが失敗状態になった場合は、現在のノードで再起動を試みる
    ・[再起動に失敗した場合は、この役割のすべてのリソースをフェールオーバーする](または[再起動に失敗した場合は、このサービスまたはアプリケーションのすべてのリソースをフェールオーバーする])
  9. クラスタ管理アプリケーションで,Hitachi Command Suite製品のサービスを登録しているリソースグループをオンラインにします。

関連項目

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