Hitachi Command Suite Software システム構成ガイド(Web Version)
Device Manager では,ネットワーク上の機器で発生したSNMPトラップを受信し,ログファイルに出力します。Device Managerの管理対象のストレージシステムだけでなく,管理対象外の機器のSNMPトラップ(SNMP version1限定)もログファイルに出力できます。
受信したSNMPトラップは,次のログファイルに出力されます。
- イベントログまたはsyslog
- Hitachi Command Suite共通トレースログファイル(hntr2n.log)
- Device Managerトレースログファイル(HDvMtracen.log)
- トレースログファイル(trace.log)
- エラーログファイル(error.log)※
- 注※
- 重要度が,Error,CriticalまたはAlertの場合だけ出力されます。SNMPトラップの重要度は,customizedsnmptrap.propertiesファイルのcustomizedsnmptrap.customizelistプロパティに指定します。
SNMPトラップの情報のうち,ログファイルには次の情報が出力されます。
- トラップが受信されたことを示すメッセージID(プレフィックス:KAID)
- 送信元(agent)
- Enterprise ID(enterprise)
- 一般トラップ番号(generic)
- 固有トラップ番号(specific)
JP1/IMなどの統合管理ソフトウェアと連携すると,Device Managerで管理するストレージリソースも含めたネットワークリソース全体の稼働状況を一元的に監視できます。
- 6.4.1 SNMPトラップをログファイルに出力するための設定
- 6.6 JP1/IMでログを参照するために必要な設定
- A.1.1 Device Managerサーバのプロパティの変更
- A.9.2 customizedsnmptrap.customizelist
- この節の構成
- 6.4.1 SNMPトラップをログファイルに出力するための設定
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