Hitachi Command Suite Software システム構成ガイド(Web Version)
SNMPトラップのログ出力に関するプロパティは, customizedsnmptrap.propertiesファイルに含まれています。
- Windowsの場合:
<Device Managerサーバのインストールフォルダ>\HiCommandServer\config\customizedsnmptrap.properties- SolarisまたはLinuxの場合:
<Device Managerサーバのインストールディレクトリ>/HiCommandServer/config/customizedsnmptrap.properties
- この節の構成
- A.9.1 customizedsnmptrap.customizedSNMPTrapEnable
- A.9.2 customizedsnmptrap.customizelist
A.9.1 customizedsnmptrap.customizedSNMPTrapEnable
Device Managerで受信したSNMPトラップをログファイルに出力するかどうかを指定します。
出力する場合はtrue,出力しない場合はfalseを指定します。
trueを指定した場合は,customizedsnmptrap.customizelistプロパティも設定してください。
デフォルト:false
- 重要
- server.dispatcher.daemon.receiveTrapプロパティにtrueを指定している場合,同じ事象に関するストレージシステムのSNMPトラップについては,ログファイルに二重に出力されることがあります。
A.9.2 customizedsnmptrap.customizelist
Device Managerで受信したSNMPトラップをログファイルに出力する際の重要度や出力形式を指定します。
customizedsnmptrap.customizelistプロパティの指定形式を次に示します。
customizedsnmptrap.customizelist = \ <EnterpriseID1>:<一般トラップ番号1>:<固有トラップ番号1>:<重要度1>:<出力内容1>, \ <EnterpriseID2>:<一般トラップ番号2>:<固有トラップ番号2>:<重要度2>:<出力内容2>, \ ... <EnterpriseIDn>:<一般トラップ番号n>:<固有トラップ番号n>:<重要度n>:<出力内容n>表A-2 customizedsnmptrap.customizelistプロパティで指定する項目
項目 形式 説明 EnterpriseID ドット表現
(例).1.3.6.1.4.116.3.11.1.2省略できません。 一般トラップ番号 0~6の数値 省略できません。 固有トラップ番号 数値 省略できません。 重要度 次に示すどれかの文字列で各トラップの重要度を指定します。
次に示す文字列以外は指定できません。
- Information
- Warning
- Error
- Critical
- Alert
- Null
省略できます。省略時はNullを指定したと見なされます。
メッセージIDのインジケーターは次のとおりに出力されます。
- Information:-I
- Warning:-W
- Error/Critical/Alert:-E
- Null:ログを出力しない
出力内容 次の文字列(変数)で出力内容を指定します。
次に示す文字列以外は指定できません。
- $a
- $e
- $g
- $s
- $n(n=1以上の整数)
省略できます。省略時は$a$e$g$sの内容が出力されます。
重要度にNullを指定した場合この項目への指定は無効になります。
各変数の出力内容は次のとおりです。
- $a:エージェントアドレス(ドット形式)
- $e:EnterpriseID(ドット形式)
- $g:一般トラップ番号
- $s:固有トラップ番号
- $n(n=1以上の整数):n番目のバリアブルバインディングの値
- 項目を省略した場合でも,区切り文字のコロン(:)は入力してください。
- 複数の定義を指定する場合,コンマ(,)を区切り文字として使用してください。ただし,最後のエントリーの終わりにはコンマ(,)を入力しないでください。
- 途中で改行したい場合は,その行の終わりに円記号(\)を入力してください。円記号(\)のあとの改行は無視されます。
customizedsnmptrap.customizelistプロパティの指定例を,次に示します。
customizedsnmptrap.customizelist = \ .1.2.3:6:1:Information:$a$e$g$s$1$2, \ .1.3.6.1.4.1.2854:6:1:Warning:$e$a$s$3$2$1$g, \ .1.3.6.1.4.1.116.3.11.4.1.1:6:1:Error:$a$s, \ .1.3.6.1.4.1.116.3.11.4.1.1:6:100:Information:$a$sデフォルト:なし
- 注意
- このプロパティが指定されていない場合,customizedsnmptrap.customizedSNMPTrapEnableプロパティにtrueが設定されていても,SNMPトラップの情報はログに出力されません。
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