Hitachi Command Suite Software ユーザーズガイド
アプリケーションの負荷を分散するため,既存のホストをクラスタ化したり,既存のクラスタ内にホスト(ノード)を追加したりします。その際に,既存のホストと同じボリュームを新規のホストへ割り当てる操作を[ホストクラスタ用LUNパス追加]で実施します。ファイバーチャネル接続またはFCoE接続の環境が対象です。
新規ボリュームの増設や容量追加の要求に応じて,クラスタを構成済みのホストに同時にボリュームを割り当てるときは,[ボリューム割り当て]で操作してください。
[ホストクラスタ用LUNパス追加]では,新規のホストのWWNを既存のホストのWWNと同じホストグループに追加することで,既存のホストと同じボリュームへのLUNパスを新規のホストにも設定できます。これによって,新規のホストからも既存のホストと同じボリュームへアクセスできるようになります。既存のホストをクラスタ化する場合の構成例を,次の図に示します。
図中の例では,ホストBのWWNがホストグループAに追加されることで,ホストBからもホストAと同じボリュームへアクセスできるようになります。
ホストの構成変更に伴って,既存のホストグループ名やホストモードなどを変更することもできます。
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