Hitachi Command Suite Software ユーザーズガイド

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1.7.5 ストレージ運用環境の構築の流れ

ストレージシステムのボリュームをホストやファイルサーバから使用できるようにするため,事前に運用環境を構築します。構築の流れはストレージシステムの規模や運用方法によって異なります。

ストレージシステムの物理デバイスからボリュームを作成して,ホストに割り当てたり,ファイルシステムの作成に使用したりします。ストレージシステムの種別がミッドレンジストレージのときは,パリティグループを作成してからボリュームを作成します。ストレージデバイスを仮想化すると,複数の異なるストレージシステムを1台のストレージシステムとして扱えるようになります。

効率的に実ボリュームの容量を使用したい場合には,DPプールを作成してストレージ容量を仮想化します。

ストレージデバイスの仮想化やストレージ容量の仮想化によって,管理コストや装置に必要な電力のコストを削減し,トータルコストの最適化が図れます。

ストレージ運用環境の構築の流れを次の図に示します。

図1-7 ストレージ運用環境の構築の流れ

[図]

関連項目

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