Hitachi Command Suite Software ユーザーズガイド

[目次][索引][前へ][次へ]


3.3.1 ストレージデバイスの仮想化および仮想化の解除とは

ストレージシステムの外部ストレージ接続機能(Universal Volume Manager)を使用して,別筐体のストレージシステムのボリュームをマッピングします。

外部ストレージ接続機能を持つストレージシステム(内部ストレージシステム)のExternalポートと,外部ストレージシステムのポートとをファイバーチャネルで接続し,内部ストレージシステムのExternalポートと外部ストレージシステムのストレージポート間に外部パスを設定します。ホストから外部ストレージシステムに接続しなくても,内部ストレージシステムに接続するだけで,マッピングしたボリューム(外部ボリューム)が使用できるようになります。

図3-2 外部ストレージシステムのボリュームのマッピングの例

[図]

図中の例では,Hitachi AMS2000のボリュームをVirtual Storage Platformのほかのボリュームと同じように操作できます。この場合の外部ボリュームの使用例を次に示します。

Device Managerでは,外部ストレージシステム,内部ストレージシステム,外部ボリューム,および外部パス数を指定して,外部ボリュームをマッピングします。他社製のストレージシステムのような,Device Managerの管理対象外の外部ストレージシステムの場合でも,外部ボリュームをマッピングできます。

外部ストレージシステムをDevice Managerの管理対象として登録している場合は,外部ボリュームを直接指定したり,容量およびボリューム数だけ指定したりして,それに応じて提示されたマッピングのプランを実行します。外部ストレージシステムがDevice Managerの管理対象として登録されていない場合は,内部ストレージシステムのExternalポートに割り当てられている外部ボリュームを検出して,対象のボリュームを選択します。

内部ストレージシステムに割り当てた外部ストレージシステムのボリュームは,外部ボリュームとして参照できるようになります。外部ボリュームは,内部ストレージシステム内のほかのボリュームと同じように使用できます。

不要になった外部ストレージシステムを廃棄する場合は,外部ストレージシステムのボリュームのマッピングを解除します。外部ストレージシステムをDevice Managerに登録しているときは,マッピングの解除と合わせて,割り当ての解除や外部ボリュームの削除などの操作もできます。

関連項目

[目次] [前へ] [次へ]


All Rights Reserved. Copyright© 2010, 2014, Hitachi, Ltd.