Hitachi

インメモリデータグリッド Hitachi Elastic Application Data Store ユーザーズガイド


20.1.60 ead_node_eventtype構造体(ノードイベントリスナの実行契機)

ead_node_eventtype構造体は,ノードイベントリスナの実行契機を示す情報を格納します。

〈この項の構成〉

(1) 形式

struct ead_node_eventtype {
  EAD_BOOL   isolated;
  EAD_BOOL   recovered;
  EAD_BOOL   promoted_to_master;
  EAD_BOOL   promoted_to_slave;
  EAD_BOOL   demoted_to_slave;
  EAD_BOOL   no_role;
};

(2) メンバの説明

メンバ

イベント

指定値

isolated

  • 障害の発生によって,EADSサーバが縮退しました。

  • EADSサーバが停止しました。

  • eztool isolateコマンドの実行によって,EADSサーバが縮退しました。

該当するイベントの発生時にノードイベントリスナを実行する場合は,EAD_TRUEを指定します。

ノードイベントリスナを実行しない場合は,EAD_FALSEを指定します。

recovered

EADSサーバが復旧しました。

promoted_to_master

データを多重化している場合に,マスタとなるデータ(コピー元となるデータ)を格納するEADSサーバに変わりました。

promoted_to_slave

データを多重化している場合に,データのコピー先のEADSサーバに変わりました。

demoted_to_slave

データを多重化している場合に,マスタとなるデータ(コピー元となるデータ)を格納するEADSサーバから,データのコピー先のEADSサーバに変わりました。

no_role

EADSサーバが,次のどちらでもなくなりました。

  • マスタとなるデータ(コピー元となるデータ)を格納するEADSサーバ

  • データのコピー先のEADSサーバ

(3) 注意事項

すべてのメンバにEAD_FALSEを指定した場合は,ノードイベントリスナの登録に失敗します。