Hitachi

インメモリデータグリッド Hitachi Elastic Application Data Store ユーザーズガイド


20.1.59 ead_node_eventcontext構造体(ノードイベントリスナの情報)

ead_node_eventcontext構造体は,ノードイベントリスナ実行時に使用する情報を格納します。

〈この項の構成〉

(1) 形式

struct ead_node_eventcontext {
  int   event_type;
  int   nodeid;
  int   rangeid;
};

(2) メンバの説明

event_type

発生したイベントの種別を格納します。

記号定数(値)

説明

EAD_EVENT_TYPE_ISOLATED(1)

  • 障害の発生によって,EADSサーバが縮退しました。

  • EADSサーバが停止しました。

  • eztool isolateコマンドの実行によって,EADSサーバが縮退しました。

EAD_EVENT_TYPE_RECOVERED(2)

EADSサーバが復旧しました。

EAD_EVENT_TYPE_PROMOTED_TO_MASTER(3)

データを多重化している場合に,マスタとなるデータ(コピー元となるデータ)を格納するEADSサーバに変わりました。

EAD_EVENT_TYPE_PROMOTED_TO_SLAVE(4)

データを多重化している場合に,データのコピー先のEADSサーバに変わりました。

EAD_EVENT_TYPE_DEMOTED_TO_SLAVE(5)

データを多重化している場合に,マスタとなるデータ(コピー元となるデータ)を格納するEADSサーバから,データのコピー先のEADSサーバに変わりました。

EAD_EVENT_TYPE_NO_ROLE(6)

EADSサーバが,次のどちらでもなくなりました。

  • マスタとなるデータ(コピー元となるデータ)を格納するEADSサーバ

  • データのコピー先のEADSサーバ

nodeid

イベントが発生したEADSサーバIDを格納します。

rangeid

イベントが発生したレンジIDを格納します。

なお,event_typeにISOLATED(1)またはRECOVERED(2)が設定されていた場合,rangeidには無効な値(-1)が設定されます。