14.3.35 isolate(EADSサーバの縮退)
- 〈この項の構成〉
(1) 機能
EADSサーバを縮退させます。
(2) 規則
-
このサブコマンドは,クラスタの状態がクラスタ稼働中(AVAILABLE)のときに実行できます。
-
このサブコマンドは,EADSサーバが次の状態のときに実行できます。
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初期化状態(initialized)
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稼働状態(running)
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閉塞状態(closed)
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縮退状態(isolated)
-
-
稼働状態(running)でこのサブコマンドを実行した場合,実行中のユーザファンクションが終了するのを待ってから縮退します。
(3) 形式
eztool isolate [--stop]
(4) オプションおよび引数
(a) --stop
EADSサーバの縮退後,終了まで行いたい場合に指定します。
すでに縮退しているEADSサーバに対して実行した場合は,EADSサーバの終了だけを行います。
(5) リターンコード
次の表に示すリターンコードが返却されます。
項番 |
リターンコード |
リターンコードの説明 |
|
---|---|---|---|
コマンド定義のeads.command.compatパラメタを指定していない場合 |
コマンド定義のeads.command.compatパラメタに0300を指定した場合 |
||
1 |
0 |
0 |
コマンドの実行に成功しました。 |
2 |
101 |
101 |
コマンドの初期化に失敗しました。 |
3 |
110 |
接続に失敗しました。 |
|
4 |
111 |
通信タイムアウトで失敗しました。 |
|
5 |
120 |
構文不正で失敗しました。 |
|
6 |
130 |
コマンドを実行できない状態のため失敗しました。 |
|
7 |
131 |
ほかのコマンドが実行中のため失敗しました。 |
|
8 |
150 |
コマンド実行中に失敗しました。 |
|
9 |
200 |
コマンドタイムアウトで失敗しました。 |
(6) 注意事項
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このサブコマンドを実行してEADSサーバを縮退したあと,クラスタ構成情報が更新されていないEADSクライアントからAPIを実行した場合,EADSサーバとの接続でエラーが発生することがあります。
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このサブコマンドを実行することでレンジが動作不能となり,データの継続操作ができなくなる場合は,エラーとなります。