Hitachi

インメモリデータグリッド Hitachi Elastic Application Data Store ユーザーズガイド


14.3.20 remove(指定したデータの削除)

〈この項の構成〉

(1) 機能

指定したkey,およびkeyに関連づけられたvalueを削除します。

このサブコマンドは,構築後の実行環境が正常に動作するかどうかテストするために使用します。

(2) 規則

このサブコマンドはEADSサーバが稼働状態(running)のときに実行できます。

(3) 形式

eztool remove <キャッシュ名> <key>

(4) オプションおよび引数

(a) <キャッシュ名>

削除するvalueが格納されているキャッシュの名称を指定します。

キャッシュ名に指定できる文字を次に示します。

  • キャッシュ作成時にキャッシュ定義ファイルを使用しなかった場合

    半角32文字までの,ASCIIコード「0x20」〜「0x7E」の文字が指定できます。

  • キャッシュ作成時にキャッシュ定義ファイルを使用した場合

    半角32文字までの,半角英数字(0〜9,A〜Z,およびa〜z)が指定できます。

(b) <key>

削除するvalueに関連づけられたkeyを指定します。

keyとして指定できるデータについては,「15.2.2(1) keyとして指定できるデータ」を参照してください。

(5) リターンコード

次の表に示すリターンコードが返却されます。

表14‒39 eztool removeコマンドのリターンコード

項番

リターンコード

リターンコードの説明

コマンド定義のeads.command.compatパラメタを指定していない場合

コマンド定義のeads.command.compatパラメタに0300を指定した場合

1

0

0

コマンドの実行に成功しました。

2

101

101

コマンドの初期化に失敗しました。

3

120

構文不正で失敗しました。

4

150

コマンド実行中に失敗しました。

5

200

コマンドタイムアウトで失敗しました。

(6) 注意事項

APIで操作したデータをコマンドで操作したり,コマンドで操作したデータをAPIで操作したりすることができます。

ただし,keyやvalueに指定できるデータ型とサイズについて,APIとの完全な互換性はありません。