Hitachi

インメモリデータグリッド Hitachi Elastic Application Data Store ユーザーズガイド


10.2.1 EADSサーバを開始する手順(メモリ上にキャッシュを作成する)

EADSサーバを起動したあとに,メモリキャッシュを新規に作成する手順について説明します。

〈この項の構成〉

(1) EADSサーバを起動する

EADSサーバを起動するホストにログインしてezstartコマンドを実行し,EADSサーバを起動します。このコマンドはEADSサーバごとに実行する必要があります。

ezstart

(2) 初期化が完了していることを確認する

EADSサーバの起動に成功すると,初期化状態に遷移します。

eztool statusコマンドを実行して,全EADSサーバの初期化が完了していることを確認します。

eztool status

コマンド実行例

[図データ]

初期化が完了している場合,State欄にinitializedが表示されます。

(3) キャッシュを作成する

eztool createcacheコマンドを実行して,keyとvalueを格納するキャッシュを作成します。

eztool createcache <キャッシュ名>

コマンド実行例

[図データ]

(4) キャッシュが作成されていることを確認する

eztool listcacheコマンドを実行して,キャッシュの一覧を表示します。

eztool listcache

コマンド実行例

[図データ]

CacheName欄に表示されるキャッシュ名,およびCacheType欄に表示されるキャッシュタイプから,キャッシュが作成されていることを確認してください。

(5) クラスタの閉塞状態を解除する

初期化状態は閉塞状態と同じく,EADSクライアントからのリクエストが受け付けられない状態です。eztool openコマンドを実行して,クラスタの閉塞状態を解除します。

eztool open

コマンド実行例

[図データ]

(6) 閉塞状態が解除できていることを確認する

eztool statusコマンドを実行して,全EADSサーバの閉塞状態が解除できていることを確認します。

eztool status

コマンド実行例

[図データ]

閉塞状態が解除できている場合,State欄にrunningが表示されます。