Hitachi

インメモリデータグリッド uCosminexus Elastic Application Data store ユーザーズガイド


23.1.2 EADsクライアントで使用する定義ファイル

〈この項の構成〉

(1) クライアント定義ファイル

クライアント定義ファイルに指定できるパラメタの一覧を次の表に示します。

なお,必ず指定するパラメタを太字で表記しています。

環境依存パラメタの設計については,「8. 環境依存パラメタを設計する(EADsクライアント)」を参照してください。

チューニングパラメタの設計については,「9. チューニングパラメタを設計する」を参照してください。

表23‒7 クライアント定義ファイルに指定できるパラメタ一覧

項番

分類

パラメタ名

指定する内容

1

通信

(「8.3 通信に依存するパラメタの設計」参照)

eads.client.node.list

EADsクライアントの初期設定時に接続する,接続先EADsサーバを識別するための名称(任意の名称)

2

eads.client.<接続先EADsサーバ>.address

EADsクライアントの初期設定時に接続する,接続先EADsサーバのIPアドレスまたはホスト名

3

eads.client.<接続先EADsサーバ>.port

EADsクライアントの初期設定時に接続する,接続先EADsサーバのポート番号

4

ログファイル

(「8.4 ログファイルに依存するパラメタの設計」参照)

eads.logger.dir

ログファイルの出力先ディレクトリのパス

5

eads.logger.message.filesize

メッセージログの1ファイル当たりのファイルサイズ

6

eads.logger.message.filenum

メッセージログのファイル数

7

eads.logger.message.console.enable

メッセージログの標準出力への出力を有効にするか,無効にするか

8

eads.logger.commTrace.enable

通信トレースの出力を有効にするか,無効にするか

9

eads.logger.commTrace.filesize

通信トレースの1ファイル当たりのファイルサイズ

10

eads.logger.commTrace.filenum

通信トレースのファイル数

11

eads.logger.commTrace.commNo.prefix

PRFトレースに出力されるRootAP情報の通信番号(RootAP CommNo.)に含めるプレフィックス

12

メモリ・バッファ

(「9.1 メモリ・バッファに関連するパラメタの設計」参照)

eads.connection.buffersize

データの送受信バッファサイズ

13

スレッドプールおよびコネクションプール

(「9.2 スレッドプールおよびコネクションプールに関連するパラメタの設計」参照)

eads.connectionPool.poolsize

同一接続先に対してプールしておくコネクションの最大個数

14

eads.connectionPool.exceedMaxSizeError.enable

コネクションがすでに最大個数に達していて,すべて使用中の場合に,EADsクライアントからのリクエストをエラーにするかどうか

15

タイムアウト

(「9.3 タイムアウトに関連するパラメタの設計」参照)

eads.connection.send.timeout

クラスタ構成情報の更新確認やデータ送信のタイムアウト時間

16

eads.connection.receive.timeout

クラスタ構成情報の更新確認やデータ受信のタイムアウト時間

17

eads.client.clusterInfo.update.interval

クラスタ構成情報の更新確認を行う間隔