8.4.4 ログファイルに依存するパラメタ
ログファイルに依存するパラメタの一覧を次の表に示します。
なお,必ず指定するパラメタを太字で表記しています。
項番 |
定義ファイル |
パラメタ名 |
指定する値 |
デフォルト値 |
---|---|---|---|---|
1 |
クライアント定義ファイル |
パス名 |
なし |
|
2 |
ファイルサイズ(4096バイト〜2147483647バイト) |
1048576バイト |
||
3 |
ファイル数(1〜16) |
2 |
||
4 |
|
false |
||
5 |
|
false |
||
6 |
ファイルサイズ(4096バイト〜2147483647バイト) |
4194304バイト |
||
7 |
ファイル数(1〜16) |
2 |
||
8 |
プレフィックス(0〜127) |
0 |
- 〈この項の構成〉
(1) クライアント定義ファイル
(a) eads.logger.dir
ログファイルの出力先ディレクトリのパスを指定します。
指定されたパスが存在しない場合は作成します。
このパラメタに指定したディレクトリ下に出力されるログファイルについては,「8.4.2 ファイルの出力先の設定」を参照してください。
なお,複数プロセスで同じ出力先を同時に使用しないでください。
(d) eads.logger.message.console.enable
メッセージログの標準出力への出力を有効にするか,無効にするかを指定します。
- true:
-
標準出力への出力を有効にします。
- false:
-
標準出力への出力を無効にします。
(e) eads.logger.commTrace.enable
通信トレースの出力を有効にするか,無効にするかを指定します。
- true:
-
通信トレースの出力を有効にします。
- false:
-
通信トレースの出力を無効にします。
通信トレースの出力を有効にすると,保守情報を取得できます。ただし,性能に影響を与えるおそれがあります。
- 注意事項
-
通信トレースの出力を無効にする場合,障害発生時の原因調査ができないおそれがあります。
例えば,EADsクライアント・EADsサーバ間で通信障害が発生した場合,通信時の情報がないため,EADsクライアントとEADsサーバのどちらに原因があるのか特定できません。
(f) eads.logger.commTrace.filesize
通信トレースの1ファイル当たりのファイルサイズ(単位:バイト)を指定します。
eads.logger.commTrace.enableパラメタがfalseの場合,この指定は無効となります。
(g) eads.logger.commTrace.filenum
通信トレースのファイル数を指定します。
eads.logger.commTrace.enableパラメタがfalseの場合,この指定は無効となります。
(h) eads.logger.commTrace.commNo.prefix
PRFトレースに出力されるRootAP情報の通信番号(RootAP CommNo.)に含めるプレフィックスを指定します。
1プロセス内に複数のクラスローダを持ち,それぞれでライブラリを使用する場合,RootAP情報が一意となるように指定します。
RootAP情報の通信番号は16桁の16進数です。プレフィックスは9桁目から10桁目に該当します。
- (例)
-
00000000XXYYYYYY
XX:プレフィックス
YYYYYY:000001からFFFFFFまでの値
eads.logger.commTrace.enableパラメタがfalseの場合,この指定は無効となります。