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インメモリデータグリッド uCosminexus Elastic Application Data store ユーザーズガイド


22.1.2 ead_init_client_n()(EADsクライアントの初期設定)

〈この項の構成〉

(1) 機能

EADsクライアント名およびクライアント定義に従って,EADsクライアントの初期設定をします。

また,キャッシュを管理するキャッシュマネージャのハンドル(ポインタ)を取得します。

ead_init_client_n()を実行するたびに,クラスタを監視するスレッドが1つ生成されます。生成されたスレッドは,ead_terminate_client()実行時に終了します。

(2) 形式

#include <eads.h>
EAD_CACHE_MANAGER *ead_init_client_n
(
  const char     *client_name,   /* In */
  const char     *file_name,     /* In */
  int            *error_code     /* Out */
);

(3) 引数

client_name

EADsクライアント名を指定します。

指定できるデータについては,「15.2.2(4) EADsクライアント名として指定できるデータ」を参照してください。

EADsクライアント名とログファイルの出力先の関係については,「8.4.2 ファイルの出力先の設定」を参照してください。

file_name

EADsクライアントのクライアント定義ファイルのパスを指定します。

error_code

エラーコード取得先のポインタを指定します。

エラーコードについては,「22.2 クライアントライブラリのエラーコード(C言語)」を参照してください。

(4) 戻り値

ead_init_client_n()が正常に終了した場合は,キャッシュを管理するキャッシュマネージャのハンドル(ポインタ)が返却されます。

ead_init_client_n()が異常終了した場合は,NULLが返却されます。

(5) 注意事項