15.2.2 key,value,キャッシュ名,EADsクライアント名に指定できるデータ
key,value,キャッシュ名,EADsクライアント名に指定できるデータについて説明します。
(1) keyとして指定できるデータ
keyとして指定できるデータ型と文字数を,APを作成する言語ごとに次の表に示します。
APを作成する言語 |
keyとして指定できるデータ型 |
文字数 |
備考 |
---|---|---|---|
Java言語 |
文字列(java.lang.String) |
1〜1,024 |
|
C言語 |
'\0'を終端記号とする文字列(char *) |
1〜1,024 |
|
- 注意事項
-
eztool put,eztool get,eztool removeの各コマンドは,構築後の実行環境が正常に動作するかどうかテストするために使用します。そのため,コマンドで指定できるデータ型とサイズと,API(put,get,remove)で指定できるデータ型とサイズの間に完全な互換性はありません。
(2) valueとして指定できるデータ
valueとして指定できるデータ型とサイズを,APを作成する言語ごとに次の表に示します。
APを作成する言語 |
valueとして指定できるデータ型 |
サイズ (単位:バイト) |
備考 |
---|---|---|---|
Java言語 |
シリアライズ可能な任意のオブジェクト(java.lang.Object) |
1〜262,144 |
|
C言語 |
任意のバイト配列(void *) |
1〜262,144 |
任意のバイト配列の長さとなります。 |
- 注意事項
-
-
指定できるデータ型とサイズについて,API(put,get,remove)・コマンド(eztool put,eztool get,eztool remove)間に完全な互換性はありません。
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Java言語のクライアントAPまたはユーザファンクションと,C言語のクライアントAPで同一のkeyを扱う場合,valueはバイト配列にしてください。Java言語のクライアントAPまたはユーザファンクションから格納したバイト配列のvalueを,C言語のクライアントAPで取得できます。バイト配列でないvalueをC言語のクライアントAPで取得した場合,エラーとなります。
C言語のクライアントAPから格納したvalueは,Java言語のクライアントAPまたはユーザファンクションでバイト配列として取得できます。
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C言語のクライアントAPからユーザファンクションを実行する場合,ユーザファンクションの戻り値として扱うことができるオブジェクトは,バイト配列とnullだけです。バイト配列およびnull以外のオブジェクトを戻り値とした場合,エラーとなります。
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(3) キャッシュ名として指定できるデータ
キャッシュ名として指定できるデータ型と文字数を,APを作成する言語ごとに次の表に示します。
APを作成する言語 |
キャッシュ名として指定できるデータ型 |
文字数 |
備考 |
---|---|---|---|
Java言語 |
文字列(java.lang.String) |
1〜32 |
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C言語 |
'\0'を終端記号とする文字列(char *) |
1〜32 |
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(4) EADsクライアント名として指定できるデータ
EADsクライアント名として指定できるデータ型と文字数を,APを作成する言語ごとに次の表に示します。
APを作成する言語 |
EADsクライアント名として指定できるデータ型 |
文字数 |
備考 |
---|---|---|---|
Java言語 |
文字列(java.lang.String) |
0〜16 |
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C言語 |
'\0'を終端記号とする文字列(char *) |
0〜16 |
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