14.3.15 get(指定したデータの取得)
- 〈この項の構成〉
(1) 機能
指定したvalueを取得します。
このコマンドは,構築後の実行環境が正常に動作するかどうかテストするために使用します。
(2) 規則
このサブコマンドはEADsサーバが稼働状態(running)のときに実行できます。
(3) 形式
eztool get <キャッシュ名> <key>
(4) オプションおよび引数
(a) <キャッシュ名>
取得するvalueが格納されているキャッシュの名称を指定します。
キャッシュ名に指定できる文字を次に示します。
-
キャッシュ作成時にキャッシュ定義ファイルを使用しなかった場合
半角32文字までの,ASCIIコード「0x20」〜「0x7E」の文字が指定できます。
-
キャッシュ作成時にキャッシュ定義ファイルを使用した場合
半角32文字までの,半角英数字(0〜9,A〜Z,およびa〜z)が指定できます。
(b) <key>
取得するvalueに関連づけられたkeyを指定します。
keyには,半角1,024文字までの,ASCIIコード「0x20」〜「0x7E」の文字列(java.lang.String)が指定できます。
ただし,次の場合はエラーとなります。
-
区切り文字(:)がkeyの先頭または後尾にある場合
(例) 「:element」「group:」
-
区切り文字(:)が連続している場合
(例) 「group::element」
(5) 出力例
eztool getコマンドの実行結果の出力例を次に示します。
表示内容を次の表に示します。
項番 |
表示内容 |
説明 |
---|---|---|
1 |
Value |
取得したvalue |
2 |
ValueSize |
取得したvalueのサイズ(単位:バイト) |
(6) リターンコード
0:成功
101:失敗
(7) 注意事項
APIで操作したデータをコマンドで操作したり,コマンドで操作したデータをAPIで操作したりすることができます。
ただし,keyやvalueに指定できるデータ型とサイズについて,APIとの完全な互換性はありません。