14.3.21 resume(キャッシュの再開)
この項の内容は,ディスクキャッシュ,および2Wayキャッシュを使用する場合にお読みください。
- 〈この項の構成〉
(1) 機能
ディスクキャッシュ,および2Wayキャッシュを再開します。
このコマンドを実行すると,キャッシュ定義ファイルとキャッシュ情報ファイルが存在するキャッシュが再開されます。
次の場合は,このサブコマンドを使用して,キャッシュを再開します。
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正常にクラスタを停止したあとで,EADsサーバを再起動する場合
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クラスタ動作不能(NOT_AVAILABLE)またはクラスタ一部稼働中(PARTIALLY_AVAILABLE)の状態から,クラスタを復旧する場合
(2) 規則
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このサブコマンドは,クラスタが次の状態のときに実行できます。
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クラスタ稼働中(AVAILABLE)
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このサブコマンドは,クラスタへの参加状況がonlineのEADsサーバを処理対象とします。ただし,クラスタへの参加状況がofflineおよびstandbyのEADsサーバがクラスタ内にある場合は実行できません。クラスタへの参加状況については,eztool statusコマンドで確認できます。
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このサブコマンドは,処理対象のEADsサーバが次の状態のときに実行できます。
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初期化状態(initialized)
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稼働中のFullGCの発生を抑えるため,このサブコマンドが終了するタイミングで,各EADsサーバがFullGCを実施します。
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このサブコマンドがEADsサーバから排他を取得している間,EADsサーバは縮退状態(isolated)になりません。なお,EADsサーバから排他を取得している間にプロセスがダウンしたり,EADsサーバが停止したりした場合は,排他を解除したあとに縮退が実行されます。
(3) 形式
eztool resume
(4) リターンコード
0:成功
101:失敗
(5) 注意事項
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キャッシュの再開の対象とならないキャッシュのキャッシュ定義の定義内容も,クラスタを構成する全EADsサーバで同じになるようにしてください(eads.cache.disk.info.dirパラメタおよびeads.cache.disk.<n>.dirパラメタは除きます)。
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正常にクラスタを停止していない場合,削除したデータが復活することがあります。
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キャッシュの再開が中途半端に終了した場合,排他は解除されません。キャッシュの再開を実行後,排他が解除されていない場合は,データが不整合になっているおそれがあります。そのまま運用を継続するとデータが破壊されたり,消失したりする危険があるため,次の手順で対処してください。
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eztool status -vコマンドでクラスタの状態を確認する。
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eztool unlockコマンドで排他を解除する。
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eztool listcacheコマンドでキャッシュの一覧を確認する。
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必要に応じてeztool deletecache --with_deleteecfコマンドでキャッシュを削除する。
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再度キャッシュを再開する。
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キャッシュの再開に失敗した場合は,次の項目を確認して,再度キャッシュを再開してください。
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クラスタ定義ファイルに指定したパラメタの指定値が誤っていないかどうか
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キャッシュ定義ファイルに指定したパラメタの指定値が誤っていないかどうか
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キャッシュファイルが不正な状態になっていないかどうか
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