14.3.5 listcache(キャッシュの一覧表示)
- 〈この項の構成〉
(1) 機能
キャッシュの一覧を表示します。
(2) 規則
-
このサブコマンドは,クラスタが次の状態のときに実行できます。
-
クラスタ稼働中(AVAILABLE)
-
クラスタ一部稼働中(PARTIALLY_AVAILABLE)
-
-
このサブコマンドは,クラスタへの参加状況がonlineのEADsサーバを処理対象とします。ただし,クラスタへの参加状況がstandbyのEADsサーバがクラスタ内にある場合は実行できません。クラスタへの参加状況については,eztool statusコマンドで確認できます。
-
このサブコマンドは,処理対象のEADsサーバが次の状態のときに実行できます。
-
初期化状態(initialized)
-
稼働状態(running)
-
閉塞中(closing)
-
閉塞状態(closed)
-
(3) 形式
eztool listcache [-v]
(4) オプションおよび引数
(a) -vまたは--verbose
コマンド実行結果の詳細を表示したい場合に指定します。
(5) 出力例
eztool listcacheコマンドの実行結果の出力例を次に示します。
■-vまたは--verboseオプションを指定しない場合
■-vまたは--verboseオプションを指定する場合
表示内容を次の表に示します。
項番 |
表示内容 |
説明 |
表示の有無 |
|
---|---|---|---|---|
-vまたは--verboseオプション指定 |
||||
なし |
あり |
|||
1 |
CacheCount |
キャッシュ数の現在値と最大値 |
○ |
○ |
2 |
CacheName |
キャッシュ名 |
○ |
○ |
3 |
CacheType |
キャッシュタイプ 次のどれかが表示されます。
|
○ |
○ |
4 |
TotalMasterKeyCount |
各キャッシュのkeyの総数 多重化によってコピーされたkey数は含みません。 |
○ |
○ |
5 |
Server |
EADsサーバのIPアドレス,およびEADsクライアントとの通信に使用するEADsサーバのポート番号 次の形式で表示されます。 IPアドレス:ポート番号 縮退状態(isolated),または起動していないEADsサーバの場合は,何も表示されません。 |
× |
○ |
6 |
MasterKeyCount |
EADsサーバごとの,各キャッシュのkeyの数 多重化によってコピーされたkey数は含みません。 縮退状態(isolated),または起動していないEADsサーバの場合は,何も表示されません。 |
× |
○ |
- (凡例)
-
○:表示されます。
×:表示されません。
- 注
-
実行結果は,次の優先順位に従って表示されます。
-
CacheNameの値の自然順序順に表示されます。
-
-vまたは--verboseオプションを指定する場合,CacheNameの値が同じ行は,Serverの値の自然順序順に表示されます。
-
(6) リターンコード
0:成功
101:失敗
(7) 注意事項
出力処理中にコマンドがタイムアウトした場合,出力結果が欠落することがあります。また,出力処理が完了していても,コマンドがタイムアウトになることがあります。このような場合には,コマンドのタイムアウト時間を大きくしてから再実行してください。