JP1 Version 9 JP1/Cm2/Internet Gateway Server
スタティックNATデータファイルは,スタティック情報を定義します。なお,スタティック情報は,[NAT情報設定-スタティック情報]画面でも定義できます。[NAT情報設定-スタティック情報]画面の詳細については,「4.2.4 NAT情報の登録」を参照してください。
- <この節の構成>
- (1) 書式
- (2) 定義内容
- (3) 注意事項
- (4) 定義内容の反映方法
(1) 書式
グローバルIPアドレス,プライベートIPアドレス
なお,次の形式に従って,記述してください。
- 1行に一つの設定を,行の先頭から記述します。
- 空白およびコメントは使用できません。
(2) 定義内容
- グローバルIPアドレス
- 定義するグローバルIPアドレスを<*.*.*.*.>の形式で設定します。このとき,定義するグローバルIPアドレスは重複させないでください。
- プライベートIPアドレス
- 定義するプライベートIPアドレスを<*.*.*.*.>の形式で設定します。ポート統合モードの場合,IPアドレスは重複させないでください。シングルサーバモードの場合は,プライベートIPアドレスの値は重複して設定できます。
(3) 注意事項
スタティックNATデータファイルを作成したあとに,igschknataddrコマンドを実行して,整合性を確認する必要があります。igschknataddrコマンドの詳細については,「6 コマンド」の「igschknataddr(スタティックNATデータファイルの整合性の確認)」を参照してください。
(4) 定義内容の反映方法
作成したスタティックNATデータファイルの定義内容を反映する方法を次に示します。
- igsbkupコマンドを実行して,設定ファイルのバックアップを取得する。
igsbkupコマンドの詳細については,「6 コマンド」の「igsbkup(環境情報ファイルのバックアップ)」を参照してください。
- スタティックNATデータファイルを作成する。
- igschknataddrコマンドを実行して,スタティックNATデータファイルの内容をチェックする。
エラーが発生した場合は,スタティックNATデータファイルを修正し,再度igschknataddrコマンドを実行してください。igschknataddrコマンドの詳細については,「6 コマンド」の「igschknataddr(スタティックNATデータファイルの整合性の確認)」を参照してください。
- JP1/Cm2/IGSのサービスを停止する。
- 手順2で作成したスタティックNATデータファイルのファイル名をnataddr.infに変更し,IGSインストールディレクトリ\JP1Cm2IGS\confにコピーする。
- JP1/Cm2/IGSのサービスを起動する。
All Rights Reserved. Copyright (C) 2009, Hitachi, Ltd.