JP1 Version 9 JP1/Cm2/Internet Gateway Server

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7.5 スタティックNATデータファイル(nataddr.inf)

スタティックNATデータファイルは,スタティック情報を定義します。なお,スタティック情報は,[NAT情報設定-スタティック情報]画面でも定義できます。[NAT情報設定-スタティック情報]画面の詳細については,「4.2.4 NAT情報の登録」を参照してください。

<この節の構成>
(1) 書式
(2) 定義内容
(3) 注意事項
(4) 定義内容の反映方法

(1) 書式

グローバルIPアドレス,プライベートIPアドレス

なお,次の形式に従って,記述してください。

(2) 定義内容

グローバルIPアドレス
定義するグローバルIPアドレスを<*.*.*.*.>の形式で設定します。このとき,定義するグローバルIPアドレスは重複させないでください。

プライベートIPアドレス
定義するプライベートIPアドレスを<*.*.*.*.>の形式で設定します。ポート統合モードの場合,IPアドレスは重複させないでください。シングルサーバモードの場合は,プライベートIPアドレスの値は重複して設定できます。

(3) 注意事項

スタティックNATデータファイルを作成したあとに,igschknataddrコマンドを実行して,整合性を確認する必要があります。igschknataddrコマンドの詳細については,「6 コマンド」の「igschknataddr(スタティックNATデータファイルの整合性の確認)」を参照してください。

(4) 定義内容の反映方法

作成したスタティックNATデータファイルの定義内容を反映する方法を次に示します。

  1. igsbkupコマンドを実行して,設定ファイルのバックアップを取得する。
    igsbkupコマンドの詳細については,「6 コマンド」の「igsbkup(環境情報ファイルのバックアップ)」を参照してください。
  2. スタティックNATデータファイルを作成する。
  3. igschknataddrコマンドを実行して,スタティックNATデータファイルの内容をチェックする。
    エラーが発生した場合は,スタティックNATデータファイルを修正し,再度igschknataddrコマンドを実行してください。igschknataddrコマンドの詳細については,「6 コマンド」の「igschknataddr(スタティックNATデータファイルの整合性の確認)」を参照してください。
  4. JP1/Cm2/IGSのサービスを停止する。
  5. 手順2で作成したスタティックNATデータファイルのファイル名をnataddr.infに変更し,IGSインストールディレクトリ\JP1Cm2IGS\confにコピーする。
  6. JP1/Cm2/IGSのサービスを起動する。

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