JP1 Version 9 JP1/Cm2/Internet Gateway Server
(英字)
- APコネクション
- JP1/Cm2/IGSのポート統合機能を利用するアプリケーションの,マネージャとエージェント間で確立されるコネクションです。
- IGSコネクション
- JP1/Cm2/IGS間で確立するコネクションです。JP1/Cm2/IGSでカプセル化したパケットを送受信するために確立します。
- JP1/IM
- 分散システムを集中的に監視するためのプログラムです。分散システム内での業務の実行状況や障害などの情報を表すJP1イベントを,JP1/IM - Viewの画面を通じて監視できます。JP1/Cm2/IGSと連携させると,JP1/Cm2/IGSのサービス,IGSコネクションの接続状況,および障害の発生を監視できます。
- JP1イベント
- システム内で何らかの事象が発生した際に,その事象に関してJP1/Baseに通知される情報です。
- NAPT
- 一つのグローバルアドレスを複数のクライアントで共有するNATのことです。IPアドレスおよびポート番号を変換します。
- NAT
- 組織内のプライベートアドレスとインターネットで通信をするためのグローバルアドレスとの対応づけをして,外部と通信する時にプライベートアドレスをグローバルアドレスに,またはグローバルアドレスをプライベートアドレスに変換する仕組みのことです。
- NNMiまたはNNM
- IPネットワークをSNMPによって管理するためのプログラムです。IPネットワークの構成管理,性能管理,障害管理をします。JP1/Cm2/IGSは,NNMiまたはNNMが送受信するSNMPパケット内のIPアドレスをNAT変換の対象としています。また,JP1/Cm2/IGSと連携させると,NNMiのインシデントの参照またはNNMのアラームブラウザでIGSコネクションの接続状況および障害の発生を監視できます。
- rawソケット
- ネットワークプロトコルおよびインターフェースへのアクセスを提供するソケットです。JP1/Cm2/IGSとアプリケーションのインターフェースにrawソケットを使用します。
(ア行)
- アプリケーションサーバ
- ネットワーク上で,アプリケーションを提供するマシンのことです。このマニュアルでは,インターネットを介してパケットを送受信するマネージャやエージェントを指します。
- エージェント定義ファイル
- JP1/Cm2/IGSを介して通信をするSNMPエージェントのアドレスとホスト名を定義したファイルのことを,「エージェント定義ファイル」といいます。SNMPプロキシ通信をする場合,NNMiまたはNNMのSNMP設定の際に必要です。
(カ行)
- カプセル化
- アプリケーションサーバ間で送受信するパケット(APパケット)をJP1/Cm2/IGS間で送受信するパケットで梱包し,APパケットをJP1/Cm2/IGSのデータ部として扱うことです。
- 環境情報ファイル
- JP1/Cm2/IGSの動作環境を設定する定義ファイル,および環境設定の設定内容を出力したファイルの総称です。
- 環境設定
- JP1/Cm2/IGSの動作環境の設定や設定内容の表示をするGUIです。
(サ行)
- シングルサーバモード
- ポート統合しないで1台のJP1/Cm2/IGSでデータ部だけをNAT変換します。JP1/Cm2/IGSはプロキシサーバとしてだけ使用できます。ポート統合モードとの併用はできません。
- スタティック変換方式
- NAT変換の変換方式の一つで,プライベートアドレスとグローバルアドレスを1対1で変換します。あらかじめグローバルアドレスとプライベートアドレスの対応を設定しておきます。
(タ行)
- 着呼
- カプセル化通信をするときに,カプセル化されたデータを受け取り,カプセル化を解除することです。また,カプセル化を解除して送信先に送信するJP1/Cm2/IGSのことを,「着呼側JP1/Cm2/IGS」といいます。
- 透過ポート
- ファイアウォールを通過できるポートのことです。
- 動的NAT
- 複数のプライベートアドレスから,複数のグローバルアドレスへ1対複数で変換することです。NAT変換時は,指定された範囲から,使用されていないアドレスが自動的に選択されます。
(ハ行)
- 発呼
- カプセル化通信をするときに,データをカプセル化して,送信することです。また,カプセル化して送信するJP1/Cm2/IGSのことを,「発呼側JP1/Cm2/IGS」といいます。
- ファイアウォール
- 通過するデータを制限するゲートウェイです。
- プロキシ通信
- プロキシサーバとして設定したJP1/Cm2/IGSを経由して,アプリケーション間の通信をする機能のことです。プロキシ通信をするには,Proxy Optionのインストールと設定が必要です。
- ポート統合
- JP1/Cm2/IGSが持つ機能の一つで,ファイアウォールを通過する複数のポートをまとめることです。
(ラ行)
- リモート環境設定
- 他のJP1/Cm2/IGSの環境設定を,リモートで行う機能です。
- なお,リモート環境設定をするには,設定対象のJP1/Cm2/IGSでリモート設定を許可する設定が必要です。
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