JP1 Version 9 JP1/Cm2/Internet Gateway Server
次のようなシステム構成での例を説明します。
- 運用例
- ネットワークAのクライアントアプリケーションが,ネットワークBのサーバアプリケーションに対してTCP/IPの通信をする。
- システム構成・設定例
- JP1/Cm2/IGSはゲートウェイ専用マシンとして動作し,JP1/Cm2/IGSとアプリケーションとのインターフェースにはrawソケットを使用する。
図4-38 ゲートウェイサーバとして運用する例
- <この項の構成>
- (1) ネットワークAのJP1/Cm2/IGS(発呼側)での設定
- (2) ネットワークBのJP1/Cm2/IGS(着呼側)での設定
- (3) ネットワークAのクライアントマシンでの設定
- (4) ネットワークBのサーバマシンでの設定
(1) ネットワークAのJP1/Cm2/IGS(発呼側)での設定
- 送信先JP1/Cm2/IGS(着呼側)を決定する。
[IGS環境設定−通信情報]画面で,着呼側JP1/Cm2/IGSの情報を設定します。
詳細については「4.2.2(1) IGSコネクション情報を登録する」を参照してください。
- IGSノードアドレス:172.16.10.1
- ポート番号:22280
- 接続方式:常時接続
- IGSコネクションとAPコネクションを対応付ける。
[IGS環境設定−適用情報]画面で,サーバアプリケーションの情報を設定します。
詳細については「4.2.2(2) APコネクション情報を登録する」を参照してください。
- 送信先APノード:172.16.10.10
- 対象APポート:送信先
- ポート番号:23
(2) ネットワークBのJP1/Cm2/IGS(着呼側)での設定
特に設定はありません。
(3) ネットワークAのクライアントマシンでの設定
サーバ向け通信のゲートウェイをJP1/Cm2/IGS(発呼側)に設定します。詳細については「4.3.2 ゲートウェイの変更」を参照してください。
(4) ネットワークBのサーバマシンでの設定
クライアント向け通信のゲートウェイをJP1/Cm2/IGS(着呼側)に設定します。詳細については「4.3.2 ゲートウェイの変更」を参照してください。
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