JP1/NETM/DM Client(UNIX(R)用)

8.2.3　配布管理機能が発行するJP1イベント

配布管理機能が発行するJP1イベントを表8-11に示します。

表8-11　JP1イベント一覧（配布管理機能）

イベントID	イベント名称	イベント発行契機
00010302	指令完了イベント	差分指令ファイルまたは状態通知ファイルを受け取った際，指令の実行結果がCOMPLETEの場合に発行します。
00010303		差分指令ファイルまたは状態通知ファイルを受け取った際，指令の実行結果がERRORの場合に発行します。
00010304		差分指令ファイルまたは状態通知ファイルを受け取った際，指令の実行結果がINS-WAITの場合に発行します。
00010301	サーバダウンイベント	配布管理機能の処理サーバが異常終了したときに発行します。処理サーバが異常終了するとパッケージ配布などが実行できなくなるため，重度の障害を通知するJP1イベントです。
00000000	メッセージ	配布管理機能が出力するメッセージはすべてJP1イベントとして通知されます。ログファイルに出力されるメッセージもJP1イベントとして通知されます。

次に，配布管理機能が発行するJP1イベントの内容をイベントの種類ごとに説明します。また，JP1/Baseに対して発行するJP1イベントでは，基本属性のほかに拡張属性として重大度が設定されます。イベントごとの重大度は統合コンソールのビューアに表示されます。

＜この項の構成＞

(1)　指令完了イベント

(2)　サーバダウンイベント

(1)　指令完了イベント

配布管理機能が発行する指令完了イベントの属性を表8-12に，詳細情報を表8-13に示します。指令完了イベントで対象とする指令は，通常配布（指令種別：D）だけです。

表8-12　指令完了イベントの属性

属性種別		項目	属性名	内容
基本属性		イベントID	−	00010302（COMPLETE） 00010303（ERROR） 00010304（INS-WAIT）
		メッセージ	−	−
		詳細情報	−	あり 詳細情報の形式 テキスト 詳細情報の最大長 218バイト 詳細情報の項目の区切り文字 空白
拡張属性	共通情報	重大度	SEVERITY	COMPLETE・INS-WAIT：NOTICE（通知） ERROR：ERROR（エラー）

（凡例）

−：該当しない。

表8-13　指令完了イベントの詳細情報

項　目	内　容	最大長 （バイト）	形式
配布管理機能保守情報	配布管理機能の保守情報	7	文字列
自UNIXマシン名	自UNIXマシンのホスト名	33
指令完了日	YY：MM：DDの形式で示す。	8
指令完了時間	hh：mm：ssの形式で示す。	8
指令番号	配布先指令番号を示す。	16
配布先	指令のあて先を示す。	64
完全資源名	完全資源名を示す。	63
指令種別	指令の種別を示す。	1
ステータス	指令のステータスを示す。 1，2文字目：ホストステータス 3，4文字目：キャンセルステータス 5，6文字目：エンドステータス 7，8文字目：ユーザステータス 9，10文字目：エンドステータス2 11，12文字目：ユーザ組み込み処理の終了コード 13，14文字目：リカバリステータス	14

注

各項目は次に示すように，空白（△）またはスラントで区切られています。

 
配布管理機能保守情報△自UNIXマシン名△指令完了日△
指令完了時間△/指令番号/配布先/完全資源名/指令種別/ステータス

(2)　サーバダウンイベント

配布管理機能が発行するサーバダウンイベントの属性を表8-14に，詳細情報を表8-15に示します。

表8-14　サーバダウンイベントの属性

属性種別		項目	属性名	内容
基本属性		イベントID	−	00010301
		メッセージ	−	−
		詳細情報	−	あり 詳細情報の形式 テキスト 詳細情報の最大長 89バイト 詳細情報の項目の区切り文字 空白
拡張属性	共通情報	重大度	SEVERITY	CRITICAL（致命的）

（凡例）

−：該当しない。

表8-15　サーバダウンイベントの詳細情報

項目	内容	最大長 （バイト）	形式
配布管理機能保守情報	配布管理機能の保守情報	7	文字列
自UNIXマシン名	自UNIXマシンのホスト名	33
障害発生日	YY：MM：DDの形式で示す。	8
障害発生時間	hh：mm：ssの形式で示す。	8
プロセスID	プロセスIDを示す。	4
通信障害発生個所	通信障害の発生個所を示す。	9
サーバダウン要因	EXIT（EXIT終了）	4
	TERM（SIGTERM終了）
	STOP（強制終了）
EXITステータス	EXITステータスを示す。	8

注

各項目は次に示すように，空白（△）またはスラントで区切られています。

 
配布管理機能保守情報△自UNIXマシン名△障害発生日△障害発生時間△/プロセスID/通信障害発生個所/サーバダウン要因/EXITステータス

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