JP1/NETM/DM Client(UNIX(R)用)

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付録I 用語解説

(英字)

core関連情報
障害の調査に必要なcoreファイル,OSライブラリなどの情報のことです。

FireWall-1
JP1/NETM/DMシステムに適用できるファイアウォールの一つです。パケットフィルタリングゲートウェイ方式を採用しています。

Gauntlet
JP1/NETM/DMシステムに適用できるファイアウォールの一つです。アプリケーションゲートウェイ方式を採用しています。

JP1イベント
システム内で何らかの事象が発生した際に,その事象に関してJP1/Baseに通知される情報です。

(ア行)

イベントログイベントログファイル
JP1/NETM/DM Clientが出力するJP1イベントのことです。

インストールスクリプトファイル
Windowsマシンへの,ソフトウェアのインストール手順を記述したファイルです。共用資源をWindowsの配布先システムに配布する場合に必要です。

エンドWS
UNIXの配布先システムのうち,中継システムを経由しないで配布管理システムと直接接続するものを指します。

(カ行)

完全資源名
パッケージの配布・管理時にパッケージを特定するための,システム内でユニークな名称で,DM種別コード,グループ名,資源名,バージョン/リビジョン,および世代番号をピリオドでつないだものです。

基本機能(JP1/NETM/DM Client)
中継システム,配布先システム,および資源登録システムとしての機能です。通常は,マシンの起動と同時に自動的に基本機能部分を起動し,常駐させて使用します。

共用資源
UNIXの配布先システムとWindowsの配布先システムの両方に配布できるパッケージ(ユーザデータ,およびユーザプログラム)のことです。

組み込み支援機能
JP1/NETM/DM Clientが配布先システムとして動作するときの付加機能です。JP1/NETM/DM Managerの配布支援機能を使用して配布されたソフトウェアを組み込むときに,自動的に起動します。基本機能を前提として,より詳細な条件で,配布されたソフトウェアの組み込みを実行できます。

クライアントWS
UNIXの配布先システムのうち,配布管理システム(JP1/NETM/DM Manager)と直接接続しないで,中継システムを経由して接続するものを指します。

グループid
配布先システムをグループ化するときの識別子です。配布管理システムと配布先システムのどちらからも作成できます。

グループid定義ファイル
自UNIXマシンがどのグループidに属しているかを定義するファイルです。

(サ行)

資源格納庫
パッケージを格納する,配布管理システム上の領域です。

資源グループ
配布管理システムの資源格納庫内で,登録されたパッケージを分類して管理するための単位です。配布管理システムと資源登録システムの両方から設定できます。

資源状態ファイル
配布先システムごとのパッケージの組み込み状態を格納する,JP1/NETM/DM Managerのファイルです。

資源属性ファイル
配布管理システムに登録されたパッケージの属性情報(パッケージの名称,配布の条件など)を格納しているファイルです。パッケージの登録簿の役割を果たしています。

資源登録システム
配布するソフトウェアを,配布管理システムへ登録するシステムです。JP1/NETM/DM Clientがこの機能を持ちます。中継システムや配布先システムが,資源登録システムを兼ねることもできます。

資源ファイル
配布管理システムの資源格納庫や収集格納庫に格納されたソフトウェアのことです。

資源名
パッケージング時にソフトウェアに付ける名称です。

システム構成情報
中継システムや配布先システムのホスト名,IPアドレス,配布先名などのJP1/NETM/DMシステムのネットワーク構成の情報です。システム構成情報は,中継システムや配布先システムで対応する環境設定がされている場合は,自動的に配布管理システム(JP1/NETM/DM Manager)に通知され,システム構成管理ファイルに格納されます。

システム情報
配布先システムのディスク容量やメモリ容量などのハードウェアの情報です。配布管理システムは配布先システムからシステム情報を収集し,パッケージ配布前に配布先システムの状態を確認するためなどに使います。

実行管理ファイル
配布管理システムで実行する指令を登録するファイルです。実行後の指令の状態も管理します。

収集格納庫
配布先システムから収集したファイルを格納するための,配布管理システム上の領域です。

収集庫
配布先システムから収集するファイルを一時的に保管しておくための,中継システムおよびエンドWS上の領域です。

収集スクリプトファイル
Windowsマシンからファイルを収集するときに必要なファイルです。収集資源の情報や収集の方法を記述します。

収集ファイル
収集するファイルの情報(収集属性)を設定するファイルです。配布管理システムでは,このファイルの設定に従ってファイルを収集します。

指令
配布管理システムから配布先システムに対して実行する,配布,収集などの指示です。

指令保管庫
配布管理システムから中継システムを経由して実行される指令を一時的に格納しておくための,中継システム上の領域です。

設定ファイル
プログラムの動作環境を設定するファイルです。

ゼネレータ
配布管理システムから配布されたパッケージを組み込むためのプログラムです。JP1/NETM/DM Clientの基本機能が提供する標準ゼネレータと,組み込み支援機能が提供するゼネレータとがあります。

(タ行)

中継システム
配布管理システムと配布先システムの中間に位置し,配布先システムへのパッケージ配布およびファイル収集の中継をするシステムです。中継システムを階層的に接続して使用できます。

デフォルトid
グループidが定義されていない場合に使用する省略時仮定値のグループidで,中継システム,またはその直下のすべてのクライアントをプラットフォームごとの名称でグループ分けしたものです。

登録ファイル
ソフトウェアを登録するために,登録するソフトウェアの情報を記述したファイルです。登録ファイルに記述された情報が,配布管理システムの資源属性ファイルに格納されます。

(ハ行)

配布管理機能
JP1/NETM/DM Client上で動作する配布管理システムの機能です。配布管理システムとして使用したい場合だけ,コマンドでこの機能を起動して使用します。JP1/NETM/DM Clientの配布管理機能は,LANで直接接続しているシステム(JP1/NETM/DM Client)に対してだけ有効です。

配布管理システム
パッケージを配布し,配布状況や配布先の状態を管理するシステムです。

配布先システム
パッケージの配布先となるシステムです。配布先システムがUNIXの場合,配布管理システムと直接接続しているものをエンドWS,中継システムを経由して接続しているものをクライアントWSと呼びます。

パッケージ
登録されて配布できる状態になったソフトウェアのことです。

パッケージング
ソフトウェアを配布管理システムに登録する作業をいいます。

ファイル転送サーバ
中継システムおよびエンドWSで動作し,配布管理システムと配布先システム間,中継システムと配布先システム間のファイル転送を制御するプロセスです。

複数LAN接続
複数のLANで構成されたシステムに対応するJP1の機能のことです。
この機能を使うと,複数のLANに接続されたホスト上で,JP1の通信に使うLANを設定できます。システムやほかのアプリケーションとは別にJP1独自に通信設定できるので,多様なネットワーク構成や運用方法に柔軟に対応できます。
なお,複数のLANに接続したホストを,マルチホームホストや複数NIC(Network Interface Card)のホストと呼ぶこともあります。
JP1/NETM/DMでは,次の複数LAN接続の環境での運用をサポートしています。
  • 複数のネットワークに分かれている環境
  • ネットワークが多重化されている環境

保管庫
配布管理システムから中継システムを経由して配布されるパッケージを一時的に格納しておくための,中継システム上の領域です。

ホストファイル
配布管理システムの属性を指定したファイルです。設定ファイルで指定した配布管理システムと異なる配布管理システムを指定する場合に使用します。

(マ行)

マルチNETM/DM機能
1台のマシンで複数の配布管理システムを動作させる機能です。1台のマシン上で最大8台の配布管理システムを動作させることができます。

(ヤ行)

ユーザ資源状態ファイル
配布先システムのユーザのパッケージの状態を記述したファイルです。配布先システム側でローカルに組み込んだパッケージの状態などを,配布管理システムに通知する場合に使用します。通知した情報は,配布管理システムの資源状態ファイルに格納されます。

ユーザ資産情報
配布管理システムで,管理者が独自に項目を設定して収集する管理情報です。配布先システムのユーザは,要求された項目に対する自システムの情報を入力する必要があります。

ユーザ収集処理
ファイル収集の実行前または実行後に起動する,ユーザ固有の処理です。

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