JP1/NETM/DM Client(UNIX(R)用)

[目次][用語][索引][前へ][次へ]


4.3.2 ユーザ資産情報の管理

配布管理システムでは,マシンの設置場所や使用者の名前,電話番号など,ユーザ固有の情報(ユーザ資産情報)を任意のフォーマットで収集して管理できます。

また,配布管理システムがWindows版JP1/NETM/DM Managerの場合は,ユーザ資産情報を定期的に収集できます。収集時期は,毎日,毎週,毎月の3種類です。詳細はWindows版のマニュアルを参照してください。収集時期を指定すると,ユーザ資産情報が変更されたときにだけ,すべてのユーザ資産情報を収集します。

<この項の構成>
(1) ユーザ資産情報の入力方法
(2) ユーザ資産情報の入力画面

(1) ユーザ資産情報の入力方法

Windowsの配布管理システムでは,入力画面([JP1/NETM/DMユーザ情報設定]ダイアログボックス)を配布先システムに配布して入力させ,ユーザ資産情報としてさまざまな情報を管理できます。配布先システムでは,ユーザ資産情報の入力要求が来ているかどうか確認し,入力要求があれば画面の項目を入力する必要があります。ユーザ資産情報の入力要求が来ているかどうかの確認,および入力ダイアログの表示には,rdsusrinvコマンドを使用します。

画面の各項目に入力できない文字を入力したり必須項目の入力を省略したりすると,メッセージダイアログが表示され,再入力を要求します。配布管理システムによって項目の入力条件が変更された場合,前回設定した情報のまま画面を終了してもエラーになることがあるので,注意してください。

ユーザ資産情報は,rdsusrinvコマンドの-sオプションを指定して,コマンドラインから入力することもできます。rdsusrinvコマンドを使ったユーザ資産情報の入力方法については,「第3編 9. コマンドの操作(基本機能・組み込み支援機能)」を参照してください。

なお,「ユーザ資産情報の取得」ジョブを自システム経由で実行された場合,下位システムから受信したユーザ資産情報は,設定ファイルに設定された配布管理システムに通知されます。

(2) ユーザ資産情報の入力画面

[JP1/NETM/DMユーザ情報設定]ダイアログボックスを表示するには,「rdsusrinv」と入力して,実行してください。

[図データ]

先頭に必須項目の印が付いている項目は,入力を省略できません。

また,項目によっては,入力文字が制限されている場合があります。入力できる文字を確認するには,項目を選択して[入力できる文字]ボタンを押してください。次に示す[入力できる文字の説明]ダイアログボックスに,選択した項目名と,その項目に入力できる文字を○,入力できない文字を×で表示します。設定された内容は変更できません。

[図データ]

ダイアログボックスを閉じるには,[閉じる]ボタンを押してください。

別の項目の情報を表示したい場合は,項目名の横の[..]ボタンを押してください。次に示す[項目一覧]ダイアログボックスに,項目名が一覧表示されます。

[図データ]

項目一覧の中から別の項目を選んで[選択]ボタンを押すと,ダイアログボックスが閉じて,[入力できる文字の説明]ダイアログボックスの表示項目が切り替わります。

[目次][前へ][次へ]


[他社商品名称に関する表示]

All Rights Reserved. Copyright (C) 2009, 2010, Hitachi, Ltd.