JP1/NETM/DM Client(UNIX(R)用)
複数のディレクトリやファイルをまとめて一つのファイルとして収集する場合,収集パスファイルを作成します。また,単一のファイルを収集する場合でも,ファイル名が絶対パス指定で64文字以上の場合は,収集パスファイルを作成します。収集パスファイルはファイル収集をするUNIXマシンで作成するほかに,パッケージ配布で各システムへ配布しておくこともできます。
収集パスファイルは,設定ファイルと同様にフルスクリーンエディタなどで作成します。
- <この項の構成>
- (1) 収集パスファイルの作成規則
- (2) 収集パスファイルの作成例
(1) 収集パスファイルの作成規則
収集パスファイルの形式を次に示します。
ファイル名またはディレクトリ名〔[Tab]{f|d}〕[Enter]
- ファイル名またはディレクトリ名
- 収集するファイルのファイル名またはディレクトリ名を絶対パスで指定します。
- {f|d}
- 指定した名称がファイルであるかディレクトリであるかを指定します。
- この項目を指定すると,ファイル収集の実行時に,指定された内容とファイルが正しいか確認します。
- この項目の指定を省略すると,指定した名称がファイル名であれば,指定したファイルを収集します。また,指定した名称がディレクトリ名であれば,指定したディレクトリおよびそのディレクトリ下のファイルをすべて収集します。
- f
- 指定した名称がファイルの場合に指定します。
- d
- 指定した名称がディレクトリの場合に指定します。
収集パスファイルは次の規則に従って作成してください。
- [Tab]の代わりに空白も指定できます。
- 収集パスファイルを作成するディレクトリは任意ですが,収集パスファイルのファイル名は絶対パス指定で63文字以内にしてください。
- 収集パスファイルの1行の長さは,[Enter]を含めて最大1,024バイトです。
- 1カラム目に「#」を指定すると,その行はコメントとみなします。
(2) 収集パスファイルの作成例
収集パスファイルの作成例を次に示します。
# 収集資源1 (ファイル指定) /local/users/work/file1 f # 収集資源2 (ディレクトリ指定) /local/users/program d # 収集資源3 /local/users/temp収集資源1および収集資源2がファイルかディレクトリかは,ファイル収集の実行前に配布先システムが確認します。
All Rights Reserved. Copyright (C) 2009, 2010, Hitachi, Ltd.