JP1/NETM/DM Client(UNIX(R)用)

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1.3.2 JP1/NETM/DM Clientで使用するファイル

この項では,JP1/NETM/DM Clientを操作するうえで,作成または変更する必要のあるファイルについて説明しています。その他の情報については,次に示す項を参照してください。

ファイル(ディレクトリ)構造について
→「付録A JP1/NETM/DM Clientのファイル構造」を参照

ファイルのディスク所要量について
→「第2編 6.2 ハードディスク所要量およびメモリ所要量の見積もり」を参照
<この項の構成>
(1) 基本機能で使用するファイル
(2) 組み込み支援機能で使用するファイル
(3) 配布管理機能で使用するファイル

(1) 基本機能で使用するファイル

JP1/NETM/DM Clientの基本機能で使用するファイルを表1-3に示します。

表1-3 JP1/NETM/DM Clientで使用するファイル(基本機能)

区分 呼称 説明
ソフトウェア登録時に使用するファイル 登録ファイル コマンドでソフトウェアを登録する場合の,登録するソフトウェアの情報を設定するファイルです。
登録情報ファイル GUI上で設定したソフトウェア登録の情報を格納するファイルです。
ユーザ資源パス記述ファイル ハードディスクから登録するディレクトリを記述するファイルです。
スペシャルファイル定義ファイル パッケージングに使用するデバイススペシャルファイルを記述するファイルです。
ファイル収集時に使用するファイル 収集ファイル 収集するファイルの属性を設定したファイルです。
収集パスファイル 複数のディレクトリやファイルをまとめて収集するときに作成するファイルです。
パッケージなどを保存するディレクトリ 保管庫(資源保管庫) 配布管理システムから配布されたパッケージを,中継システム上でいったん保管しておくための領域です。
指令保管庫 配布管理システムからグループidを指定して実行された指令を,中継システム上でいったん保管しておくための領域です。
収集庫 下位システムから収集したファイルを中継システム上でいったん保管しておくための領域です。
上位システムへの通知のためのファイル ユーザ資源状態ファイル (JP1/NETM/DM Managerを使わないで)ローカルで組み込んだパッケージの状態などを,配布管理システムに通知するためのファイルです。
システム情報自動収集用ファイル ハードウェアやソフトウェアの情報を配布管理システムに自動的に通知するためのファイルです。
クライアントの起動状態を管理するファイル クライアント起動抑止ファイル 中継システムで配布指令を受け取ったときに,クライアントの起動を抑止するファイルです。
クライアント起動失敗通知ファイル 中継システムからクライアントへパッケージを組み込もうとして,クライアントの起動に失敗したときに,そのエラーを配布管理システムに通知するファイルです。
設定ファイル 基本機能の動作環境を設定するファイルです。
動作環境設定用ファイル 中継システムおよび配布先システムとしての詳細な動作環境を設定するファイルです。
ホストファイル※1 配布管理に関する環境を設定するファイルです。
グループid定義ファイル※2 配布先システムをグループ化するときに,グループidの情報を格納するファイルです。
配布状況ファイル 中継システムで配布状況を表示するときに使うファイルです。
システム構成用ディレクトリ システム構成の自動登録をするときに使うファイルを格納するディレクトリです。システムで使用するため,編集はできません。
ネットワークインタフェース定義ファイル JP1/NETM/DMが使用するネットワークインタフェースを優先順位の高い順に定義するファイルです。
ログファイル ログファイル 基本機能での処理の履歴が格納されるファイルです。
ファイルシステム障害情報格納ファイル 障害情報を格納するファイルです。

注※1
中継システム,またはエンドWSで使用します。

注※2
中継システム,またはクライアントWSで使用します。

(2) 組み込み支援機能で使用するファイル

JP1/NETM/DM Clientの組み込み支援機能で使用するファイルを表1-4に示します。

表1-4 JP1/NETM/DM Clientで使用するファイル(組み込み支援機能)

名称 説明
適用日組み込み待ち保管ディレクトリ 組み込み日時が指定されたパッケージを一時的に保管しておくためのディレクトリです。
環境設定ファイル 組み込み支援機能の動作環境を設定するファイルです。
ログファイル 組み込み支援機能での処理の履歴が格納されるファイルです。
エラーログファイル 組み込み支援機能での障害の履歴が格納されるファイルです。

(3) 配布管理機能で使用するファイル

JP1/NETM/DM Clientの配布管理機能で使用するファイルを表1-5に示します。

表1-5 JP1/NETM/DM Clientで使用するファイル(配布管理機能)

区分 呼称 説明
パッケージを保存するファイル 資源格納庫 資源登録システムから登録された,配布のためのパッケージを格納するファイルです。
管理ファイル 資源属性ファイル 資源格納庫に格納されているパッケージの属性情報(資源名,バージョン/リビジョン,世代番号など)を保存するファイルです。
資源管理ファイル パッケージを配布するための管理者用の情報を格納するファイルです。
実行管理ファイル パッケージの配布・収集などの動作指示(指令)を管理するためのファイルです。
運用情報ファイル ジョブファイル 1回の配布指示操作で登録する複数の指令をジョブとして管理するためのファイルです。
設定ファイル 配布管理機能の動作環境を設定するファイルです。
ログファイル ログファイル 配布管理機能での処理の履歴が格納されるファイルです。
メッセージログファイル 配布管理機能のメッセージを格納するファイルです。

注※
基本機能の保管庫を共用して使用します。

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