JP1/NETM/DM 運用ガイド2 (Windows(R)用)
パッケージをバックアップから復元するdcmpkputコマンドについて説明します。このコマンドは,JP1/NETM/DM ManagerおよびJP1/NETM/DM Client(中継システム)の配布管理システムで実行できます。なお,このコマンドでは,パラメタファイルを使用しません。
バックアップファイルからパッケージを復元し,指定したキャビネットに保管します。
dcmpkput.exe [/C キャビネット識別ID] /i 入力先ディレクトリ [/of 入力ファイル名] [/f] [/LC {ON|OFF}]
dcmpkput.exe /i C:\temp\pkg /of *
dcmpkputコマンド実行時のリターンコードを次の表に示します。
コード | 意味 | 対処 |
---|---|---|
0 | パッケージの復元が成功した。 | なし。 |
1 | dcmpkgetコマンドの結果出力ファイルをオープンできない,またはファイル形式に誤りがある。 | 結果出力ファイルのパス,またはファイル形式を確認してください。 |
2 | コマンドの引数に不正な値が指定されている。 | コマンドの引数の設定値を確認してください。 |
3 | 配布管理システムへの接続でエラーが発生した。 | 配布管理システムのバージョンを確認してください。 |
4 | 指定したバックアップファイルが存在しない。 | バックアップファイルのパスを確認してください。 |
5 | すでにパッケージが存在する,またはキャビネットにこれ以上のパッケージを登録できない。 | キャビネット内のパッケージ名,およびパッケージ数を確認してください。 |
12 | そのほかのエラーが発生した。 | イベントログを参照してください。 |
また,JP1/Baseと連携してJP1/NETM/DMのユーザを管理している場合は,「1.3.3 コマンドを実行するための設定」も合わせて参照してください。
dcmpkgetコマンドで取得したバックアップファイルからパッケージを復元する例を次に示します。
C:\Dmbat\backupに取得したすべてのバックアップファイルを,キャビネット識別ID「01」のキャビネットに復元する場合は,次のように指定します。
dcmpkput.exe /C 01 /i C:\Dmbat\backup /of *
All Rights Reserved. Copyright (C) 2009, 2013, Hitachi, Ltd.
Copyright, patent, trademark, and other intellectual property rights related to the "TMEng.dll" file are owned exclusively by Trend Micro Incorporated.