JP1/NETM/DM 運用ガイド2 (Windows(R)用)

[目次][用語][索引][前へ][次へ]

4.6 dcmdice.exe(ソフトウェアインベントリ辞書のエクスポート)

ソフトウェアインベントリ辞書をエクスポートするdcmdiceコマンドについて説明します。このコマンドは,JP1/NETM/DM Managerの配布管理システムで実行できます。なお,このコマンドでは,パラメタファイルを使用しません。

<この節の構成>
(1) 機能
(2) 形式
(3) 引数
(4) リターンコード
(5) 実行例

(1) 機能

ローカルホスト上の配布管理システムに接続し,ソフトウェアインベントリ辞書または削除ソフトウェア管理テーブルの情報を,CSV形式ファイルに出力します。dcmdiceコマンドで出力したCSV形式ファイルは,表計算ソフトなどで編集し,dcmdiciコマンドで,ソフトウェアインベントリ辞書にインポートできます。

CSV形式ファイルには,ソフトウェアごとに,次の情報が出力されます。

管理フラグ,ソフトウェア名称,ソフトウェアバージョン,会社名,言語,パス名,ファイル名,ファイルバージョン,ファイルサイズ,更新日時,検索日時,説明,所有ライセンス数,警告ライセンス数,更新日時(UTC)

注※ 更新日時(UTC)は,コマンドを実行した配布管理システムのローカル時間に変換されて出力されます。

(2) 形式

dcmdice.exe /of 結果出力ファイル名 [/ol 最大行数] [/mf管理フラグ]
            [/LC {ON|OFF}]

(3) 引数

(4) リターンコード

dcmdiceコマンド実行時のリターンコードを次の表に示します。

コード 意味 対処
0 ファイルの出力が成功した。 なし。
2 コマンドの引数に不正な値が指定されている。 コマンドの引数の設定値を確認してください。
3 配布管理システムへの接続でエラーが発生した。 配布管理システムのバージョンを確認してください。
4 出力ファイルをオープンできない。 出力ファイルの指定を確認してください。
12 そのほかのエラーが発生した。 イベントログを参照してください。システムエラー,処理が拒否された,ソフトウェアインベントリ辞書または削除ソフトウェア管理テーブルにデータがなかったなどが考えられます。

また,JP1/Baseと連携してJP1/NETM/DMのユーザを管理している場合は,「1.3.3 コマンドを実行するための設定」も合わせて参照してください。

(5) 実行例