JP1/NETM/DM 運用ガイド1 (Windows(R)用)

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11.10 バックアップファイルを管理する

バックアップ・リストア機能を使用したリモートインストールが失敗した場合,通常はバックアップファイルを使用したリストア(ファイルの回復)が自動的に実行されます。しかし,このとき実行されるリストアも,失敗または実行されないことがあります。

UNIX版のパッケージャ(資源登録システム)からパッケージングされたパッケージの場合,クライアントでは復元に失敗したバックアップファイルが,パッケージング時に指定した「バックアップ保存期間」の指定に従って保存されます。

保存されているバックアップファイルはコマンドで操作できます。必要に応じて,バックアップファイルを確認し,ファイルの削除またはリストアの再試行などの処置を取ってください。

保存されたバックアップファイルを管理するコマンドを次の表に示します。

表11-4 バックアップファイルを管理するコマンド

コマンド名 機能
dmpbklst バックアップファイルの一覧を出力する
dmpbkdel バックアップファイルを削除する
dmprcvry 保存されているバックアップファイルを使ってリストアを再試行する
<この節の構成>
11.10.1 バックアップ取得状況一覧の出力(dmpbklstコマンド)
11.10.2 バックアップファイルの削除(dmpbkdelコマンド)
11.10.3 リストアの再試行(dmprcvryコマンド)