JP1/NETM/DM 運用ガイド1 (Windows(R)用)

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10.2.3 利用されていない機器を検索する不稼働機器一覧

利用されていない機器の有無を調査します。各部署からの機器の配布要求に対して,利用されていない機器を割り当てられるため,効率良く資産を運用できます。

利用されていない機器とは,一定期間情報が更新されていない機器を指します。利用されていない機器は,業務メニュー「不稼働機器一覧」をクリックすると表示される不稼働機器一覧画面から検索します。不稼働機器一覧画面を次の図に示します。

図10-10 不稼働機器一覧画面

[図データ]

不稼働機器一覧画面では,使用中として扱われる状態の機器の中から,検索条件「稼働日付」に指定した期間利用されていない機器が検索されます。

不稼働機器一覧には,稼働状況を管理する対象となっている機器だけが表示されます。稼働状況を管理するかどうかは,[機器詳細]ダイアログボックスで設定できます。

インベントリ情報を収集した日から一定期間,情報の更新がない機器が不稼働機器として検索されます。

<この項の構成>
(1) 機器の詳細情報を表示する
(2) 不稼働機器の状態を一括で変更する

(1) 機器の詳細情報を表示する

検索結果の一覧で「資産番号」のアンカーをクリックすると,[機器詳細]ダイアログボックスが表示されて,機器の詳細情報を参照および編集できます。各機器の詳細情報の参照および編集方法については,「10.2.6 各機器の詳細情報の管理」を参照してください。

(2) 不稼働機器の状態を一括で変更する

不稼働の機器を一括で「廃棄」状態にする場合を例に,不稼働機器の管理情報を変更する手順を次に示します。

  1. 必要に応じて検索条件「部署」および「設置場所」を指定し,「機器状態」に「運用」を指定して,[検索]ボタンをクリックする。
    条件に一致する機器が検索されます。
  2. [全選択]ボタンをクリックして,[一括変更]ボタンをクリックする。
    [変更情報設定]ダイアログボックスが表示されます。
  3. 「機器状態」のチェックボックスをオンにする。
  4. 「機器状態」のプルダウンから「廃棄」を選択する。
    「機器状態」に「廃棄」が指定されます。
    キャンセルする場合は,[閉じる]ボタンをクリックしてください。
  5. [更新]ボタンをクリックする。
    [変更情報設定]ダイアログボックスが閉じて,「機器状態」が「運用」の機器が「廃棄」に変更されます。
    [変更情報設定]ダイアログボックスでは,変更したい項目を,チェックボックスをオンにして選択します。登録されている値を削除するには,チェックボックスをオンにしたあと,値を設定しないで[更新]ボタンをクリックしてください。ただし,「機器状態」,「稼働管理種別」,「機器種別」の値は削除できません。

機器状態に「廃棄」を指定した状態の[変更情報設定]ダイアログボックスを次の図に示します。

図10-11 [変更情報設定]ダイアログボックス

[図データ]