JP1/NETM/DM 運用ガイド1 (Windows(R)用)
ここでは,各機器の詳細情報の管理について説明します。各機器の詳細情報は,各業務で検索または集計した結果から,[機器詳細]ダイアログボックスとして表示します。
[機器詳細]ダイアログボックスでは,機器に関するさまざまな情報を参照したり,編集したりします。[機器詳細]ダイアログボックスで参照できる情報と表示されるタブを次に示します。
[機器詳細]ダイアログボックスの[機器]タブでは,「部署」などの情報を参照および編集します。[機器詳細]ダイアログボックスの[機器]タブを次の図に示します。
図10-15 [機器詳細]ダイアログボックスの[機器]タブ
機器を稼働状況の管理対象にするかどうかを設定します。稼働状況の管理対象に設定することで,業務メニュー「不稼働機器一覧」での検索対象にできます。
稼働状況の管理対象にするには,「稼働管理種別」を「稼働管理対象」に設定します。
機器を使用している部署を変更します。[機器詳細]ダイアログボックスで変更した値は,配布管理システムで管理しているインベントリ情報と異なっていても上書きされません。
[機器詳細]ダイアログボックスで設定した値より,業務メニュー「IPグループ管理」で作成した部署別IPグループに対応した値を優先させる場合は,タスク「データメンテナンス」で,IPグループに対応した値で上書きするように設定できます。タスク「データメンテナンス」の実施内容を選択する方法については,マニュアル「構築ガイド」の「10.7.2 タスク「データメンテナンス」で実施する作業の指定」を参照してください。
機器の状態を変更します。
機器状態を「返却」,「廃棄」または「仮廃棄」の状態にすると,Windowsのタスクスケジューラに登録されたタスク「データメンテナンス」の実行時に,該当する機器の関連情報がすべて削除されます。
なお,操作画面から更新したものについても同様に削除されます。
機器の状態は,「在庫」,「運用」,「返却」,「廃棄」,「仮廃棄」および「抹消」から選択できます。
[機器詳細]ダイアログボックスの[ネットワーク]タブでは,「IPアドレス」と関連するネットワーク情報を参照および編集します。[機器詳細]ダイアログボックスの[ネットワーク]タブを次の図に示します。
図10-16 [機器詳細]ダイアログボックスの[ネットワーク]タブ
IPアドレスを追加する手順を次に示します。
「DHCPサーバ名」と「IPアドレス」を両方指定すると,指定したIPアドレスは登録されますが,利用されていると見なされません。そのため,未使用のIPアドレスのままとなります。
「IPアドレス」のアンカーをクリックすると表示される[ネットワーク情報詳細]ダイアログボックスでは,各IPアドレスに対応する次の情報を参照および編集できます。[ネットワーク情報詳細]ダイアログボックスを次の図に示します。
図10-17 [ネットワーク情報詳細]ダイアログボックス
ネットワーク情報を編集して[更新]ボタンをクリックすると,指定した内容でネットワーク情報を更新できます。また,IPアドレスのチェックボックスをオンにして[削除]ボタンをクリックすると,ネットワーク情報を削除できます。キャンセルする場合は,[閉じる]ボタンをクリックしてください。
[機器詳細]ダイアログボックスの[ソフトウェア]タブでは,機器にインストールされているソフトウェアの情報を参照および編集します。[機器詳細]ダイアログボックスの[ソフトウェア]タブを次の図に示します。
図10-18 [機器詳細]ダイアログボックスの[ソフトウェア]タブ
「インストールソフトウェア名」には,インストールソフトウェア名,バージョンに加えて,ファイル名が登録されている場合は,ファイル名,ファイルサイズ,ファイル日付が表示されます。また,パッケージ識別IDを取得している場合は,パッケージ元属性およびパッケージ識別IDも表示されます。
「インストールソフトウェア名」のアンカーをクリックすると表示される[インストールソフトウェア情報詳細]ダイアログボックスでは,インストールされているソフトウェアのプロダクトID,インストール日およびインベントリ取り込み制御の設定を変更できます。
[インストールソフトウェア情報詳細]ダイアログボックスを次の図に示します。
図10-19 [インストールソフトウェア情報詳細]ダイアログボックス
Microsoft OfficeのプロダクトIDは自動的に登録されますが,それ以外のプロダクトIDは[機器詳細]ダイアログボックスの[ソフトウェア]タブで登録します。
各項目を編集して[更新]ボタンをクリックすると,指定した内容でインストールソフトウェア情報を更新できます。また,[削除]ボタンをクリックすると,インストールソフトウェア情報を削除できます。キャンセルする場合は,[閉じる]ボタンをクリックしてください。
Microsoft Officeに含まれるコンポーネントの情報を参照できます。「プロダクトID」のアンカーをクリックすると,[コンポーネント詳細]ダイアログボックスが表示されて,コンポーネントの情報を参照できます。
なお,コンポーネント情報の追加および削除はできません。
[コンポーネント詳細]ダイアログボックスを次の図に示します。
図10-20 [コンポーネント詳細]ダイアログボックス
UNIXやネットワークに接続されていない機器にインストールされているソフトウェア名を登録できます。
インストールされているソフトウェア名を追加する手順を次に示します。
[インストールソフトウェア情報追加]ダイアログボックスからインストールされているソフトソフトウェア名を追加する流れを次の図に示します。
図10-21 インストールされているソフトウェア名を追加する流れ
インストールされているソフトウェア名を削除するには,削除したいソフトウェアのチェックボックスをオンにして,[削除]ボタンをクリックします。
[機器詳細]ダイアログボックスの[パッチ情報]タブでは,機器に適用されているパッチ情報を参照および追加します。
[機器詳細]ダイアログボックスの[パッチ情報]タブを次の図に示します。
図10-22 [機器詳細]ダイアログボックスの[パッチ情報]タブ
パッチ情報を参照する手順を次に示します。
適用のパッチ情報を追加する手順を次に示します。
[パッチ情報追加]ダイアログボックスからパッチ情報を追加する流れを次の図に示します。
図10-23 適用されているパッチ情報を追加する流れ
[機器詳細]ダイアログボックスの[ウィルス対策]タブは,機器にインストールされているウィルス対策ソフトウェアのウィルス定義情報を参照および追加します。
[機器詳細]ダイアログボックスの[ウィルス対策]タブを次の図に示します。
図10-24 [機器詳細]ダイアログボックスの[ウィルス対策]タブ
ウィルス定義情報を参照する手順を次に示します。
インストールされているウィルス定義情報を追加できます。
ウィルス定義情報を追加する手順を次に示します。
[ウィルス定義情報追加]ダイアログボックスからウィルス対策ソフトウェアを追加する流れを次の図に示します。
図10-25 インストールされているウィルス対策ソフトウェアを追加する流れ
[機器詳細]ダイアログボックスの[インベントリ]タブでは,配布管理システムのデータベースからインベントリ情報を直接参照します。配布管理システムとの接続環境が正しくない場合,および配布管理システムのインベントリ情報と引き当てられていない機器の場合は,表示されません。[機器詳細]ダイアログボックスの[インベントリ]タブを次の図に示します。
図10-26 [機器詳細]ダイアログボックスの[インベントリ]タブ
一覧では,[インベントリ]タブを表示した時点での,配布管理システムのデータベースで管理している最新のインベントリ情報を参照できます。
[機器詳細]ダイアログボックスの[変更履歴]タブでは,移管履歴,機器構成の変更履歴,および機器にインストールされたソフトウェアの変更履歴を参照します。[機器詳細]ダイアログボックスの[変更履歴]タブを次の図に示します。
図10-27 [機器詳細]ダイアログボックスの[変更履歴]タブ
変更履歴を参照する手順を次に示します。
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