JP1/NETM/DM 運用ガイド1 (Windows(R)用)
(1) テンプレートの設定
(2) 出力情報の設定
ファイルの列に出力する項目を設定します。あて先属性,システム情報,インストール済みパッケージ情報,ジョブ実行状況,およびウィルス対策製品テンプレートを選択した場合に表示されます。
システム情報テンプレートの「ディスク詳細情報」と「総ディスク容量」の項目は,複数の項目の総称です。
- ディスク詳細情報
この項目を選択すると,各ドライブの「論理ドライブ」,「デバイス名」,「空き容量」,および「全ディスク容量」の情報が出力されます。この項目を選択し,さらに「ファイルシステム」を選択すると,ディスク詳細情報として「ファイルシステム」も出力されます。
1行に一つのドライブ情報が出力されますので,一つのホストの情報が複数行にわたって出力されることになります。一つのホストを1行で出力したい場合は,この項目をオフにしてください。
- 総ディスク容量
この項目を選択すると,「空き容量合計」と「全ディスク容量合計」が出力されます。「空き容量合計」は,各ドライブの「空き容量」の合計です。「全ディスク容量合計」は,各ドライブの「全ディスク容量」の合計です。
(3) 出力項目の条件設定
ファイルの行に出力する情報の出力条件を設定します。システム情報,インストール済みパッケージ情報,ジョブ実行状況,およびウィルス対策製品テンプレートを選択した場合に表示されます。
図9-1 [CSV出力ユティリティ]ダイアログボックス(出力項目の条件設定)
左端のチェックボックスをオンにしてから,値を設定してください。指定した条件に対して,システム情報およびウィルス対策製品テンプレートではホスト単位,インストール済みパッケージ情報テンプレートではパッケージ単位,ジョブ実行状況テンプレートではジョブ単位に情報が出力されます。
- 項目名
- 比較対象となる項目を設定します。三つまで設定できます。
- 比較条件
- 比較条件を選択します。
- 条件値
- 比較条件にする値を設定します。次の方法で入力してください。
- 複数指定する場合は,値を「,」で区切る。(例:値1,値2,値3,値4)
- 値の範囲を指定する場合は,値を「>」で区切る。(例:値1>値2)
- ワイルドカードには「*」または「?」を使用する。「*」は複数の文字,「?」は1文字を示す。
-
- システム情報テンプレートの次の項目については,「条件値」に数値を入力してください。これらの項目には,比較条件として「ワイルドカード」または「ワイルドカード以外」を指定できません。
- 実メモリ容量(単位:メガバイト)
- CPUクロック数(単位:メガヘルツ)
- プロセッサ数(単位:個)
- 空き容量(単位:メガバイト)
- 全ディスク容量(単位:メガバイト)
- 利用可能ユーザメモリ容量(単位:メガバイト)
- 利用可能システムリソース容量(単位:キロバイト)
- VRAM容量(単位:メガバイト)
- メモリスロットの容量(単位:メガバイト)
- 物理メモリの空き容量(単位:メガバイト)
- 仮想メモリの全容量(単位:メガバイト)
- 仮想メモリの空き容量(単位:メガバイト)
- ページファイルの容量(単位:メガバイト)
- CPU外部クロック数(単位:メガヘルツ)
- ハードディスクの容量(単位:メガバイト)
- ハードディスクのパーティション数(単位:個)
- マウスのボタン数(単位:個)
-
- 次の項目については,「条件値」に日付のフォーマットを使用して入力してください。
- インストール済みパッケージ情報テンプレート
- インストール日時/ソフトウェア検索日時
- ジョブ実行状況テンプレート
- サーバ側実行日時
- サーバ側実行予定日時
- サーバ側実行期限
- サーバ側登録予定日時
- あて先別ジョブ実行日時
- ウィルス対策製品テンプレート
- 日付のフォーマットは,数字だけでYYYYMMDDhhmmです。YYYY(西暦)は必ず入力してください。YYYY(西暦)以外の部分は省略でき,省略した場合は最小値が設定されます。1けたの値を指定する場合は前に0を入れて,けた数をそろえてください。不足したけたがあるとエラーになります。
- 注※
- ウィルス対策製品テンプレートのインストール日付のフォーマットは,数字だけでYYYYMMDDです。日付の指定方法はYYYYMMDDhhmmのフォーマットの場合と同じですが,hhおよびmmの部分を入力するとエラーになります。
- 日時の指定例を次に示します。
- 200
- エラーになる
- 2003
- 2003年1月1日0時0分
- 2003101
- エラーになる
- 20031010
- 2003年10月10日0時0分
- 200301010101
- 2003年1月1日1時1分
- 200312312359
- 2003年12月31日23時59分
- なお,これらに比較条件として「と等しい」,「以外」,「と等しい(複数)」,「ワイルドカード」,「以外(複数)」,または「ワイルドカード以外」を指定することはできません。
-
- 次の項目については,「説明」欄に表示される値を入力してください。これらの項目には,ワイルドカードの使用や範囲指定はできません。
- システム情報テンプレート
- CPUタイプ
- OS
- クライアント
- ドメイン種別
- DHCP
- ウィルス対策製品テンプレート
- 組み合わせ条件
- 複数の条件を設定する場合に,「かつ」か「又は」のどちらかを選択します。意味は次のとおりです。
- かつ
複数の条件のどちらも該当するときに情報を出力します。
- 又は
どちらか一方の条件が該当するときに情報を出力します。
- なお,複数の条件を設定する場合,2列目以降の左端のチェックボックスをオンにしてから,組み合わせ条件を設定してください。
- 説明
- 項目名または比較条件の選択が変更された場合,変更に応じた説明が表示されます。
(4) ホストの出力範囲設定
特定のあて先グループ,ID,またはシステム構成に属するホストだけを出力対象にする場合に設定します。設定しない場合は,すべてのホストが出力対象になります。あて先属性,システム情報,インストール済みパッケージ情報,ユーザ資産情報,レジストリ取得項目,ユーザ管理情報,ソフトウェアインベントリ,Microsoft Office製品,ウィルス対策製品,および起動抑止履歴テンプレートを選択した場合に表示されます。
図9-2 [CSV出力ユティリティ]ダイアログボックス(ホストの出力範囲設定)
- 範囲選択
- 出力対象をあて先グループ,ID,またはシステム構成から選択します。デフォルトはあて先グループです。
- 直接入力
- [ホスト出力範囲の直接指定]ダイアログボックスを表示します。
図9-3 [ホスト出力範囲の直接指定]ダイアログボックス
- 出力するホストをパス(ルート直下からの階層を「\」で区切った形式)で指定できます。リモートインストールマネージャに表示されている名称で指定してください。
- なお,出力対象によって指定するパスの制限が異なります。それぞれのパスの制限を次に示します。
- 出力対象があて先グループの場合
- 次の半角記号は使用できません。
「/」「*」「"」「'」「:」「!」「|」「.」「<」「>」「?」「@」「%」
- 「\」はパスを区切るときだけ使用できます。
- 6階層以下で指定してください。
- 先頭の文字は「,」以外で指定してください。
- 出力対象がIDの場合
- 次の半角記号は使用できません。
「/」「*」「"」「'」「:」「!」「|」「.」「<」「>」「?」「@」「%」
- 「\」はパスを区切るときだけ使用できます。
- 先頭の文字は「,」以外で指定してください。
- 出力対象がシステム構成の場合
- 次の半角記号または半角スペースは使用できません。
「!」「"」「$」「%」「&」「'」「(」「)」「=」「~」「|」「^」「[」「]」「{」「}」「:」「;」「+」「*」「_」「/」「?」「>」「<」「,」「@」「`」「"」
- 「\」はパスを区切るときだけ使用できます。
- 6階層以下で指定してください。
- 先頭の文字は「,」以外で指定してください。
- 参照
- [ホスト範囲選択]ダイアログボックスを表示します。
図9-4 [ホスト範囲選択]ダイアログボックス
- ホストを選択して[追加]ボタンをクリックしてください。
- 削除
- 選択したパスを削除します。
(5) 出力先の設定
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