JP1/NETM/DM 運用ガイド1 (Windows(R)用)

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9.1.1 CSV形式ファイルに出力できる項目

CSV出力ユティリティでは,出力する情報のテンプレートを用意しています。テンプレートごとに,CSV形式ファイルに出力できる項目を次の表に示します。

表9-1 CSV形式ファイルに出力できる項目

テンプレート名 出力項目
あて先属性 ホスト名称,IPアドレス,ホスト識別子,MACアドレス,タイプ,経路,所属グループ1,結果通知の保留,ファイル転送中断2,コメント,登録日時3,作成日時4,更新日時4,インストールパッケージ情報最終更新日時4,システム情報最終更新日時4,ユーザインベントリ情報最終更新日時4,レジストリ情報最終更新日時4,ソフトウェアインベントリ情報最終更新日時4,ソフトウェア稼働情報最終更新日時4,適用済みソフトウェア稼働監視ポリシー5
グループ属性3 グループ名称,所属グループ
ID属性3 ID名称,ID管理中継
パッケージ属性 キャビネット名称,キャビネット識別ID,パッケージ名称,パッケージ識別ID,バージョン,世代番号,パッケージ容量,転送サイズ,登録日,満了日付,パッケージ種別,インストールモード,パッケージ圧縮,暗号化,リストア,再起動指定,処理中ダイアログ表示
パッケージ内容 キャビネット名称,キャビネット識別ID,パッケージ名称,パッケージ識別ID,バージョン,世代番号,ファイル名,サイズ,更新日時
システム情報6 出力項目については,マニュアル「導入・設計ガイド」の「2.2.1 システム情報の取得」を参照してください。ここでは,取得できるシステム情報との差異を示します。
  • 次に示す項目を出力できます。
    ホスト名称,IPアドレス(システム構成のキー項目),ホスト識別子,BitLocker
  • 次に示す項目は出力できません。
    OSファミリー名
  • 出力項目に「ディスク詳細情報」を選択すると,ドライブごとに次の情報が出力されます。
    論理ドライブ,デバイス名(ドライブの種類),空き容量(空きハードディスク容量),全ディスク容量
    なお,出力項目に「ディスク詳細情報」を選択し,さらに「ファイルシステム」を選択すると,ディスク詳細情報として「ファイルシステム」も出力されます。
  • 出力項目に「総ディスク容量」を選択すると,すべてのドライブの合計値として次の情報が出力されます。
    空き容量合計,全ディスク容量合計
ユーザ資産情報 ホスト名称,IPアドレス,ホスト識別子,ユーザ資産情報
インストール済みパッケージ情報6※7 ホスト名称,IPアドレス,ホスト識別子,パッケージ名称,パッケージ識別ID,インストール,新バージョン,新世代番号,旧バージョン,旧世代番号,インストール日時/ソフトウェア検索日時
ジョブ実行状況8 フォルダ名称,ジョブ名称,ジョブ属性,サーバ側実行日時,サーバ側実行予定日時,サーバ側実行期限,サーバ側登録予定日時,ジョブあて先名,ジョブ種別,あて先別ジョブ実行日時,パッケージ名称,パッケージ識別ID,キャビネット識別ID,DM識別コード,バージョン,世代番号,クライアント側インストール日時,リストア3,実行状態,ステータス
レジストリ取得項目6 ホスト名称,IPアドレス,ホスト識別子,項目名称,属性,データ,レジストリパス
ユーザ管理情報4 システム情報9+ユーザインベントリ情報+ディレクトリ情報
ソフトウェアインベントリ4 ホスト名称,IPアドレス,ホスト識別子,ソフトウェア名称,ソフトウェアバージョン,会社名,言語,パス,ファイル名,ファイルバージョン,サイズ,更新日時,検索日時,説明,更新日時(UTC)※10
ライセンス情報4,※11 ソフトウェア名称,ソフトウェアバージョン,台数,所有ライセンス数,警告ライセンス数
Microsoft Office製品※4,6 ホスト名称,IPアドレス,ホスト識別子,ソフトウェア名称,ソフトウェアバージョン,会社名,言語,パス,サイズ,検索日時,インストール日付,プロダクトID,登録会社名,登録所有者名,ソフトウェア識別ID
ウィルス対策製品※4,※6 ホスト名称,IPアドレス,ホスト識別子,ソフトウェア名称,ソフトウェアバージョン,会社名,言語,パス,サイズ,検索日時,インストール日付,登録会社名,登録所有者名,ウィルス検出エンジンバージョン,ウィルス定義ファイルバージョン,ウィルス検出の常駐/非常駐設定,ソフトウェア識別ID
起動抑止履歴 時刻,ホスト名称,IPアドレス,ホスト識別子,ファイル名,ファイルバージョン,言語,ソフトウェア名称,製品のバージョン,実行アカウント,ログオンユーザ
注※1
所属するあて先グループ,およびIDの名称が出力されます。
注※2
JP1/NETM/DM Managerでだけ出力されます。
注※3
JP1/NETM/DM Client(中継システム)でだけ出力される項目,または使用できるテンプレートです。
注※4
JP1/NETM/DM Managerでだけ出力される項目,または使用できるテンプレートです。
注※5
JP1/NETM/DM Managerでだけ出力される項目,または使用できるテンプレートです。また,自動的に「適用済みソフトウェア稼働監視ポリシーバージョン」も出力されます。
注※6
UnicodeのCSV形式ファイルを出力できるテンプレートです。
注※7
JP1/NETM/DM Managerの場合,未適用パッチの情報も含めて出力されます。未適用パッチの情報は,「インストール」項目に「未適用」と出力されます。
注※8
ジョブ実行状況の出力内容の補足説明を次の表に示します。

表9-2 ジョブ実行状況の出力内容の補足説明

出力項目 出力内容
ジョブ属性 フォルダ,通常ジョブ,IDジョブ,または全あて先ジョブのうち,どれかが出力されます。
サーバ側実行日時 配布管理システムでジョブを実行した日時が出力されます。
サーバ側実行予定日時 ジョブ実行時に[スケジュール]パネルの「実行日時」で指定した日時が出力されます。
サーバ側実行期限 ジョブ実行時に[スケジュール]パネルの「実行期限」で指定した日時が出力されます。
サーバ側登録予定日時 ジョブ実行時に[スケジュール]パネルの「登録日時」で指定した日時が出力されます。
あて先別ジョブ実行日時 配布管理システムでジョブを実行した日時が出力されます。
DM識別コード 配布したパッケージがPCでパッケージングしたものなのか(PC資源),WS資源なのかが出力されます。
クライアント側
インストール日時
リモートインストールジョブの場合,パッケージング時の[スケジュール]パネルまたはジョブ実行時の[パッケージ]パネルで指定したインストール日時が出力されます。また,インベントリ情報を取得するジョブの場合は,[実行日時の詳細設定]の「実行日時を設定する」で指定した,クライアント側でジョブを実行する日時が出力されます。
リストア リモートインストールジョブ実行時にリストアを行う設定の場合,「する」が出力されます。
実行状態 ジョブの実行状態が出力されます。ただし,「削除中」は出力されません。
ステータス [ジョブ実行状況]ウィンドウの[ジョブの詳細情報の表示]メニューで表示される,詳細情報の保守コードが出力されます。
注※9
「論理ドライブ」,「デバイス名」,「空き容量」,「全ディスク容量」,および「ファイルシステム」を除くシステム情報が出力されます。
注※10
CSV形式ファイルを出力する配布管理システムでのローカル時間に変換された日時が出力されます。
注※11
所有ライセンス数を超えたソフトウェアは,右端に「**」が付きます。所有ライセンス数以下で警告ライセンス数以上のソフトウェアは,右端に「*」が付きます。